9月30日、島根県議会9月定例会は総務、文教厚生、農林水産商工、建設環境の4つの常任委員会が開催されました。農林水産商工委員会(田中明美委員長)では、「令和3年度島根県一般会計補正予算(第6号)」など予算案4件と「県の行う建設事業に対する市町村の負担について」や「専決予算の承認」など8件の審査および所管事項調査を行いました。議案に関わる質疑では、「米価の大幅引き下げに伴う支援について」や「コロナ禍での飲食店事業継続特別給付金について」「7月の大雨と8月の台風災害の状況について」などがあり、特別給付金については、9月22日時点での申請は814件(店舗数920)で、給付決定は621件、4億3,500万円に留まっており、当初見込みの20%強であることなどから、給付条件を一部見直しするとともに、飲食店以外の業種を給付対象にした新たな支援の実施を追加する提案がされました。所管事項調査では、木次線のトロッコ列車について「トロッコ列車の存続を基本線に『あめつち』などの観光列車の運行も検討に加えるべき」とする意見やGAP認証について「もっと有利販売のツールとして活用すべき」、コメ対策について「販売努力も大切だが、保育所の『おやつ』に提供するなど、根本的な需要拡大を図るべき」、JFしまねについて「業務改善命令による強硬手段のみならず、第三者による『斡旋』や『仲裁』など硬軟織り交ぜた対応も考慮すべきでは」との意見がありました。また、田中委員長は米価の大幅下落の救済について政府に所要の救済対策を求める意見書提出を発議し、最終日の本会議に上程することが了承されました。
9月29日、東京・新高輪プリンスホテルで菅義偉総裁の後任を選出する自民党総裁選挙の投・開票が行われ、岸田文雄衆議院議員が第27代の総裁に選出されました。今回の総裁選挙は、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4人が立候補し、党員・党友投票を自民党所属の国会議員数と同数(382票)でドント式により比例配分し、国会議員の投票を加えた総数の過半数を得た候補者を当選人とする方式で行われました。党員・党友投票は、有権者1,104,336人(投票者数762,004人)の投票率は69.00%で、各候補の得票数(配分票数)は、河野335,046(169)、岸田219,338(110)、高市147,764(74)、野田57,927(29)で、国会議員票を加えた得票は、河野255票,岸田256票、高市188票、野田63票となり、いずれも過半数に達しないため、規定により河野、岸田の上位2人による決選投票となりました。決選投票は、党員・党友の票は47都道府県の上位者に1票ずつ割り当てられた地方票に、国会議員票を加えた得票の多い者を当選人とする方式で行われ、有効投票数427票(うち地方票47)中、岸田257(8)票、河野170(39)票の結果となり、岸田議員が当選しました。島根県連では、前日に締め切られた党員・党友投票(有権者数12,372人(投票総数9,108)、投票率は73.62%)について、午前10時から松江市内のホテルで開票され、河野3,733、岸田3,838、高市1,169、野田348の結果となり、決選投票では岸田候補に1票が割り当てられました。新総裁の決定後、県連事務局で記者会見した絲原幹事長は「岸田新総裁には地方の声をしっかりと聞き、変革を求めた党員の声に配慮をしつつ、安定した政権運営を期待する」と述べました。
9月28日、島根県議会9月定例会は本会議が開催され、一問一答質問(3日目)が行われました。この日は加藤勇議員、田中明美議員(自民党議員連盟)、岩田浩岳議員(民主県民クラブ)、遠藤力一議員(公明党)の4人が質疑を行いました。加藤議員は「島根創生計画」「高齢者の投票」などについて、田中明美議員は「教職員の性暴力防止」「コロナ対策」などについて、岩田議員は「コロナ対策」「ワクチン接種」「道路情報」「スーパーシティ構想」などについて、遠藤議員は「豪雨災害」「コロナ対策」「夜間中学の設置」などについて知事や関係部局長、教育長および選挙管理委員長の見解を質しました。丸山知事は、島根創生について「地域社会が守り育ててきた温かみのある人間らしい島根ならではの暮らしが大都会とは明確な違いがあることを積極的・継続的に発信する」とし、コロナの5類指定について「現状での変更は行政の失敗例となり、禍根を残すばかりで、ワクチン接種の定着と経口治療薬の開発まで変更すべきではない」と述べました。藤井地域振興部長は、携帯不感知地域解消について「県内の居住地域については令和4年末までに解消の見込み」とし、小村健康福祉部長は、高齢者の状況について「令和2年度末で県内の65歳以上は229,237人で57,000人程度(1/4)が就業しており、介護が必要な人は48,166人(要支援12,765人、要介護35,401人)」、野津教育長は、夜間中核について「宍道高校の通信制・定時制でしっかりと学び直しの対応がされている」、井田土木部長は、道路情報について「高規格道、国道、県道の道理情報について一元的な情報提供を検討する」と答弁しました。