無い内定なんて怖くない

 

この時期に無い内定なんて気にすることはありません。就活なんて何とかなるもんです。

 

自分の気に入ったところから、1社だけ内定をもらえばいいんです。

 

今まで内定が無かったのは、こだわり過ぎていたからかも知れません。

あなたは何のために就職するのでしょうか。何を目的に働くのでしょうか。

 

人はそれぞれ、その人固有の働くことの意味を持って働いています。今の生活のため、夢を実現するため、自己実現のため、将来の安定のため、見栄のため…色々有ります。

 

どの希望を優先するか、なかなか迷うところですが、絶対譲れないことを軸として、その他のことはどうでも良いと考えれば、ターゲットを絞りやすくなり、企業選択もずいぶん楽になると思います。それが満たされないのであれば、働かなくてもいいと思えるようなことを軸にすれば良いのです。

 

あなたのすべての希望が満たされることは、残念ながらありません。一般的に、給料が高いところは仕事がきついですし、一般職ではワクワクするような仕事は期待できません。地元で働きたいのであれば大企業は難しいでしょう。

 

まずは希望を一つに絞って見ましょう。

 

例えば、転勤は嫌で地元に就職したいのであれば、地元にしか事業所がない企業を選べば良いのです。最近では大企業でも地域限定社員を募集している企業もあります。

その代わり、事業の発展性が乏しかったり、仕事内容が限定されたりするかも知れません。

 

事務職にこだわるのであれば、業種や企業規模に関わらず探します。どの企業でも仕事内容は大きく変わりません。ただし、給与の伸びは大きく期待できないかも知れません。

 

特定の業界や企業を軸に置くのであれば、どのような仕事でもする覚悟が必要です。自分には無理だと思っていても、実際にやってみると意外に自分にあっているかも知れません。どうしても無理と思うのであれば、その業界には向いていないのです。

 

 

これからの就活では、積極的に機会を捉える必要があります。

今までの活動に関わらず、色々な企業の話を聞いてみましょう。新しい発見があるかも知れません。

この時期の合説では、面談・面接を兼ねている場合があります。説明会といっても受け身にならず、興味を持って積極的に関わる姿勢を示しましょう。「仕事をしていて面白いと思うところはどのようなところですか?」「どのような人が御社で活躍していますか?」

どんな仕事でも、面白いかどうかなんて、やってみないと分かりません。何にでも挑戦してみましょう。

 

 

今までうまく就活が進まなかったからといって、これからもダメだということは全くありません。今までうまく行かなかった原因が分かれば、修正すればいいんです。分からなければ、聞けばいいんです。あなたが悪いわけではありません 。やり方がズレていただけなんです。キャリセンなど、積極的に利用しましょう。

 

落ち込むことは厳禁です。落ち込んでいる人を採用したいと思う企業はありません。頭を上げて、元気一杯で臨みましょう。あなたを勇気付けられるのはあなたです。

 

やる気が出ないときは休めばいい。でも、絶対に諦めてはダメです。挫けないことが大切です。

 

 

 

応援します。

 

[就活最新情報]  まだまだ終わってません!

 

夏休みも後半に差し掛かり、また企業もお盆休みで、就職活動(企業は採用活動)も一休みです。

 

7月末時点の内々定率は約80%。6月末に比べて3.4ポイント上昇しています(マイナビ調べ、以下も同じ)。これは昨年とほぼ同水準で、引き続き高水準といえます。しかし、8月になっても大きく変化することはないと予想されていますので、やはり8月は小休止の状態と考えられます。

 

ただ、文系だけの数字では、男子で76.9%、女子で75.4%と、理系に比べて苦戦しているようです。

 

一方、採用数が充足していない企業も多数あり、また、内定保有数が平均で2.3社であることから、今後、内定辞退が相次ぐことも想定されますので、今後も企業の採用活動は、一部の大手企業を除いて活発に推移します。

 

引き続き採用活動を実施する企業が多いからか、それとも今年固有の状況かは分かりませんが、内定を持ちながらも引き続き就活を続ける人は19.7%と、昨年を上回っています。内定がない人と合わせて約4割の人が就活を続けていることになります。

 

まだまだ良い企業に巡り会える可能性は十分にあるということです。

 

