10月3日、島根県議会9月定例県議会は決算特別委員会の分科会が開催され、令和5年度の一般会計と特別会計の決算に関わる事項についてについて常任委員会の所管事項別に設置された4つの分科会で審査が行われました。第2分科会(岩田浩岳主査)では、労働委員会、農林水産部、商工労働部病の関係分について「主要な施策の実施説明書」と「政策評価調書」に基づいて詳しい説明を受け、質疑を行いました。また、この日の夕刻からは、出雲市立平田文化館プラタナスホールで恒例の「県政を語る夕べ」が開催され、380名の参加者が園山繁島根県議会議員の時局講演をはじめ出雲市長の市政トークや市議会の状況報告を聴講しました。時局講演で、園山議員は「島根に暮らす人たちの生活費は東京と比べて本当に安いのか」と問題提起し、「圧倒的な賃金や社会インフラの格差は政治の力でしか埋めることはできない」とし、「皆んなで声を上げていかないと状況は変わらない」と述べました。飯塚出雲市長は「DXやGXの向上に取り組み、『出雲力』をブラッシュアップして、若者の定住促進を目指す」などと述べました。講演会の終了 後は、交流会が開催され、異業種、多世代の参加者が和やかに意見交換を行いました。
9月30日、島根県議会9月定例会は本会議が開催され、議員提出議案の「防災・減災、国土強靱化を含む地方の社会資本整備の推進を求める意見書」が上程され、賛成多数で可決され、「令和7年度島根県一般会計補正予算(第3号)」など予算案(17件)と「使用料及び手数料の額の改定等に関する条例」など条例案(3件)および「県の行う建設事業に対する市町村の負担について」など一般事件案(4件)を所管の常任委員会に審査付託しました。本会議終了後に開催された決算特別委員会では、令和6年度の企業局および県立病院の事業会計決算と一般会計および特別会計決算の概要説明と監査委員からの意見聴取などが行われました。質疑では、病院会計で大幅赤字の計上に関わる事項について「病床の見直し」や「病病・病診連携の促進」「診療報酬改定の働きかけ」「控除対象外消費税」などについて指摘がありました。ところで、9月29日、JDR(特定非営利活動法人全国災害復興活動支援機構;坂根直樹理事長)の「歯ブラシバンク」の活動に対し、丸山島根県知事から感謝状が贈呈されました。JDRは日本各地の災害支援や復興にあたる消防や警察、自衛隊、医療関係者などの活動を顕彰・広報している団体ですが、災害の避難所に歯ブラシの備蓄がされていないことが分かり、出雲市在住の歯科医師・恒松克己さんの呼びかけで「歯ブラシバンク」を創設し、能登半島被災地に竹歯ブラシ7,000本を送付したことを皮切りに島根県や万博開催地の大阪市に10,000本を寄託するなど、被災地での歯科口腔衛生の必要性啓発に取り組まれています。いまは島根県で始まった小さな取り組みですが、波紋となって全国に拡大する日がくることを願っています。
9月29日、島根県議会9月定例会は本会議が開催され、一般質問(一問一答方式・2日目)が行われました。この日は、福井竜夫議員、坪内涼二議員(自民党議員連盟)、森山裕介議員、河内大輔議員(民主県民クラブ)、岸道三議員(民主県民クラブ)の5人が質疑を行いました。福井議員は、「ネーミングライツ」「避難所の環境」「公共交通機関の定時性」「中小・小規模事業者の支援」などについて、坪内議員は、「中学生の県外進学」「江津拠点工業団地の3期造成」「林野火災」などについて、森山議員は、「高校無償化」「企業誘致」「産前産後ケア」などについて、河内議員は、「太陽光発電の導入」「子どもの権利条例」などについて、岸議員は、「コメ問題」「災害薬事コーディネイター」などについて、知事、関係部局長、教育長、企業局長および会計管理者の見解を質しました。丸山知事は、コメ政策について「近年のコメ価格の問題で水田営農に関わる農政の評価を脇に置いた拙速・短兵急な見直しは疑問」と述べました。森山会計管理者は、ネーミングライツについて「県有公用車65台のうち22台に1か月3,000円の有料広告をラッピング」とし、伊藤防災部長は、林野火災について「令和4年度37件、5年度34、6年度28、7年は8月末で33件、原因は焚火が32.6%」、木次地域振興部長は、JRについて「倒木など警報発令時の危険回避を除いた運休が40%」、周山健康福祉部長は、子ども条例について「全国で81自治体、県内では邑南町が制定済み」、山本農林水産部長は、コメの作柄について「主食用米は16,100ha(△400ha)多用途米117ha(▲83ha)飼料用米453ha(▲282ha)で、令和7年産の作況は例年並み」、野津教育長は、県外高校への進学について「令和3年度163人、4年度158人、5年度202人、6年度217人、主たる理由は部活や学習レベル」などと答弁しました。