2月13日、広島市からの帰路に耳にした島根県発のニュース2題はとてもショッキングなものでした。1つ目は、2月3日に松江市東朝日町の「松江認定こども園」で、節分の豆まき行事に参加していた4才の園児が、豆をのどに詰まらせて窒息死していたことで、子ども達にとって、楽しいはずの節分の豆まきが痛ましい結果となったことはとても悲しく、保護者や家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。ただ、死亡事故の事実が監督官庁に報告されていたに もかかわらず公表されず、注意喚起が行われたのは事故から5日後との報道に唖然とした刹那、一昨年の西日本豪雨で48棟が全壊、119棟が半壊した江津市で、被害家屋の解体について国の補助制度が周知されず被災者が自費負担していたことが判明したとされ、1年が経過したいまになっての原因が「担当者の認識不足」とのニュース報道には開いた口が塞がらない思いであり、同時に、多くの人は「事実の隠蔽」と感じたに相違ないと感じます。社会で起こった様々な事象が瞬時にネット配信され、行政情報の検索がリアルタイムで可能となっている現代社会において、事実の隠蔽や担当者の思い違いといった対処が不信の連鎖・拡大となることを肝に銘ずべきです。