吉祥寺の中の京都
かつて東京都武蔵野市吉祥寺には近鉄百貨店の東京店があり、それなりに賑わっていた(現ヨドバシ吉祥寺)。
地下の食料品売場には京菓子専門店があり、老舗の菓匠が幾つも入っていた。商品は毎日京都から届いた。関ヶ原が大雪でもトラックは雪帽子のまま吉祥寺へやって来た。中央線沿線の大学生だった私は度々バイトで京菓子を売っていた。鶴屋吉信、(時々)叶匠寿庵、大原女家、若狭屋などなど、接客も包装も器用にこなした。売れ残りは閉店後の店内で安売りし、それでも残ったものはバイトの腹におさまった。葵屋の「やきもち」は大好物で、いくつ食べたか知れない。(役に立たない情報: シロ=昼食、ムラサキ=トイレ 当時の近鉄の隠語)
今年の成人式の頃に京都を訪れた際、はじめて上賀茂神社まで足を伸ばした。大鳥居前の葵屋(上写真)で「やきもち」を買い求めたのは言うまでも無い。相変わらず美味しかった。
昼食は賀茂川を少し下ったところにある「きらきらひかる」で野菜たっぷりカレーを食した。こちらも美味しかった。桜や雪の季節には景色もまた絶品のはずだ。
http://kirakirahikaru.com/index.shtml
お土産の「やきもち」と「俵屋のせっけん」は好評。
おさ■歩 803
Colonia Guell
Cripta de la iglesia -Colonia Guell
コロニア・グエル教会地下聖堂
ガイディ先生の建築には「グエル」と名のつく作品が幾つかある。これは施主(建築依頼主)でパトロンでもあるグエルの名前が付いたものだ。
その日、バルセロナから電車でコロニア・グエルへ向かった。そこは無人駅で降りると誰一人おらず、線路と並行する車道へ出てみたが人の気配がない。暫くするとご婦人が駅に現れたので、不慣れなスペイン語で尋ねると山側を指差して方角を教えてくれた。
入口(下写真)のカーテンを開け教会の地下聖堂に入った。薄明かりの中を進むと一人の老人が現れた。どうやら椅子にかけていたようだ。こちらに近づき語りかけてきたが良くわからない。拝観料か何かが必要なようで、安価であったと記憶している。支払うと何事もなかったかのように老人は椅子に座り動かなくなった。(とある書籍には「見学は主任司祭に申請」とあった。)
地下聖堂は広くは無いがとても魅力的な空間で、サクラダ・ファミリア教会の時と同じ興奮を覚えた。
建物探訪 003


