そっか、『ジュラシック・パーク』が公開されて今年で30周年なのねん。
16日17:00Update●30周年記念動画1本を追加
1993年6月11日は米国で『ジュラシック・パーク』が公開された日。そう、今年で公開30周年を迎える。それを記念して1作目のキャスト5人によるお祝いのメッセージ動画が公開された。
今回の「午前十時の映画祭」でついに『ジュラシック・パーク』が4月に1週間限定で上映され、早速アタシも観てきました。日本で一番最初にオープンしたシネコンのワーナーマイカル海老名で『ジュラシック・パーク』を観た時の興奮思い出話はこちらの記事で熱く語ってますのでここでは端折りますが、やはり30周年は感慨深いものがありますね。ワーナーマイカルシネマは今ではイオンシネマに変わりましたが、そのイオンシネマも今年で30周年アニバーサリー。
「午前十時の映画祭」で改めて『ジュラシック・パーク』をしっかり堪能し、なんだかんだでシリーズ6作で「映画として最もバランスよく出来ている」のは本作だけですね。恐竜はちょっとしか出てこないのに全編に漂う緊迫感とワクワク感はシリーズ随一。1作目には何度観ても色褪せない面白さがある。アリアナ・リチャーズとジョゼフ・マゼロの子役コンビも本気で恐竜を怖がってる感じがあって魅力的でした。
『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』は『インディ・ジョーンズ』シリーズ以外でスピルバーグが初めて手掛けた続編ということもあり期待高めだったんですが、前作以上の「恐竜わんさか大行進」は確かに楽しめたし、島でのサバイバル感もアップしてたけど、如何せん食われちゃう連中がバカばっかりなのと(笑)、トラブルの原因を引き起こしたサラ(ジュリアン・ムーア)にイライラMAXだったんで、総体満足度は低め(当初サラ役に考えられていたジュリエット・ビノシュが演じてたらまた違ってたのかも)。ラジー賞で「最低続編賞」「最低脚本賞」「最低非人道・公共物破壊作品賞」にノミニーされたのもしゃーないか。劇中で一番ハラハラしたのが恐竜襲撃場面ではないトレーラー宙ぶらりんアクションだったりする。前作の車が木に引っかかって落ちる場面の演出といい、スピルバーグはこういうスリリングな演出が本当に上手い。でも本当は彼はT-レックスの本土上陸をやりたかったのでは?というような2作目でした。あとゴジラだと思って逃げる日本人サラリーマンのオッサンも忘れられません(笑)。
『ジュラシックパークIII』は『ジュマンジ』『ロケッティア』のジョー・ジョンストン監督にバトンタッチしたことにより、プテラノドンの演出にやたらこだわってるのが良かったですねえ。ただ、前2作に比べてこじんまりとした印象でスケールダウンは否めず。ティラノサウルスがスピノサウルスに負けるわけねーじゃん!とか、卵を盗まれて怒り狂って追撃してくるのに返したらあっさり許してくれる慈悲深いラプトルちゃん(その前の場面でコイツは人間の首の骨をへし折ってるんやで)という衝撃シーンに「はあ? なんでや」と脱力しながら映画館を後にしたのも今ではいい思ひ出(笑)。
それから14年後、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と共にシリーズ復活を遂げた『ジュラシック・ワールド』。絶滅した恐竜の再生だけでなく、ついにDNA操作で地球上には存在しない全く新しい恐竜を創造。人間の分際で神のマネ事をしたことによりしっぺ返しを食らう物語がストレートに面白かった。いい加減見飽きたはずの恐竜アクションも物量大作戦でリフレッシュ&ダイナミックで楽しませてくれ、1作目と同じ個体のT-レックス見参!のクライマックスではアガったなあ。IMAXで3回は観たっけな。『ジュラシック』シリーズ最大のヒットという幸先のいいスタートを切った“復活編”でした。
ただ、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』はワールド2作目にして早くもネタ切れなのか、恐竜島を大噴火させ、いつまで経っても目先の利益にしか目がないアホ(人間)どもによる恐竜バザール、そしてついにクローン少女を出してきて、一体何の話をしてるんや?と目がテンに。2回しか観てないので話もあんまり覚えていない(笑)。しかしブライス・ダラス・ハワードは薄着で肌を露出しなきゃいけないという契約でもあるんだろうか?
