4月15日、衆議院和歌山1区の補欠選挙に出馬している自民党の門博文候補の応援のため和歌山市の雑賀崎漁港に出向いた岸田文雄首相に24歳の青年が鉄パイプ爆弾を投げつけた事件は、昨年7月の安倍晋三元首相の暗殺を彷彿させましたが、民主主義の根幹である選挙での1丁目1番地となる政見を述べる街頭演説の最中の言論妨害となる凶行は断じて許すことができない仕儀です。幸いにも、異変を察知した一般男性の機敏な行動もあって、犯人は威力業務妨害の容疑で現行犯逮捕され、ケガ人などはなかったようですが、G7広島サミットを前に、要人警護のあり方が問われる事態は、日本の治安を所管する警察組織のダメージとなることを懸念するところです。日本社会では、選挙運動で候補者のみならず応援弁士が街頭演説や握手など有権者の皆さんと至近距離で接することは日常ですが、それは社会の安全度が高いということの裏返しであり、相次ぐ要人の襲撃事件発生は、「日本社会にテロはない」という意識から、「無差別テロの対応を含む雑踏警備を強化すべき」となる可能性があり、取り締まりによる安全性の確保は道徳や倫理が支配してきた「日本社会の鷹揚さ」を消失させかねない深刻な事態だと思います。
4月9日、第20回統一地方選挙の前半となる道府県知事選挙および政令指定都市の市長、道府県議会議員選挙の投・開票が行われ、島根県知事選挙では現職の丸山達也知事が2回目の当選を決め、園山繁議員は出雲市選挙区で8,898票を得て、9人中第4位で6回目の当選を果たすことができました。今回の選挙は、何と言っても全県で『世代交代』の強い風が吹いたことが特徴で、選挙となった地域での当選した顔ぶれを見ると20代から40代の若い候補者の躍進が目立ちます。小生にとっては、旧平田市の市議会議員選挙から通算して9回目の選挙となり、従前通り130回余の辻立ち(街頭演説)を行い、約4,000人の皆さんを前に政見を述べましたが、中山間地域や海岸地域では過疎・高齢化が著しく、地域の疲弊が進行している様が見て取れる一方で、美しい海岸線を活用したグランピング施設や豊かな森林資源を活用した新事業の起業の現場を目の当たりにし、厳しい中にあっても新しい息吹が芽生えていることもわかりました。ただ、広い出雲市内に車を走らせていると、山間地域や海岸地域のあちこちで携帯電話の電波が途切れてしまい、用務の伝達に苦労する場面が複数回生じたことは、スマホが『緊急事態』に全く対応できないツールとなる可能性があり、一日も早い「携帯電話(スマホ)の不感知地域解消」を急ぐ必要があることを痛感しました。いずれにせよ、現任期は令和5年4月29日で終了し、4月30日から新しい任期が始まります。政府は、連休明けからウィズコロナに舵を切るとしており、島根県では時間が止まった3年間を取り戻すべく、再び『島根創生』の旗を掲げて、人口減少に抗う取組みを伸展させ、少子化の流れを食い止める政策の遂行に努力をしたいと思います。
令和5年度がスタートしました。今年は4月1日が土曜日のため、就職や進学をする人の多くは4月3日からとなるケースが多いと思われます。新しい職場や学校での新しい歩みが始まる皆さんには、「『千里の道も一歩から』で、焦らず、一歩一歩着実な歩みを進めてほしい」と思います。人には均しく1日24時間の時間を持っていますが、事を為すには「時間をフルに使うこと」が大事です。今日やるべきことをきちんとすることは、明日の24時間を確保することにつながり、やり残すと明日の時間が減ってしまします。可能性を拡げるには「できない」を消し、「どうすれば」を考えることです。若い人たちは失敗や結果を懼れず、勇気をもって新しいことにチャレンジしてほしいと思います。さて、少子化対策や子育て支援、いじめなど複数省庁にまたがっていた子ども 政策の司令塔となる「こども家庭庁」がスタートします。省庁の縦割り打破を掲げ、対応の是正を求める「勧告権」が付与して、総合調整機能を発揮できる仕組みとなる行政組織の設置によって厚生労働省や内閣府、文部科学省に分かれていた政策の一元化が実現することを期待します。