とはいえ、これからの就活は、前半戦と比べて大きく異なります。どこが違うかというと、

 

1 一般論ではなく個別論

2  本当の意味での短期決戦

3  合うか合わないかが重要

 

の3点です。

 

周りの意見や常識にとらわれず、しっかりと自分の目と耳で確かめることが重要です。他の人には合わなくても自分に合う企業かも知れませんし、一般的にいわれていることは異なるかも知れません。その企業で活躍している自分がイメージ出来れば正解です。

 

これからの採用活動は応募者一人一人への個別対応になることが多くなります。そのため、面接のインターバルが短かったり、面接日がピンポイントで指定されたり、また、内定してから内定受諾までの日数を、ほとんどもらえなかったりします。複数の選考を同時に進めることは構いませんが、優先順位をしっかりつけておく必要があります。

 

自分の就活の軸をぶらしてはいけませんが、こだわりをコアな部分に留め、それ以外については可能性を広げることを意識して下さい。絶対に譲れない点は、あなたがその企業に会うか合わないかに関わる重要なポイントですが、それ以外の点については、許容範囲です。

 

まずは、訪問先企業を見つけましょう。キャリアセンター、ナビ、合説、方法はまだまだあります。受身ではいけません。積極的に働きかける必要があります。

企業説明や面接の場では、自分に合う企業かかどうか、質疑応答をとおしてしっかりと見極めて下さい。

 

 

 

 

就活リセットのための処方箋

 

 

「まだ内定がない」とか「内定はあるが、辞退するつもり」という就活生の方は、この時期に少なからずおられます。

こういう方は、売り手市場と言われれば言われるほど、焦りが募るばかりですね。

そのために、すでに、就活を諦めてしまった方とか、体調を崩して就活が継続出来なくなった方もおられるようです。

特に、しっかりと準備していた(つもりの)方、一般的に上位校といわれている大学に通っておられる方は、想定と現実とのギャップに大いに戸惑っています。

 

このような方の活動の特徴と対応策としては、次のようなことが考えられます。

 

1  大手企業ばかり受けている

 

いくら売り手市場といっても、大企業では応募者数が求人数を大幅に上回っており、多くの人がお祈りされます。同じような所がダメであれば、他のところも同じ結果になる可能性は高いです。大企業だけ受けて全滅というのは、特に上位校の方に見られる傾向です。

こういう方は、単純な話ですが、中堅、中小にも目を向けて見ましょう。仕事の面白さ、満足感は、企業規模の大小で決まるものでは有りません。つまらないプライドや見栄のためだけに就活を棒に振ってはいけません。

 

 

2  特定の業界に絞りすぎている

 

就活は合うか合わないかです。特定の業界に絞りすぎると、合わない場合は全滅する可能性が高いです。想いが強いのは分かるんですが…

そのものズバリの業界でなくても、関連する面白い業界はあるはずです。広く探してみましょう。

 

3  自己PRや志望動機が不明確

 

そもそも、自分が働くというはどういうことか、自分という人はどういう人か、など、考察が不十分なまま、就活に突入してしまった人にありがちです。定型のESは書けるけどその先が…

自分が志望する企業に入社したら、どのようにして貢献出来るか考えて見てください。そして、それはどうしてなのでしょうか。その答えがあなたのPRポイントになるはずです。

 

4  就職か大学院進学か公務員受験かが定まっていない

 

中途半端はいけません。二兎を追う者は一兎をも得ずです。滑り止めのつもりで民間を受けて内定するような、そんな甘いものではありません。大学院入試や公務員試験が終わってから民間就活をしても、贅沢を言わなければ十分間に合います。

 

5  こだわりが強すぎる

 

1や2のケースに似ていますが、それに加えて勤務地、休日、職種、福利厚生、給与、などの諸条件で複数のものにこだわりが強い場合、手詰まりになります。こだわりがあるのは良いのですが、譲れるところは譲らないと。

この条件でなければ就職しなくても良い、と思われるものが、あなたの就活の軸になります。それが職種であっても、勤務地であっても、給与であっても、なんだって構いません。給料が高ければ休みは要らないとか、地元に就職できれば職種はこだわらないとか、やり甲斐さえあれば業種は問わないとか、軸以外のことは、どうでも良いのです。

 

6  活動量が少ない

 

