3月17日、島根県議会は本会議(最終日)が行われ、知事提出議案77件と請願3件および「島根創生計画」と「子育て支援施策に関わる知事方針」が採決され、いずれも常任委員長報告、特別委員長報告を了承しました。この日の本会議では3月21日に任期満了となる藤原孝行副知事の後任に島根県立大学の松尾副理事長を充てる人事案件に同意したほか、今春(5月31日)、島根県大田市の国立公園三瓶山で全国植樹祭が開催されることに因み、従来、「農水商工委員会」としていた県議会の常任委員会を令和2年4月1日から「農林水産商工委員会」と改称することや「国に、選挙における障がいを有する人や高齢者など支援や配慮を要する有権者に対する公報や投票のあり方に善処を求める意見書」など議員提出議案2件が全会一致で可決されました。新型コロナウィルスの感染拡大による社会的·経済的な影響が世界的規模となり、東京五輪の開催にも黄信号が点滅しています。本県も天皇·皇后両陛下をお迎えする全国植樹祭開催の可否が気にかかるところであり、1日も早い感染終息と社会的·経済的混乱の収束を願うばかりですが、国には「自粛」を求めるのではなく、特別立法による「強制的な行為制限」によって国が所要の損失補償を行うぐらいの迅速かつ強力な対策を求めます。