そしてパーク組とワールド組の主演チームがついに合流する完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』では真の支配者はでっかいイナゴだった!と脳内を「???」だらけにしてくれた一応の完結編(別名:燃える昆虫軍団2)。世界中に放たれた恐竜たちは一体どうなったのか!? という最も知りたい部分がほぼ描かれず、007もどきなスパイごっこという本筋とはあまり関係ないエピソードで引き延ばし、結果的に何が解決したのかよく分からないままエンディング。約30年ぶりにパーク組トリオを再集結させたのにキャラの使い方も全然上手くなかったし、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』と同じで「これで終わっちゃうの?」という残尿感に襲われたままサイゼリヤで悶々としてました(笑)。オープニングとエンディングで言ってることがほとんど同じという展開も、ある意味衝撃的でしたね。
ちなみにプロデューサーのフランク・マーシャルは『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が「シリーズ完結ではない。新たな時代の始まりになる」と発言しており、『ジュラシック』フランチャイズは今後も続くようだ(ヨカッタネ)。
同じことばかりつぶやいてますね、アタシ(笑)
#劇場鑑賞したことを自慢したい映画
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) May 24, 2021
ジュラシック・パーク(1993)
世界初のデジタル恐竜を目の前にして震えるほどの感動と興奮を味わったあの瞬間は、劇中の登場人物と完全に一致してた。
シネコン第1号として開業したばかりのワーナーマイカル海老名のTHX・DTSシアターで観て1日中興奮してたな pic.twitter.com/a5gFuHQ7W9
ど真昼間から『ジュラシック・パーク』とは。ワーナーマイカル海老名でTHX・DTSスクリーンで観たときはガチでチビったわ(←また言ってる)。レックスのゼリプルシーンが何度見ても好き(笑)。CG恐竜が計7分しか出てこない1作目が最高傑作だわ #ジュラシック・パーク #ジュラシックワールド pic.twitter.com/YDusqL8Lzf
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) June 30, 2018
出来立てホヤホヤのシネコン第1号・ワーナーマイカル海老名のTHX・DTSで『ジュラシック・パーク』を観てめっちゃ興奮した学生時代。いい思ひ出。 https://t.co/ukgvhhbZej
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) May 29, 2023
『ジュラシック・パーク』、色褪せてないなあ。恐竜チョイ見せが許された時代での傑作だと思う。今はいっぱい恐竜を見せないと客は満足しないけど。『ジュラパ』は日本初のシネコンであるワーナー海老名のTHXシアターで観てチビリそうになったのもいい思ひ出。アレを超える興奮はなかなかない
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) August 7, 2015
恐竜に鼻汁をぶっかけられたあのコかあ。1作目は日本初のシネコンのワーナーマイカル海老名でTHX・DTSで観て、マジでチビりかけたもんなあ。あれこそ究極の映画体験だった。
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) June 27, 2018
『ジュラシック・パーク』少女レックス役の女優 大人になった25年後の姿が話題に https://t.co/m99i0var7a
昨日、TOHOシネマズ市川で『ジュラシック・パーク』鑑賞。劇場鑑賞は30年ぶり。恐竜はちょっとしか出てこないのに緊迫感と面白さを127分に凝縮したスピルバーグは天才だし、やっぱ1が一番面白い。公開時「人が描けてない」と評論家がドヤ顔で批判してたが、シリーズで一番人を描いているのが1作目だ pic.twitter.com/5nnoQ9xRmp
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) April 14, 2023
TOHO市川、去年の『グラディエーター』は一番でかいsc1でやってくれてたが『ジュラシック・パーク』はsc9。本当ならIMAXで観たかったが劇場で観れただけでも有難い。4K画質は最高、音は自分の耳の「音が大きく聞こえる」秘技をON。次は『バックドラフト』『タワーリング・インフェルノ』が楽しみ。 pic.twitter.com/8LP1Kqnc6O
— たいむぽっかん(ぶっちゃけシネマ人生一直線!) (@cimemantaro) April 14, 2023
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