映画芸術
「映画芸術」誌に、2008年日本映画ベストテン&ワーストテンが載ってたので、立ち読みしてたんだけど、じっくり読みたくなって、レジに持っていったら、1500円もするのね。
ベストは、
1 ノン子36歳(家事手伝い)
2 実録・連合赤軍・あさま山荘への道程
3 接吻
4 トウキョウソナタ
5 人のセックスを笑うな
6 PASSION
7 闇の子供たち
8 カメレオン
9 石内尋常高等小学校 花は散れども
10 きみの友達
ワーストは、
1 おくりびと
2 少林少女
3 ザ・マジックアワー
3 私は貝になりたい
5 トウキョウソナタ
6 アキレスと亀
6 七夜待
8 歩いても歩いても
8 クライマーズ・ハイ
10 実録・連合赤軍・あさま山荘への道程
観てないのがいっぱいある。
特に、「ノン子36歳」、見逃してしまって、しくじったな。熊切監督は、好きなんだけど、なんか女性の映画って興味もちにくいんだよね。
世の中的にすごく評判高い「おくりびと」ここでは散々な評価なのが面白い。観てないんだけど。
「連合赤軍」、ベストにもワーストにも入ってるけど、俺ならワーストに入れるな。リンチシーン以外は事実の羅列で、すごく退屈だった。
「連赤」を評価してる評論家って、アホだと思う。若松孝二が本気でつくったものをけなすのは勇気がいると思うけど。
ベストの72位に「チェスト!」がランクイン。でも、多分審査員の中で、これを見た人少ないと思うので、72位でもまあ健闘したんじゃないかな。
自分が企画に関わった映画を、2008年の日本映画の中で5位に選んでくれた審査員が一人だけいたってことなんだけど、やっぱりうれしい。誰もこの映画のことで、俺のことを評価してくれないんだけど。
頑張れパナソニック!
今、パナソニックの赤字のニュースをやってたので、それにちなんだことを書きます。
実は、この話、今考えたら、信じられないようなことなんだけど、俺、子供の頃、松下幸之助から手紙をもらったことがある。
子供の頃、絵を描くのが好きだった。で、面白い絵があったら、すぐに真似して描いてた。
たしか小学2年生の頃だったと思うんだけど、ある日、ナショナルの炊飯器か何かの公告に、坊屋三郎(記憶があいまいだけど、多分坊屋三郎ってコメディアンだったと思う)の似顔絵が描いてあった。その絵が面白かったので、真似して描いてみた。坊屋三郎の顔が、なんとも面白かったんだと思う。
そしたら、それを父親が見つけて、「この絵は、うまく描けてるから、松下幸之助に送ろう!」って言い出した。
そんな、子供の落書きを、松下幸之助に送ろうっていう発想が、普通じゃないと思うんだけど。
自分は、当然、その頃松下幸之助なんて知ってるわけないから、まあ父親に言われるがままに、その落書きを松下幸之助宛に送った。
そしたら、なんと返事が来た! ものすごく丁寧な文面で。
内容は、ほとんど覚えてないんだけど、覚えてるのは、「私は子供の頃、ちゃんと学校に行けなかったので、字がうまくないので、他の人に代筆をしてもらいました。正樹君からの手紙には坊屋三郎さんがうまく描けていましたね」 みたいなことが書いてあった。手紙と一緒に、電気鉛筆削り器までいただいてしまった。
当時、電気鉛筆削り器って、憧れだった。
父親も、松下幸之助から返事をもらったことにすごく興奮してたような気がする。だから、自分も、「これはすごいことなんだな」と、なんとなくわかった。
松下幸之助さんは、鉛筆削り器を送った少年が、鉛筆削り器を使って、いっぱい勉強して、立派な大人になってくれるようにと思ってくださったんだろうけど、残念ながら俺は、カスみたいな大人になってしまいました。
松下幸之助さん、ごめんなさい。
頑張れパナソニック!
20世紀少年
20世紀少年、今、テレビで見た。
ものすごくワクワクして、ドキドキして、面白かった。
映画としては、絶対失敗してるだろうと思ってたんだけど。
第一作が公開になったときも、いい噂は聞かなかったよな。
俺、原作は、何年か前に半分くらい読んだ。すごくはまったんで、完結したらもう一度読み直そうと思ってたんだけど、結局まだ全部読んでない。
何で読まなかったかというと、浦沢直樹って人が信用できないなぁって思ったから。
「YAWARA!」とか、初期のスポーツ漫画を「本当に描きたいものじゃなかった」みたいなことを言ってるのが、すごく嫌いだ。
そもそも、あんまり描きたくないものを、金のためにあんなに描き続けられるってのは、ロックじゃないよ。
あんたなんかにボブ・ディランを語ってほしくない。
仮に本当に描きたいものじゃなかったとしても、それは公に語るべきことじゃない。
「YAWARA!」や「HAPPY!」に感動した人だっているはずなんだから。
以前、浦沢はNHKのテレビに出て、「20世紀少年」について、こんなようなことを言ってた。
「自分は推理物を描きたかったわけではないのに、読者の関心は『友達』の正体が誰かってことばかりだ」
この言葉を聞いて、浦沢が嫌いになった。
だって、漫画を売らんがために、あれだけ『友達』が誰かってことで引っ張りまくってるくせに、『友達』の正体が誰かってことは重要なことじゃないって言ってるわけだから。これは、読者が納得いくような結末を描けないことの言い訳としか思えなかった。まるで、『友達』が誰かってことばかりにとらわれてる読者は、間違ってると言ってるかのような。
映画化の話を聞いて、「絶対つまんないものになるだろう」って思った。
だけど、今日のテレビ見て、すごく引き込まれてしまった。
やっぱり、原作も、ケンジが出てるところが面白いんだよな。
未だに結末がどうなるのか知らないんだけど、すごく続きが見たくなった。
結局、俺は浦沢が好きなの?