最近のアンケートによると、平均エントリー社数は30社弱だとか。これは、昨年よりも2割以上減っています。少ない方では数社から十数社社というのも。売り手市場という言葉に惑わされているのかも知れませ

やはり、相手のあることですから、ある程度の出会いは必要です。また、就活は合うか合わないかですし、こちらの思いどおりには行きません。

ES→一次面接→人事面接→役員面接→最終面接の各ステップで半分になるとすれば、1/32ですから、単純に考えて32社のエントリーが必要になります。

 

7  活動方法が分からない

 

本当の意味でのリセットスタートです。

まずは、キャリセンに行って対策を相談して下さい。全てはそれからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

就活最新情報

 

 

5月末日現在で、60.3%の就活生が内々定を受けています。(マイナビ調べ、以下も同
じ)

 

但し、このうち、就活を終了すると言っている人は42.9%で、半数以上は引き続き就活を続けるそうです。
その内定が不満なわけではないが他を見てみたいという人もあれば、不満なので継続するという人もあり理由は様々ですが、全体の3/4は引き続き活動を続けるとの結果でした。

やはり、6月上旬に出される大手の結果を見てから考えるという方も多いのかも知れません。

既に6月半ばとなり、就活もダイナミックに動き始めています。
5月末時点での内定保有数は一人当たり約2社。少なく見積もっても数万人単位での内定辞退が、この時期にー出ることになります。
あらかじめ歩留まりを見込んで内々定を出している企業もあるでしょうが、欠員補充のための再度の母集団形成も始まると考えられます。
会社説明会の開催、エントリー者への応募呼びかけ、研究室への個別フォローなど、見落とさないようにしたいものです。

現在の内定に不満な方、無い内定の方におかれましてはチャンス到来です。
今までの活動を振り返り、更なる飛躍に向けて就活をがんばってください。

これからは、本当の意味での短期決戦になります。
スケジュール管理、企業との連絡など、綿密に行いましょう。

 


 

 

入社式

 

4月2日は、多くの企業で入社式が行われました。18採用の就活生が社会人になる第一歩を踏み出しました。

 

19採用の就活生の皆さんにおかれましては、来年のこの日を目指して頑張って下さい。

きっとあなたに合う企業が見つかるはずです。

 

 

昨年に引き続き、今年も就活生に追い風が吹いていると言われています。様々な業界で、強い採用意欲が感じられます。ただし、誰でも良いから、ということではなくて、良い人がいれば何人でもという感じです。とにかく数が必要という企業・業界は限られていますし、逆に、そのような企業・業界は人気がありません。

 

そのような中でも、苦戦されている就活性が少なからずおられます。

 

1つ目のグループは、働くということの意味そのものを理解していない、就活に意欲が湧かない、ただ何となく表面的な活動をしている、自分自身が何をしたいのかよく分かっていない、漠然と何とかなるだろうと思っている就活生のグループ。

これらは全て、就活の準備が整っていない人たちです。このような人は、働くということはどういうことか、自分は何のために働くのか、というようなことについて、今一度しっかりと考える必要があります。

 

もう1つのグループは、ひととおりの自己分析と業界研究は済ませ、精力的に会社訪問も実施しているが、就活の本質を見誤っているが故に、ちょっとしたことで就活に行き詰まりを感じているグループです。面談・面接の些細な遣り取りが上手くいかなかったことを悩んだり、結果の連絡が無いために何も手に付かなかったり、選考が進まなかったことで大きく落ち込んでやる気がなくなったりしています。たしかに、気持ちは分からないでは無いですが、まだ始まったばかりなのに?、と思う次第です。

 

こういう時は、面接に落ちた、とか、選考に受からなかった、とか、失敗した、などの表現が使われます。

面接で落とされ自己を否定されたようだ、とか、緊張して実力をを発揮できなかった、などという場合もあります。

 

このような就活生の多くは、就活と試験とを混同しているように思います。

学生時代は、偏差値とか倍率とか評定とか点数とかの尺度の中で競争して来られた、比較的ハイポテンシャルの層の方に多いのかも知れません。

 

しかし、就活は、合うか合わないか、であって、通るか落ちるか、出来るか出来ないか、良いか悪いか、成功するか失敗するか、ではありません。

 

