2月14日、出雲市立国富コミュニティセンターで、昨年秋に島根県と出雲市が島根半島東部地域で実施したニホンジカの生息頭数調査の結果と令和2年度のシカ対策に関す住民説明会が行われました。区画法によるシカの調査は、令和1年の10月16日から11月21日まで、島根半島の北山地域1202㌶で6日間、湖北地域655.3㌶で4日間行われ、北山地域で45頭、湖北地域で8頭が目視されました。これを前年の調査結果と比較すると、北山地域では若干の増、湖北地域では減となりますが、秋のライトセンサスでは異なる調査結果が出ており、北浜地区の塩津、美保、東地区の一畑、鹿園寺などで生息数が増加との見方が示され、1年間の駆除頭数(北山363頭、湖北635頭)を加味して、㈱野生動物保護管理事務所によるベイズ推計を行うと北山で863頭、湖北で1187頭となるとの報告がありました。出席者からは「近年、シカの目撃数は着実に減少していると感じるが、山中の被害木は放置されたままで、山林の荒廃は進行しており、高齢化による地域の担い手不足は深刻さを増している」などの意見がありました。県、市の担当者は「今年度からは、森林環境譲与税の交付措置もあり、山林環境整備の予算確保を図るとともに、新年度も引き続き徹底駆除を継続する」と述べ、出雲市からは、鳥獣対策の窓口を本庁森林整備課へ一元化する方針が示されました。
2月13日、広島市からの帰路に耳にした島根県発のニュース2題はとてもショッキングなものでした。1つ目は、2月3日に松江市東朝日町の「松江認定こども園」で、節分の豆まき行事に参加していた4才の園児が、豆をのどに詰まらせて窒息死していたことで、子ども達にとって、楽しいはずの節分の豆まきが痛ましい結果となったことはとても悲しく、保護者や家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。ただ、死亡事故の事実が監督官庁に報告されていたに もかかわらず公表されず、注意喚起が行われたのは事故から5日後との報道に唖 然とした刹那、一昨年の西日本豪雨で48棟が全壊、119棟が半壊した江津市で、被害家屋の解体について国の補助制度が周知されず被災者が自費負担していたことが判明したとされ、1年が経過したいまになっての原因が「担当者の認識不足」とのニュース報道には開いた口が塞がらない思いであり、同時に、多くの人は「事実の隠蔽」と感じたに相違ないと感じます。社会で起こった様々な事象が瞬時にネット配信され、行政情報の検索がリアルタイムで可能となっている現代社会において、事実の隠蔽や担当者の思い違いといった対処が不信の連鎖・拡大となることを肝に銘ずべきです。
2月4日は二十四節気の「立春」。『暦便覧』に「春の気立つを以って也」とありますが、今年の立春には梅や桃の花芽が大きく膨らんでいるのが見られ、まさに「春」を感じましたが、予報では、上空の強い寒気が日本列島に流入するため、当分は日本海側を中心に荒れ模様で、本格的な春を感じるのはしばらく先のことになりそうです。ところで、2月5日、厚生労働省は、中国から来日した30代女性と50代男性、チャーター機で中国・武漢市から帰国した50代女性の男女3人について、新型コロナウイルスの感染を確認したと発表しました。いずれも検査でいったんは陰性と判断されながら、再検査で陽性反応が出たもので、国内で確認された感染者は23人となりました。また、横浜港に停泊中のダイヤモンドプリンセス号の乗員乗客3700人のウイルス感染が確認され、100人以上に咳や発熱の症状があるとの報道もあります。今のところ、症状がなく、ウイルス検査で陽性の者は帰宅させるとの方針が示されていますが、大きな豪華客船とはいえ、閉鎖空間でウイルス感染が確認された多くの「濃厚接触者」を一定期間隔離することなく、そのまま帰宅させることが適切なのかは疑問で、ウイルスの全国拡散となる可能性をなくしてからの着岸が賢明と思われます。