8月23日、温泉ゆらりで、令和7年度自民党平田支部定期総会が開催されました。西村亮幹事長は、党情報告で「国政の状況は自民党・公明党の与党が、昨秋の衆議院選、今夏の参議院選でともに敗北し、衆議院・参議院の過半数を失うという極めて厳しい状況となっており、早急に連立の組み換えによって国政に責任を持つ体制の構築を図らなければならない」とし、「国民民主党や参政党など、新興勢力の台頭は、自民党が若年世代の不満を吸収できていない証左で、SNSなど双方向の政策広報や意見聴取の取り組み強化が課題」と述べました。国政報告では、高見康裕衆議院議員は「衆、参の選挙結果から自民党の政策展開に国民の理解が得られていないことが明白となっており、秋の臨時国会に向けしっかりと『地方重視』の政策の練り上げをする」、舞立昇治参議院議員は「参院選の総括を行った上で、党の再建に向けた組織の在り方を議論し、国政の推進に一番相応しい体制を構築する」、出川桃子参議院議員は「11人の新人議員で『士の会』を発足させ、しっかりと政策研究を行う決意をした」などと述べました。議事では、令和6年決算や幹事長代行に福田実、政調会長・青年局次長に吉岡拓也、女性局長に湯淺万里子、事務局次長に三原真吾の各氏を新任する人事案、県連幹事長の臨時総裁選に関わる意見照会について支部長一任とすることなどを承認しました。また、第61回県連大会で小田川康一郎、土江良明の両氏が優秀党員として、平田支部が優秀組織として、それぞれ会長表彰されたことが報告されました。
8月18日、島根地方最低賃金審議会(会長・藤本晴久島根大准教授)は2025年度の島根県最低賃金について現行の962円から71円引き上げて1033円とするよう島根労働局に答申しました。これは国の中央最低賃金審議会が示した目安より8円高く、過去最大の上げ幅で、雇用主は雇用条件で最低賃金を下回る賃金にならないよう準備する必要があり、急激な賃上げとなる事情を考慮して適用時期を1カ月程度延期するよう付言されています。2025年度の地域別最低賃金改定については、8月4日に開催された第71回中央最低賃金審議会で改定額の目安について都道府県の経済実態に応じ、全都道府県をABCの3ランクに分けて、Aランク63円、Bランク63円、Cランク64円とし、全国の加重平均では1,118円、引上げ率は6.0%(昨年度5.1%)とされており、2020年の901円からは20%以上引き上げされることとなります。とりわけ、中小零細企業の多い県内事業者にとってわずか3カ月の期間に7%を超える労務費の引き上げをすることは容易ではなく、コロナ禍に対応するための特別融資の返済が始まっていることを考え合わせると、相当な行政支援がなければ事業の停止に追い込まれる事態も想起されるところであり、早急な対応が必要です。急速に拡大している世界経済の中で日本経済を伸長させるために一定のインフレ基調が必要であることは論を俟たないところであり、給与・賃金環境改善はその前提となりますが、中小・零細企業に対する生産性向上や経費圧縮に資する投資支援は極めて不十分で、医療や福祉分野でも多くが採算割れとなっています。政府は、ロードマップを示さないまま時給1,500円の目標を掲げて短兵急に賃金や社会保険制度を改定する方針を示していますが、現場の実態を顧慮しないままの取り組みに反発は増嵩しており、こうしたことが与党の退潮に拍車をかけていることは紛れもない事実です。
8月15日は、日本がポツダム宣言を受け入れ、無条件降伏して太平洋戦争(大東亜戦争)が終結したことに因み、「終戦の日」として日本政府主催の全国戦没者追悼式を行い、天皇陛下がお言葉を述べ、国民が均しく黙祷する日とされています。日本は西南の役以降の戦争で犠牲となった人を英霊として顕彰し、靖国神社に祀ってきましたが、神道形式による祭祀や極東軍事裁判でA級戦犯とされた者の合祀が問題とされています。戦争終結から80年が経過してなお、犠牲となった先人を慰霊する祭祀や拝礼の行為が問題行動であるかのごとき報道をされる様は異常で、誰はばかることなく、国家に殉じた英霊顕彰を行うことができるよう、政府は問題とされる要素を取り除く努力をすべきだと思います。小生の父はフィリピンで敗戦を迎え、1年近い抑留後に復員したと聞いていますが、戦後の復興を支えた世代の皆さんは一様に戦陣に散華した肉親や友人の分まで社会に尽くすという意識が強かったように感じます。「自己中心ではない、周りと協調することを潔しとする気風」こそ、日本社会が伝えてきた民族の誇りだと思うのですが、詐欺や闇バイトによる凶悪事件の多発や国際紛争、軍事増強、トランプ関税などの世情を見るにつけ、だんだんとそうした意識が薄くなってきていることを危惧します。