就活は、仕事を通して自分の力を発揮出来る場を探す活動です。

そのためには、自分自身がどんな人で、何が好きで、どんな環境なら力を発揮できるか、などについて再認識することが必要です。

そして、そんな自分が力を発揮出来る場を提供してくれる企業はどこにあるのか、世の中を広く探さなければなりません。

 

その結果、自分と企業がお互いに合うと思えば、そこがあなたを生かせる場になります。どちらかが合わないと思えばそれまでです。

そこには、否定も肯定も、出来るも出来ないも、通るも落ちるも、成功も失敗も有りません。あるのは、合うか合わないかだけです。

 

そう考えると、次の面接に声がかからなくても、大したことはないんです。企業の方も就活生自信を否定しているつもりはなくて、ただ単に「当社には合わない、当社では力が発揮出来ない」と考えているだけです。

 

ディスられたと言って凹んでいる場合ではありません。元気一杯、明日に向かって頑張りましょう。来年の今頃は期待に胸を膨らませた新入社員になっていられるように。

 

 

企業が採用基準で重視する項目

 

企業が採用基準で重視する項目は、「人柄」、「熱意」、「将来の可能性」がトップ3で、「適正」、「基礎学力」と続きます。(以下、リクルートキャリア調査2018.2)

 

一方、学生が面接でアピールする項目は、「アルバイト経験」、「人柄」、「部活・サークル活動」がトップ3ですが、企業が重要視する項目としては、人柄以外は、大きくずれています。

それ以降は、大学名や所属ゼミ、趣味・特技と続きますが、これらの項目については、企業はほとんど重視していません。大学名や所属ゼミと基礎学力との関連はないとは言えませんが、基礎学力については、大学名には関わらず、別の切り口から確認しているということだと思います。

 

このような結果になるのは、「学生時代に頑張ったことは何ですか」という、面接での鉄板質問への対応策から、アルバイト経験や部活・サークル活動のエピソードをアピールするということが多くなるからかも知れません。

 

しかし、採用基準で重要視されないのなら、バイトの経験や部活の話が役に立たないのか、PRポイントにならないのか、ということではありません。

 

実際、自己PRするネタは何だって良いんです。

 

重要なのは、そのエピソードをとおして、自分の人柄や熱意、また将来の可能性に繋がる何かをアピールすることが出来るか、ということです。

それが出来ないと、「そんな出来事があったのね。で、??」ということになり、お互いにフラストレーションが溜まることになります。

 

こんなことを経験しました。こんなことで苦労したけれども、頑張って克服しました。というのが、一般的なストーリーです。色々なサイトでも紹介されています。ただ、これだけでは足りません。その人の人柄や熱意、将来の可能性を示すためには、

 

なぜなのか?

 

が必要です。

 

面接では、なぜそんなことをしたいと思ったのか。なぜ大変なことをやり遂げたのか。なぜ辛いことでも頑張れたのか。なぜ?なぜ?なぜ?と深掘りをしていきます。そうすることにより、その人の課題に対する取り組み方、物事に対する熱意、困難に立ち向かえる可能性などが推し量れます。

企業はそれを知りたいと思っています。そこを評価したいと思っているのです。

 

採用担当者がESを見る際は、基本的な文章の書き方や論理的な整合性を確認し、面接でのネタを探します。実際、ESだけでは、人柄や熱意、可能性を判断することは出来ません。選考の中心になるのは面接です。ですから、ESでは、基本部分が出来ていることが前提ですが、エピソードの内容に重点を置くのではなく、人柄、熱意、可能性が伝わるように、面接で会って話しをしてみたいと思えるようなまとめ方が良いと思います。そのためには、自分自身でなぜなぜ深掘りをすることが有効です。また、なぜなぜ深掘りによって、新たなる自己の発見につながるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エントリーシート(ES)の書き方

 

エントリーシート(ES)を提出することによって、本格的な企業との接触が始まります。

企業は、ESをとおして応募者のことを具体的に知ることになります。

(昨今、インターンシップでかなり深く接触してくる企業もありますが、それについては、別の機会でお話しできればと思います。)

 

ESは、たったA4一枚程度の内容ではありますが、それなりに人物像が浮かび上がって来るものです。

 

書き方の基本については、就職ナビなどを参考にして練習する必要がありますが、コンテンツについては、しっかりと考察を深めて、その企業に対する想いを伝える必要があります。

