9月29日、東京・新高輪プリンスホテルで菅義偉総裁の後任を選出する自民党総裁選挙の投・開票が行われ、岸田文雄衆議院議員が第27代の総裁に選出されました。今回の総裁選挙は、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4人が立候補し、党員・党友投票を自民党所属の国会議員数と同数(382票)でドント式により比例配分し、国会議員の投票を加えた総数の過半数を得た候補者を当選人とする方式で行われました。党員・党友投票は、有権者1,104,336人(投票者数762,004人)の投票率は69.00%で、各候補の得票数(配分票数)は、河野335,046(169)、岸田219,338(110)、高市147,764(74)、野田57,927(29)で、国会議員票を加えた得票は、河野255票,岸田256票、高市188票、野田63票となり、いずれも過半数に達しないため、規定により河野、岸田の上位2人による決選投票となりました。決選投票は、党員・党友の票は47都道府県の上位者に1票ずつ割り当てられた地方票に、国会議員票を加えた得票の多い者を当選人とする方式で行われ、有効投票数427票(うち地方票47)中、岸田257(8)票、河野170(39)票の結果となり、岸田議員が当選しました。島根県連では、前日に締め切られた党員・党友投票(有権者数12,372人(投票総数9,108)、投票率は73.62%)について、午前10時から松江市内のホテルで開票され、河野3,733、岸田3,838、高市1,169、野田348の結果となり、決選投票では岸田候補に1票が割り当てられました。新総裁の決定後、県連事務局で記者会見した絲原幹事長は「岸田新総裁には地方の声をしっかりと聞き、変革を求めた党員の声に配慮をしつつ、安定した政権運営を期待する」と述べました。