国宝 薬師寺展/東京国立博物館
上野の東京国立博物館では「国宝 薬師寺展」が平成20年6月8日まで開催されている。
薬師寺金堂の三尊のうち、日光菩薩像と月光菩薩像が公開されているが、その美しく堂々たる立像には暫し圧倒された。1300年前、これらの鋳造に係った人々の英知に感嘆するとともに、現在まで護ってこられた方々にも感謝したい。
奈良の薬師寺は中学生の時に訪れた。
東京の公立中学の修学旅行は京都・奈良が定番で、何故か京都の宿舎は「本能寺会館」だったことを覚えている。この修学旅行で鮮明に記憶に残っているのは、薬師寺の管主を長く務められた高田好胤(たかだこういん)先生の説法である。残念ながら、説法の内容は覚えていないのだが、その日、先生は背の高い少年(わたし)に肩車をするように命じられ、一段高いところから我が母校の生徒たちに話をされたのだ。(写真が残っているはずなのだが ・・・ 。)
薬師寺の歴史をひも解くと、金堂を再建していた頃に私は肩車をしているようだ。
高田好胤先生並びに当時の方々は、写経による納経料を財源として薬師寺を再建されたとのこと、改めてその真摯な姿勢に驚かされる。その後、先生にお会いする機会がなかったことは大変残念である。
偶然ではあったが、展覧会へ行ったのは庭園開放の日だった。
下の写真は東京国立博物館・本館の庭園内にある「転合庵(てんごうあん)」なる茶室の近景である。近くではフランス人と思しき老年のご夫婦が語らっており、なんとも穏やかな時間を共有した。
春の庭園開放は終了しており、秋は10月21日からの予定。
おさ■歩 801
A BOUT DE SOUFFLE 勝手にしやがれ
A BOUT DE SOUFFLE
邦題は「勝手にしやがれ」、
ジャン・リュック・ゴダール監督の名作です。
高校生の頃、この映画を観てパリに憧れ、映画がますます好きになりました。
2度目の渡仏の際、現地で買った地図を頼りにカンパーニュ・プルミエール通りへ向かいました。
日曜日の午前、映画の中と同じように道の両脇には車が止まり、人通りはまばらでした。
(上写真)
映画のラストで、主人公のミシェルはこの通りを逃げ、そして倒れます。
ミシェルとパトリシアが過ごした隠れ家の入口もそのままで、暫し映画に酔いしれました。
(下写真)
鈴木布美子著 「映画で歩くパリ」 新潮社刊を参考にさせて頂きました。
映画に愛をこめて 301