 

ナビなどだけに頼っていると、どこにでもあるような、ありきたりの薄いものになってしまう可能性があります。一見上手く書けているようでも、何故そうなのか聞かれた場合、脆くも崩壊してしまう方が時々おられます。

 

その後に続く面接では、ESの内容がベースになって質問されますので、しっかりと掘り下げて考えておきましょう。

 

以下は、以前に書いたブログを内容別に整理したものです。良ければ、参考にして下さい。

 

 

 

 

ESの基本  ESとは

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12251309254.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12349013382.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12254972476.html

 

ESの選考プロセス

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12252722333.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12252982137.html

 

ESの基礎固め  ESに書くネタ

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12251821127.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12257691147.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12258050936.html

 

自己PR  志望動機

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12254972476.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12255516236.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12256459626.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12256522787.html

 

強みと弱み

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12255807361.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12255901406.html

 

志望業界

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12256837879.html

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12257435809.html

 

 

 

就活解禁

 

 

今年も始まりました。

 

といっても、すでに水面下では始まっています。

もはや、協定は形骸化しています。

 

とはいえ、何か枠組みがないと、カオスになります。

社会の仕組み・仕掛けが根本的に変わらない限り、社会全体としてのコストがかかりますから、賛否両論は有りながらも、この状態は続きます。

就活生の皆さんにおかれましては、追い風が吹いても吹かなくても、ご苦労されることと存じますが、どのような状況であっても自分を見失うことのないよう頑張って下さい。

 

昨年も言われていましたが、今年も同じく短期決戦が話題になっています。

ただ、これは3月1日を軸にするとそう見えますが、水面下で進行している部分、あるいはリセットスタートするときの対応を考えると、長期化するとも考えられます。

 

https://ameblo.jp/jukucho2013/entry-12339021421.html

 

いつも言っていることですが、就活は合うか合わないかです。

周りの雰囲気やマスコミの情報に巻き込まれることなく、自分の就活の軸をブラさないようにして、しっかりと活動して下さい。

 

 

面接から内定まで  

 

 

21%

 

 

これは、2018年卒採用での、面接を通過する割合についての統計データです。(リクルート・キャリア調べ)

企業が内定を出した数を面接した数で割った割合です。

これは、企業規模、業種によっても、そんなに大きくは変わりません。

 

例えば、面接が3回あるとすれば、その度ごとに応募者が6割になるイメージです。

 

 

54%

 

 

これは内定決定率です(内定者数 / 内定出し数 )。逆にいうと、内定辞退率は46%ということになります。

 

これだけのデータから推測すると、10社面接を受けられるまで、エントリーシートを送り続ければ、1,2社内定できることになります。

 

しかし、実際にはそう上手くはいきません。

 

例えば、全然面接に呼んでもらえないとか、一次面接は通過するが、なかなか最終までたどり着けないとか。

そういうことはよく起こります。

 

前者の原因には2つ考えられます。1つは、基本ができていないケース。もう1つは、その企業、またはその業種・業界に合っていないケースです。

 

後者の原因も同じことです。基本はできているが、踏み込みが足らないケースと、その企業、またはその業種・業界に合っていないケースです。

 

基本ができていない、あるいは踏み込みが足らない場合は、場数による錬成が必要かも知れません。また、第三者の目によるレビューも有効です。「自分目線」から脱却し、「企業目線」で見直すのが良いでしょう。

 

同規模や同業での結果が全てダメなのであれば、相性が悪い可能性があります。そもそも論に立ち戻り、「就活の軸」と「ストーリー」を練り直して臨む必要があるかも知れません。

 

就活は、合うか合わないかが成功のカギになります。合わないところにいくら応募しても、マッチングすることはありません。

 

とはいえ、最初の段階では、何が自分に合うのか、どこが自分に合うのか、なかなか見えて来ません。

そこで、この時期有効になるのは、幅広く企業を見ておくことです。

大企業なら大企業なりの、中堅・中小なら中堅・中小なりの長所短所があります。この業界が良いと思っていても、実は未知の面白い業界があるかも知れません。

業種、業界、企業規模を問わず、むしろ色々な切り口でもって間口を広げておきましょう。

就活後半戦になって、有効に作用するはずです。

 

