1月9日は「成人の日」。昨年4月に改正民法が施行され、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、全国の約112万人が令和4年度中に大人の仲間入りをすることになります。18歳を成人年齢とした理由は、少子高齢化が進む中、若い人に早く社会的な役割を果たしてもらおうとの考えのようですが、祝日法で「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」と規定されている成人の日は、ほとんどの対象者が高校在学中で、自治体主催の成人式などの式典は、大学や上級学校の受験と重なることなどを理由に、18歳を対象とせず、20歳を対象とする従前の例が踏襲される例が多いようです。つまり、法律上の成人年齢を引き下げ、参政権や民法上の位置づけを短兵急に変更したものの、18歳の若者を取り巻く社会的な位置づけが大きく変わっているとは言い難く、今後は社会が若年成人の感性を引き出せる環境を整えていくことが必要だと思います。ともあれ、新成人の皆さんや20歳になった皆さんには、「若さ」という無限の可能性と希望の芽をしっかりと花咲かせるように、今日を精一杯生き、これからの人生行路を切りひらいてほしいと思います。

 1月6日、平田地域新春互礼会が出雲市平田町のホテルほり江で開催されました。新年の恒例行事となっている令和5年の賀会は、出雲市と平田商工会議所、JAしまね出雲地区本部が共催して開催したもので、構成団体の呼びかけに応じた平田地域自治協会連合会や平田青年会議所、平田商工会議所青年部のメンバーなど119人が参加して盛大に開催されました。主催者挨拶で平田商工会議所の石原俊太郎会頭は「癸羊の年は吉凶の分かれる年と言われており、是非とも地域が良い方向に進むよう頑張っていきたい」と述べ、来賓の飯塚俊之出雲市長は「令和5年は平田行政センターの新築や圃場整備など都市基盤や農業基盤の整備が進展する年であり、新た子取り組みを期待する」とし、坂本滿JA出雲地区副本部長は「JAにとっては経営基盤を強化し、時代の要請に即応できる体制を構築するために店舗の集約化や経営資源の再編など大胆な改革を実践する年としたい」などと挨拶しました。式典後、コロナ禍で3年ぶりとなった交歓会は、松井宋益師の乾杯で始まり、例年に比べて短時間ながらも久々に対面する人も多く、和気藹々の雰囲気で進み、令和5年の年明けを寿ぎ、地域の弥栄を祈念するに相応しい催しであったと感じました。

 お正月恒例の第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」は、駒澤大学が2年ぶり8回目の総合優勝を果たし、出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝とあわせ史上5校目の大学駅伝3冠を達成しました。初日の往路を制した駒澤大の総合優勝を大きく手繰り寄せたのは、出雲市立河南中学校から島根県立出雲工業高校を経て昨春、駒澤大へ進んだ伊藤蒼唯選手で6区の山下りを58分22秒で駆け抜け、チームで唯一となる区間賞を獲得しました。平成初年に始まった出雲駅伝に多くの強豪校が出雲市にやって来るようになり、私たちにとって大学駅伝は極めて身近なものになってきましたが、島根県出身の選手が箱根を走る姿がTVで放映されるのは稀で、一昨年の東京オリンピックの三浦選手に続く快走は、陸上長距離に取り組むんでいる島根県の関係者に大きな希望を与えたと思います。伊藤選手は、高校1年生の時に出雲駅伝後にあった記録会で駒澤の大八木弘明監督から声をかけられたとのことですが、出雲駅伝当日の夕方に島根県立浜山公園陸上競技場で開かれる記録会は、出雲駅伝で当日の出走メンバーに選出されなかった控えの選手が出場する5000mのタイムレースで、永年に亘って高校駅伝に携わってきた加田由和先生の呼びかけに出雲市陸協の関係者が応じたものと聞いています。記録会には駒澤大をはじめ強豪校の選手に加えて地元の大学生や高校生の参加が可能で、駅伝監督の前での本気のレースが快挙の伏線となったことに疑う余地はなく、加田先生と出雲市陸協の皆さんの『いずれは出雲から』の思いが、大八木監督の最後の箱根で結実したことに心からの祝意を贈りたいと思います。