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日々、徒然なるままあるがまま。



~前回からのつづき~

6月6日午後、この旅最後3回目のワークショップ。
気仙光陵支援学校の高等部の生徒たち約60名です。

学校側の希望で、陸上競技大会を盛り上げるための
横断幕、のぼり、旗を作りました。

3年生が頑張ったのは、94㎝×8mのでっかい横断幕。
ウチであらかじめ文字を下書きしたんだけど、
部屋からはみ出して大変だったなぁ(笑)

2年生はのぼり3枚。こののぼりは鎌倉で偶然出会ったAちゃんが
縫ってくれました。ほんとにありがたいヘルプ。
今回の旅はこんなふうにいろんな人が助けてくれた集大成です。

1年生は「和」「進」「光」の文字がそれぞれ一つ入った
110㎝×120㎝の旗3枚。
文字の下書きはさっちんにお願いしました。

さすが高校生。中学生のように最初から
ノリノリという訳にはいきませんでしたが、
ゆっくりノッてきて、気がついたら全員ステキなアーティスト。

「大切に使っていきたいと思います」
という生徒の終わりの言葉を聞いたときには思わずほろり。
来てよかった~。みんなに会えてよかったよ。
9月の陸上競技大会ではこの旗のもと
みんながんばるんだよ。

相変わらず温かい先生方に見送られて、
お土産までいただき、
さぁて、一路横浜へ。

帰りの車の中には、7人のスタッフの達成感と無事終わった安堵感が
ゆらゆらと漂っていました。

ワークショップの旅ほんと行ってよかった。
いろんな人と出会って、たくさんの笑顔が生まれて。
このつながりがどんどん大きく広がっていくといいな。

無事東京に着き、一人また一人とおろし、横浜へ帰り、
最後ヨレヨレになりながら、あらーきーと私は
レンタカーを返しにいきました。
帰宅時間は午前2時だったとさ。

~つづく~




















~前回からのつづき~

旅3日目の6月6日、相変わらずの晴天。
大股公民館の清々しい朝にじっとしてられなくなった私は、
やすと川辺の散歩へ。
しかし、なぜか川に落ちる・・・。

それはさておき、昨夜炊いたご飯を朝食と昼食用に握り、
さっさと身支度をすませて、今度は大船渡市へ出発。

車で小1時間走ると広々とした敷地の気仙光陵支援学校に到着。
明るい雰囲気の学校で先生たちにも温かく迎えていただきました。

軽くA先生と打ち合わせをして、さっそく準備に取りかかります。
私はその間校長先生といろいろお話させていただきました。
たくさんのボランティアの方たちが来てくれて、
今までより世界が広がったことはとても嬉しいとおっしゃっていました。

午前中は、中学部の生徒約20名のクラス。
学級ごとに、94㎝×240㎝の絵画用キャンバス地にそれぞれ考えた
言葉を入れて、まずクレヨンで下書きし、思い思いの色で
描きました。

スタッフはみんな支援学校の子どもたちと関わるのは初めてで、
内心ドキドキでしたが、なんのことはない。
みんな真っ直ぐでかわいい。

「えっちゃん、かわいー」「やまかなちゃんってAKB?」
そんなこと普段は誰も言ってくれないもんね。
あ、やまかなちゃんは別として・・・。

ま、とにかく笑顔いっぱいのとても楽しいワークショップ!

できた作品の力強さは脱帽もの。
気持ちが真っ直ぐに心に届くような4つの絵ができました。

お昼はカップラーメン食べ放題ということで、
だんちゃんだけ、2個食べました。
デザートにいただいた高等部の生徒が作った
チーズケーキは甘すぎず優しいおいしさ!