ここ数年の就活は、ある意味短期決戦です。事前の準備をしっかり行っておかないと、情報の渦、世の中の流れに巻き込まれて、右往左往している間に、気が付いたら内定していない(あるいは内定してしまった)ということになります。

 

追い風が吹いている中、内定しない確率は低くなって来ています。今、考えないといけないのは、とりあえずの就職、あるいは合っていない企業への就職による早期離職を避けることです。

そのためにも、何のために働くのか、自分はどう生きていきたいのかについてしっかりと考え、それを軸にして就活を進めていただきたいと思います。

 

 

就活における企業選び

 

 

皆さんは企業選びをどの様にされていますか?

 

なんとなく気になる業界を見て(「IT系」とか「自動車」とか「食品関連とか)、あるいは何かのキーワードで(例えば「海外で活躍」とか「地元で就職」とか「安定性」とか)などで選んでませんか?

 

確かに、企業研究の初期ではその様なことも有りかも知れません。

ただ、3月1日を前にして、今でもそのような状況では、情報の渦に巻き込まれたり、企業のペースに乗せられたり、ひどい場合は、ワタワタしている間に時間だけが経っていく、なんてことになりかねないので注意が必要です。

 

既に一部の企業では、昨年からインターンシップと称して実質の会社説明会を開始しており、母集団形成に着手しています。また、いわゆる意識高い系の就活生は、夏のインターンシップ以外にも複数社のインターンシップに参加しており、それぞれの企業とコンタクトも取っています。3月1日の情報解禁時には、両者とも一気にアクセルをふかし、スタートダッシュを切るでしょう(というか、もうスタートを切っています)。

 

大手企業では、3月1日を機にエントリーシート(ES)を公開し、それと同時に応募に対する締め切りを設定します。早い所では2週間で、遅くとも3月中には提出する必要があります。「え~!?そんなに早く?」と思われるかも知れませんが、実質的な選考を4月から始めるためには、そうしないと間に合いません(想定されるスケジュールについては昨年のブログを参考にして下さい。現状、大きく変わるようなことはなさそうです)。選考は6月からでは?なんて聞かないで下さい。

 

このような状況で何となく選んだ企業にESを送っても、十分に企業研究と自己分析が行われていなければ、良い結果には繋がりません。

ここで言う良い結果とは、①自分に合っていて②自分が希望していて③企業の必要としている要素が自分に有って④企業が会いたいと思う、ということです。これらのどれ一つが欠けても良い結果とは言えません。それは、その後、内定するようなことがあってもです。

例えば、①が欠けていれば入社してもしっくりいかないでしょうし、②が欠けていればつまらなくなるでしょう。③ならば入ってからキツイでしょうし④はそもそも内定することはないでしょう。

 

幸いにも、以前に比べて就活環境は良い方向に動いています。逆に言うと、採用環境は厳しくて、採用担当者としては大変苦労しています(^^;)

企業に余裕があればミスマッチのある人を採用することはありませんんが、このご時世、多少のミスマッチには目をつぶり、止むを得ず内定を出してしまうことも無いとは言えません。

であるから故に、私が一番心配しているのは、内定出来ないことではなく、入社した後のミスマッチです。確かに無い内定はつらいですが、その後の将来のことを考えると、ミスマッチによる早期の離職の方が、痛手は大きいと思います。

 

無い内定も、その後の早期の離職も、どちらも避けるためには、やはり、自分の就活の軸を、しっかりと定める必要があります。

 

ここでいう「就活の軸」とは、業界だとか、職種、労働条件、勤務地という外形的なものだけではなく、むしろそんなことはどうでも良くって、どの様に働きたいのか、十年先はどうしていたいのか、自分にとって働くとはどういうことか、働くことによって自分はどうなりたいのか、など、働くことについての「そもそも論」みたいなことです。これだけは絶対に譲れないというポイント、と言い換えることも出来ます。極論を言うと、そうでなければ働かなくてもいい!と思えるようなことです。

 

就活の軸が定まれば、前述のような状況であっても、多少の出遅れ感はあっても平気です。右往左往することはありません。逆に、軸ブレを起こすと周りに振り回されてしまいます。

 

3月1日までには後20日残っています。この期間に、自分の就活の軸だけは、しっかりと定めましょう!