7月16日、出雲市認可保育園理事長会(園山繁会長)による島根県立大学松江キャンパス見学会が開催され、出雲市内の認可保育所の理事長や施設長など38名が参加しました。公立大学法人島根県立大学(山下一也学長)は国際関係学部と地域政策学部の浜田キャンパス、看護栄養学部の出雲キャンパス、人間文化学部と短期大学部の松江キャンパスの3カ所の施設に約2,000人の学生が学んでおり、この日は、松江キャンパスの保育教育学科と短期大学部の保育学科の授業参観や図書館などの施設見学、在学生の意見発表および教職員の皆さんとの意見交換などが行われました。山下学長は「島根県が求める人材の養成が県立大学の使命」と述べ、岩田副学長は「保育現場の皆さんによる大学の授業参観を歓迎する」と挨拶しました。短期大学部の渡邉寛智保育学科長は「80年にわたって実践力を備えた保育者の養成を行なってきた実績があり、多くの学生が県内で保育職として活躍している」、赤坂一念人間文化学部長は「保育教育学部の学生は保育職のみならず小学校や特別支援学校の教員などに就いている」など、教育方針や卒業後の進路などについて説明がありました。保育教育学科と短期大学部保育科の在学生2名がキャンパスライフや卒業後の進路などに関わる意見発表を行った後の意見交換では、「入職後の早期離職」や「就職ガイダンスや求人票の公開時期」、「AIやICTの活用状況」などについて活発なやり取りがありました。

 島根県議会農林水産商工委員会(岩田浩岳委員長)は、7月14日から16日まで広島県福山市の㈱キャステムや愛媛県今治市の㈱しまなみ、香川県高松市の香川県庁、㈱四国総合研究所および岡山県倉敷市の㈱クラビズの5カ所を訪問し、地域経済と若者の定着を支える取り組みに関する実地調査を行いました。㈱キャステムは3Dプリンターを使ったオリジナル商品の鋳造など少ロット多品種の製造方針と若者がフレキシブルに働ける勤務環境の提供により30%を超える女性社員が働いており、20年後に1,000億円企業を目指す「夢構想発表会」などを通じて社員の自由な発想を製品開発に生かす取り組みが社員の勤労意欲を向上と定着に大きな効果を発揮していることが分りました。しまなみ海道の伊予大島や伯方島など3島の道の駅を運営する㈱しまなみは来島海峡の遊覧船や体験型のクルージング、サイクリングなど新しいメニュー提供によって外国人観光客を含む新たな顧客開拓を図る取り組みが展開されていました。瀬戸内海の島々を舞台に2010年から3年ごとに開催されている「瀬戸内国際芸術祭」は約100日間の会期に100万人を超える参観者が17のエリアを船で巡る新しいツーリズム開発の取り組みで、アーティストと地元やサポーターなどと協力して制作した作品群は会期の終了後も地域の元気や誇りを生み出しており、滞在者に提供する多様な食の開発や宿舎の飛躍的な増加が観光消費額を伸張させており、イベントを通じた波及効果の大きさを認識させられました。

7月12日、出雲市の四絡コミュニティセンターで、一般社団法人日本郷土民謡協会の山陰地区連合会(吉川静樹会長)の発会式が開催されました。発足にあたって吉川会長は「山陰地区には安来節をはじめ関の五本松節、貝殻節など素晴らしい民謡がたくさんありますがコロナ禍以降、発表機会や伝承のサークル活動などが減少し、このままでは消えてなくなる恐れがある」とし、3年前に広島県の郷土民謡協会に「島根縁結び会」として加入し、初めて全国大会などに出場して、改めて山陰にある民謡・民舞の素晴らしさを実感した」と設立に至る経過を説明しました。この日は、発会式に続いて11月に埼玉県で開催される「第66回郷土民謡民舞全国大会」の出場権を決める予選会も開催され、個人、団体の唄や尺八、踊りなど、芸達者な愛好家の皆さんの舞台が続きました。翌、13日には島根電工グループ(野津廣一代表)が出雲市斐川町に設置した「自鳴アカデミー訓練センター」の開設式が行われ、電気、水道、通信などの技術習得や施工体験、人材交流などのセンター機能を備えた施設のお披露目がありました。