渋谷中央街(道玄坂)
松田優作主演、村川透監督の映画”遊戯シリーズ”のラストシーン、鳴海昌平(松田優作)は今はなき「渋谷OS劇場」前から渋谷駅方面へ坂道を下って行く。1970年後半の作品なので約30年前だが、第二作の「殺人遊戯」では居酒屋「やきとり千両」の看板がはっきり見てとれる(=今でも健在)。
渋谷区道玄坂一丁目「渋谷中央街」へは駅から東急プラザと横浜銀行の間を入る。坂をだいぶ上がった右手には住友不動産渋谷ヒューマックスビルがあるが、このビルは数年前までケンウッドの本社ビルだった。更に遡れば、現在の建物の前には力道山が建てた総合遊戯施設があり、プロレス興行が行なわれ、レストランやキャバレーなどで賑わっていたそうだ。若かりし頃の某歌手もこのキャバレーで歌っていたらしい。
そんな昔話は「千両」近くの郵便局地下にある蕎麦屋の「たけや」で聞いた。たけやの(先代の)女将は何時もレジの横に居て、客に茶を出し、注文を聞き、客と気さくに会話をしていた。その昔は有名なプロレスラーも大勢来店していたそうで、渋谷野村ビルに日本サッカー協会が入っていた頃にはトルシエ元監督や山本昌邦さんも頻繁に来ていたそうだ(トルシエのサインがあった)。数年前に足を悪くした女将(おばあちゃん)はお元気だろうか、井の頭線渋谷駅から店までゆっくりと歩く姿を見かけたのは1年以上前のことだ。
今宵も渋谷中央街はにぎやかなことだろう。
遊戯シリーズ第一作「最も危険な遊戯」の田坂圭子(新人)はかわいかった。



