3月22日、出雲市平田町の平田保育所で病児·病後児保育施設「ほほえみ館」と学童保育施設「のびのび児童クラブ」の竣工式が行われました。「ほほえみ館」は、定員6人で、予め利用者登録をした保育所や幼稚園、小学校に通う児童が、急な発熱や病気に罹患した場合、医師の診断後に保護者に代わって保育士や看護師が見守りする施設で、急性期の休養スペース(3室)と保育室が用意されています。「のびのび児童クラブは」小学校に通学し、保護者が日中に不在となる児童が放課後を過ごす施設で、学習室に加え多目的で使えるホールや静養·読書スペース、ホワイエなどが設置され、定員は40人となっています。この日の式典で社会福祉法人平田保育会の園山繁会長は、「保育をめぐる社会的ニーズの変化に対応するため、平成29年度に出雲市に事業申請を行い、平成30年度の補正予算で厚生労働省の事業採択を受けて、令和元年9月の出雲市議会で議決をいただいた。10月に着工から数えて与えられた時間はわずか6ヶ月だったが、出雲市の適切かつ迅速な事務対応と施工業者の尽力で年度内に竣工し、新しい年度(令和2年度)から事業開始となることに心から感謝する」と式辞を述べました。丸山知事は、来賓挨拶で「就労する保護者の子育て支援は島根県の最重要施策で、社会的ニーズに応える2つの施設開設は、誠に時宜を得たものと評価している」とし、長岡出雲市長は、「木の香が優しく、明るい施設は、子ども達がすくすく、のびのびと育つ環境にふさわしいと感じる」と述べ、出雲市議会の福島文教厚生委員長も祝辞を述べました。新型コロナウィルスの感染拡大が報じられ、様々な懸念はありましたが、木漏れ日の差す日和の中で、予定通りの式典の開催に安堵しました。
3月17日、島根県議会は本会議(最終日)が行われ、知事提出議案77件と請願3件および「島根創生計画」と「子育て支援施策に関わる知事方針」が採決され、いずれも常任委員長報告、特別委員長報告を了承しました。この日の本会議では3月21日に任期満了となる藤原孝行副知事の後任に島根県立大学の松尾副理事長を充てる人事案件に同意したほか、今春(5月31日)、島根県大田市の国立公園三瓶山で全国植樹祭が開催されることに因み、従来、「農水商工委員会」としていた県議会の常任委員会を令和2年4月1日から「農林水産商工委員会」と改称することや「国に、選挙における障がいを有する人や高齢者など支援や配慮を要する有権者に対する公報や投票のあり方に善処を求める意見書」など議員提出議案2件が全会一致で可決されました。新型コロナウィルスの感染拡大による社会的·経済的な影響が世界的規模となり、東京五輪の開催にも黄信号が点滅しています。本県も天皇·皇后両陛下をお迎えする全国植樹祭開催の可否が気にかかるところであり、1日も早い感染終息と社会的·経済的混乱の収束を願うばかりですが、国には「自粛」を求めるのではなく、特別立法による「強制的な行為制限」によって国が所要の損失補償を行うぐらいの迅速かつ強力な対策を求めます。
3月11日、第92回選抜高等学校野球大会(センバツ)を主催する毎日新聞社と日本高等学校野球連盟は、臨時の運営委員会を開催し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月19日から阪神甲子園球場で行われる予定のセンバツの中止を決めました。大正13年に始まったセンバツは太平洋戦争下の昭和17年から21年までの中断はありますが、東日本大震災の折にも開催されており、開催中止は初めてとのことです。3月4日に開催された運営委員会では、無観客試合を前提にした実施を検討するとして、参加校に準備をするよう指示しましたが、プロ野球がシーズン開幕の延期を決定し、安倍首相が当初2週間としていた大規模イベントなどの中止や延期を3月10日から10日間程度延長するよう要請したことからの判断と思われます。小生も、開校100年、野球部創立70年にして、21世紀枠での初出場が決まり、甲子園で活躍する島根県立平田高校球児の勇姿を心待ちにしていた1人ですが、平校ナインや関係者の皆さんの心中を思うと胸が痛みます。「応援していただいている地域の皆さんに甲子園で校歌を歌って感謝の気持ちを伝えたかった」とする保科主将のコメントがありましたが、平田高校が『全国の高校野球部から選ばれた代表』という事実は消えることのない勲章であり、『夏の甲子園での勇姿を』と願っています。