ソゴルのブログ -155ページ目

街歩き

下町を歩いた。


久しぶりに母校の前を通ると、開校60周年の文字が目に入ってきた。校門あたりは私の頃と変わっていないように感じた。学校裏には安くて美味しいもんじゃ屋があって、中学生にもビールを出してくれたのは時代だったのか。


水戸街道へ出て歩くと、左手に「鳩の街商店街」の入口が現れた。商店街を入ると右手にスーパーがあるが、かつてここには「向島金美館」という映画館があった。小学生の頃から怪獣ものを観るために何度も足を運んだ思い出の多い処だ。映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のトト少年にとってのパラダイス座、とまでは言わないが。(墨田区立図書館のサイトに当時の写真がある。)


Kinbikan


薄暗い店内で鯉を釣った「釣り堀」を目指し、東武線の東向島駅(旧 玉の井駅)方面に向かった。場所は覚えていなかったが、古い街なので誰かに聞けば何とかなると考えた。大正通りにある肉屋の小父さんが記憶されており、大体の場所を教えてくれた。案の定かなり以前に閉めたそうで、近くへ行ってみたが場所を特定できずにいると、路地奥の牛乳店から小父さんが出てこられたので聞いてみたところ「ここだよ」と教えてくれた。なんと建物はそのまま残っていたのだ。入口付近はパチンコ景品交換所になっており(写真)、釣り堀があったあたりは雑草に覆われ永くそのままであったろうことが想像できた。当時このあたりは色っぽい街の面影が残った場所で、ガキの分際では年上について時々しか来る機会がなかったのを覚えている。


Fishing hole 2


その後、曳舟まで戻り、「マンモス公園」を目指して歩き続けた。


おさ■歩 802


Un Homme et Une Femme 男と女


Hotel Normandy

Hotel Normandy, Deauville


ホテルのレストラン、向かい合って座る男と女、オーダーを待つギャルソン ・・・ ふたりは迷いながらステーキを注文し、男はそれだけだと告げる。残念そうに奥の厨房へ向かうギャルソン。女は他に何か注文しなくていいのかと気遣い、それならと男はギャルソンを呼び戻す。


 男      「Garcon !

 ギャルソン 「Qui Monsieur


見つめ合うふたり、男は喜んで戻ったギャルソンへ目線をあげ、


 男      「Vous avez de chambre?


部屋を注文した男に困惑したギャルソン。ここでフランシス・レイの名曲が流れ、ラストのサン・ラザール駅(だと思う)のシーンへ ・・・ 。


クロード・ルルーシュ監督の名作「男と女」、苦境にあった彼と彼の会社はこの映画の大ヒットで救われたそうだ。


映画と同じ冬のドービル海岸(下写真)は静かで、若者たちが数人戯れているだけだった。このあと、我々はトゥルービルを経由してオンフルールへ向かった。


Deauville

映画に愛をこめて 302


Torre de la Creu, Sant Joan Despi


Torre de la Creu 1

Torra de la Creu 「卵の塔」とも呼ばれている。

ガウディ先生の弟子、ジュジョール(Josep Maria Jujol)の作品である。


独創的であり、奇妙な外観のこの建物は Sant Joan Despi 駅のすぐ横にある。(上写真は駅フォームから撮影)

1階の光溢れる食事室、吹き抜けのらせん階段に望楼 ・・・ どれをとってもその斬新なフォルムは素晴らしい。叔母が施主で、何の制約もなく自由に造らせてくれたそうである。


訪れた時には複数の人影が窓から窺えた。しばらくすると中から一人の青年がでてきたので、スペイン語で挨拶し英語で話しかけたが通じなかった。


ガウディ先生の作品群はジュジョールほか多くの弟子たちによって支えられた。著名な天才の影に隠れてはいるが、もの静かで控えめなジュジョールもまた稀有な存在である。


Torre de la Creu 2


建物探訪 002