公明党は1999年10月に小渕内閣の政権与党となって以降、民主党政権となった2009年9月から2012年12月までの3年4ヶ月を除いて自由民主党(自民党)と連立政権を構成し、国政の枢要な役割を担っていただきました。一昨日、国会内で開催された高市自民党総裁と斉藤公明党代表との政策協議が決裂し、26年間に亘る自公連立が幕を閉じることとなったことは慙愧に堪えないところですが、今日までの国政への貢献に満腔の謝意を表したいと思います。さて、自民党は2024年10月の第50回衆議院議員総選挙に続いて2025年7月の第27回参議院議員通常選挙でも大きく敗北し、衆参両院で過半数を失ったことで政権運営の主導権を得ることが難しい状況です。政権を構成しても予算や法律は言うに及ばず政府機関の委員や最高裁判所裁判官の任免など、複数の政党の合意がなければ1本の議案も成立しませんから、連立あるいは閣外協力のかたちで特定の政党と常に政策協議ができる体制を構築する必要があります。参議院選挙の投票から間もなく3カ月となりますが、国政の現状は物価高騰や最低賃金、トランプ関税をはじめ中東やパレスチナの紛争対応など、山積する課題が置きざりになっており、政治の停滞は深刻かつ明白です。自民党には国政の第1党として引き続き国政を担う意思を表明し、早急に各党に政権協議を呼びかけ、しっかりとその責任を果たしていただきたいと思います。

 

 10月9日、島根県議会9月定例会は本会議(最終日)が行われ、島根半島地域の強靭化対策などを盛り込んだ令和7年度島根県一般会計補正予算(第3号)など24議案と請願1件、島根県教育委員会委員と島根県土地利用審査会委員の任命など人事案件2件および「賃金・社会保険料負担の増加を乗り切るための中小企業支援の抜本的拡充 を求める意見書」を議了しました。丸山知事は「自由民主党の新総裁選出に伴う国政の動向を注視している」と述べましたが、物価高騰や最低賃金改定などに対応する国の予算措置がなく、ほとんどの自治体で取り組むべき施策の財源がないため、相応の補正予算が編成できない状況が生じたことは国政の責任放棄であり、政権与党による政治空白の長期化は極めて遺憾とするところです。ところで、この日の夕刻、出雲市内のホテルで、元衆議院議員でTV番組のコメンテイターを務める杉村太蔵さんの時局講演会が開催されました。杉村さんは筑波大学中退後に外資系の証券会社勤務を経て、郵政解散時の公募で比例南関東ブロックの自民党候補となり、26歳の最年少で衆議院議員に初当選した折の「料亭に行ってみたい」として話題となりました。1期4年で国政から退出した後にTV番組のレギュラーとなり、時事評論家としての地位を確立された杉村氏の話術は巧みで、威儀正しい所作とともに「空腹は短気の基」「信頼を得るには瞬時の対応」「時流を読むコツは政府の骨太方針にある」とするコメントが耳に残りました。

 10月6日、島根県議会は地方創生・行財政改革調査特別委員会(中島謙二委員長)が開催され、令和6年度の施策評価や中期財政計画などについて説明を受けました。意見交換では、令和6年度は第1期の島根創生計画の最終年度となっていることもあり、目標値に掲げたKPIの達成状況と令和7年度からの第2期計画に設定する目標値などに関わる質疑があり、条例に定める島根県が出資する団体等の経営評価報告から島根県立大学と島根県信用保証協会が除外されていることを疑問視する意見がありました。また、10月7日には一畑電車㈱(谷口学代表取締役)の松江しんじ湖温泉駅で新型車両出発式が行われ、金子修久国土交通省中国運輸局長や石原恵理子島根県副知事などによるテープカットに続いて一畑電鉄㈱が運営する「キッズいちばた保育園」の年長児童の「出発進行」の掛け声を合図に松江しんじ湖温泉駅から松江イングリッシュガーデン駅を往復するデモ運行が行われました。本年3月に導入された8001号車の車体はNHKドラマの「ばけばけ」をモチーフにした装丁となっていますが、この日にお披露目された8002号車には一畑電車と友好協定を締結する台湾の国営台湾鉄路股份有限公司(台鉄)と相互車両ラッピングによって台湾の景勝地などのイラストがプリントされており、10月22日からは島根県の名勝、景勝地のイラスト車両が台湾平渓線で運行されるとのことです。