コーヒーまで入れていただいて、
A先生、本当にありがとうございました。

~つづく~









~前回からのつづき~

6月5日午後、気仙小学校の子どもたちとワークショプをしました。
会場は陸前高田市立長部小学校。

避難所にもなっているこの小学校は、体育館に支援物資が積まれていて、
その体育館を仕切った半分で絵を描くワークショップをしました。

PTA会長のN先生の威勢のいいかけ声のもと約40人の子どもたちが集合。
簡単なあいさつの後、高学年はシンボルフラッグ、
低学年はピースフラッグ作りへと分かれました。

シンボルフラッグとは、児童会が代々受け継いで来た旗ですが、
それが、津波で流されてしまったということで、
今回2代目の旗を作ろうと企画されました。

「虹をバックに気仙川に飛んでくる白鳥」という図案を子どもたちが考え、
それを137㎝×260㎝の布に大きく描きました。

低学年やその兄弟のちびちゃんたちが描いたのはピースフラッグ。
26㎝×31.5㎝に切った絵画用キャンバス地に、
アクリル絵の具で思い思いの絵を描きました。

企画当時は、水が使えないようなら絵の具以外の画材で・・・
と思ったこともあるけど、
ダイナミックな色使いで描けるのはやっぱり絵の具だなぁ・・・

ニコニコしながら体中絵の具だらけになって描いている
子どもたちを見てそう思いました。

この間の鎌倉ワークショップなどで作ったこちら側のピースフラッグは
小学校の廊下に掲示していただきました。
みんなの応援メッセージが届くといいな。

帰り、またがれきを目の当たりにしながら、
宿舎の大股公民館へ向かいました。

ちゃんとした夕飯は食べそびれてしまったけど、
薬草の入ったお風呂と澄んだ空気に満点の星空で、
その夜はいつになくぐっすり眠れたよ。

(このワークショップは「岩手日報」(6月6日付)と
「東海新報」(6月9日付)に掲載されました。)

~つづく~









~前回からのつづき~

旅2日目の6月5日は、待望の気仙小学校の子どもたちとワークショップ。

「東横イン仙台中央1丁目1番」で気持ちよく目覚めた
面々は定刻8時にホテルを出発。
一路水沢インター(東北道)へと向かいました。

水沢インターを降りたところで、今回間に入っていただき
たいへんお世話になった花巻のS先生と待ち合わせ。

それまで電話とメールのやりとりだけだったので、
どんな先生かなぁ~とわくわくしていたら、
予想通りのステキな先生でした。

S先生と同僚の女性3人の先生、途中で美術のY先生と合流し、
道案内をしてもらいながら、陸前高田市立長部小学校へ向かいました。

気仙小学校は全壊したので、長部小学校を間借りして授業をしている
とのことですが、通りがかった気仙小学校の無惨な姿には
言葉をなくしました。思わず涙がぽろり。

あ、そうそう途中の川の駅でいただいたランチは、
なんと先生たちの手作り!
松茸炊き込みご飯おにぎりのおいしかったこと!
こういう人たちとの出会いって心がじんわり温かくなります。

PTA会長のN先生、そして校長先生、副校長先生とご挨拶をして
さぁて、ワークショップの始まりです。

~つづく~


2日目に泊まった公民館の前で。災害ボランティアのための宿泊施設


見るも無惨な大船渡線の線路


7万本中1本だけ残ったという松


全壊した気仙小学校




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6月4日、被災地へ向かう日がついにやってきました。

前々日、縫ってもらったのぼりを鎌倉まで取りに行ったり、
前日、8mもある横断幕の字の下書きをダンナにしてもらったり、
ぎりぎりまでバタバタでしたが、
当日はなんといういいお天気。

やっぱ私は晴れ女~♬と鼻歌を歌いつつ、引っ越しでも
するかと思うほどの荷物を、10人乗りのハイエースに詰め込みました。

金沢文庫芸術祭のスタッフ、
だん、やす、あらーきー、もりもり、まいたけ、やまかな
という最強メンバーとともに東北へ向かっていざ出発。

あ、まいたけは仕事で出発に間に合わず新幹線で来て
仙台合流ということになったのだけど。

湾岸線が少し混んだものの、東北道は順調。
気温はどんどん上がり、暑い暑い~。
仙台南インターをおりたのは15時くらいだったかな。

集めた絵本と文房具を、仙台市宮城野区「夢メッセみやぎ」
にあるNPO「地球の楽好」の事務所へ届けました。
ただし、被災して立ち入り禁止区域。
NPOの方はお忙しかったので、打ち合わせ通り入り口の脇に
ダンボールを置いてきました。

初日はのんびりとお決まり牛タン定食でしめることに。
肉食しない私は、なぜか牛タン屋でサーモンのカルパッチョを
食べたとさ。

~つづく~

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