2月13日、出雲市の鳶巣コミュニティセンターで、令和5年秋に島根県と出雲市が島根半島東部地域で実施した区画法によるニホンジカの生息調査の結果にベイズ法による解析を加えた推定生息数の報告と令和6年度のシカ対策に関わる意見聴取が行われました。この会合は出雲市の島根半島地域の住民で組織する北山地域シカ被害者の会(代表世話人;園山繁島根県議会議員)が主催したもので、区画法によるシカの調査は、昨年の11月2日から12月2日まで、島根半島の北山地域779㌶で5日間、湖北地域655.3㌶で4日間行われ、北山地域で47頭、湖北地域で26頭がそれぞれ目視されました。この調査結果からは北山地域6,130㌶で448頭、湖北地域5,287㌶で208頭となりますが、ライトセンサス調査や北山地域で339頭、湖北地域で321頭の捕獲数などを勘案した㈱野生動物保護管理事務所によるベイズ推計で、北山963頭、湖北510頭程度の生息推計とされました。出席者からは「シカの防護柵が豪雨災害によって大きく破損している」「島根県が整備したシカの餌場や林道の管理が放置されている」「半島地域はシカだけでなくイノシシの出没が顕著」など、森林管理の不備やイノシシの増加を懸念する意見が相次ぎ、島根県や出雲市の担当者からは「令和6年度は巡視員や捕獲班の皆さんと協調し、徹底駆除の方針を継続するとともに破損した防護柵の復旧、餌場や林道の状況把握などを図る」とのコメントがありました。

 2月11日は建国記念の日。祝日法には「建国をしのび国を愛する心を養う」と制定趣旨が記され、紀元前660年に橿原宮で神武天皇が即位したとする日本書紀の記述をもとに、昭和42年に国民の祝日とされました。松江市では、例年、この日の午前に城山公園内にある松江護國神社で皇統の安寧と日本の平和を祈願する『紀元祭』が斎行され、午後には松江市内のホテルで『新春互励の集い』とする細田博之代議士の国政報告会が開催されることが常でしたが、昨年11月に細田代議士が急逝したため、今年の互励の集いは、くにびきメッセでの『細田博之お別れの会』となりました。会場中央に白菊で設えた式壇には静かに微笑む細田代議士の大きな写真が掲げられ、主催者代表の櫻井誠巳さんが「63年間にわたって国政で名を成した細田吉蔵、細田博之の2人の偉大な政治家を支えたことは、櫻井家3代の誇りとするところ」と式辞を述べ、額賀福志郎衆議院議長が「衆議院および内閣において枢要な地位を歴任し、国政に偉大な功績を残した従二位・桐花大綬章細田博之君の御霊に深甚なる敬意と感謝を捧げる」とする弔詞を読み上げ、参議院議長、内閣総理大臣、自民党島根県連会長および島根県知事が弔辞を述べ、現職衆参国会議員31名を含む約600人の参列者が焼香しました。遺族代表として挨拶した長男の細田明伸さんは「2~3年前、父に『晴耕雨読の生活をしてはどうか』と尋ねたら『足腰の立つ間は国家と地方の振興のために尽くす』と答えた通り、命果てる瞬間まで政治の世界に身を置かせていただいたことは、父にとっては幸せな人生であり、関係の皆様に心から感謝します」などと謝意を表しました。

 2月5日、松江市の島根県民会館で2027年に北海道で開催される第13回全国和牛能力共進会(全共)に向けた島根県推進協議会(会長;丸山達也島根県知事)の設立大会が開催され、県内の和牛農家や行政、JAの関係者など200人が参加しました。島根県は2022年に鹿児島県で開催された第12回全共で肉質のを審査する「花の6区(総合評価群)」で枝肉成績が1位、躯体などが11位の総合3位(優等3席)となり、スーパー種雄牛の第7糸桜を擁して「しまね和牛」の地位を確立して以来の好成績をあげたことから、『北海道全共で日本一の大輪を咲かせよう!』と県内12地区の生産者、行政、JAが一体となって今後の取り組みを進めることを決議され、今後の取り組みの深化を確認しました。主催者として挨拶した丸山知事は「『しまね和牛』の評価を不動のものにして、担い手が自信と誇りをもって業務精励できる環境をつくる」と述べ、島根県の野村農林水産部長が「今後、各地区で優秀な雌牛の卵子に選抜種雄牛の精液の受精卵を移植し優秀な候補牛を選抜して全共に臨み、厳しい経営環境にある肥育、繁殖農家の経営安定を目指す」と決意表明をしました。また、この日の午前には島根県土地改良推進連盟(会長;生越俊一島根県議会議員)の総代会、午後には島根県土地改良団体連合会(会長;楫野弘和大田市長)の総会が開催され、農業・農村の整備に向けた土地改良や農山漁村の防災、減災に資する事業の進捗を図ることなどを申し合わせました。