3月11日、第92回選抜高等学校野球大会(センバツ)を主催する毎日新聞社と日本高等学校野球連盟は、臨時の運営委員会を開催し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月19日から阪神甲子園球場で行われる予定のセンバツの中止を決めました。大正13年に始まったセンバツは太平洋戦争下の昭和17年から21年までの中断はありますが、東日本大震災の折にも開催されており、開催中止は初めてとのことです。3月4日に開催された運営委員会では、無観客試合を前提にした実施を検討するとして、参加校に準備をするよう指示しましたが、プロ野球がシーズン開幕の延期を決定し、安倍首相が当初2週間としていた大規模イベントなどの中止や延期を3月10日から10日間程度延長するよう要請したことからの判断と思われます。小生も、開校100年、野球部創立70年にして、21世紀枠での初出場が決まり、甲子園で活躍する島根県立平田高校球児の勇姿を心待ちにしていた1人ですが、平校ナインや関係者の皆さんの心中を思うと胸が痛みます。「応援していただいている地域の皆さんに甲子園で校歌を歌って感謝の気持ちを伝えたかった」とする保科主将のコメントがありましたが、平田高校が『全国の高校野球部から選ばれた代表』という事実は消えることのない勲章であり、『夏の甲子園での勇姿を』と願っています。