過去一の2012ブリュット
ワイン庫の棚卸しをする度にどこからともなく出て来るこのボトル。
2012年産マキシミン・グリュンホイザー・リースリング・ゼクト・ブリュット。
何本買ったのかハッキリ記憶に無いのだが、これが5本目のようなので未だあと1本ぐらいは残っていそう。
リリースされてからもう10年経つので、変化を見るには丁度良い頃合いかも。
黄色がかったレモンイエロー。
甘い完熟リンゴの香りに、湿った木や土、ペトロールなどの熟成香、蜂蜜やどことなくクリーミーなニュアンス。
口当たりの溌剌とした酸に感じるちょっとした若さと、しっとり落ち着いたリースリングの熟成感との
老若併せ持ったギャップが面白い。果実味は中肉、やや重心低めのミネラル感、
ちょっと酸化したニュアンスなど、統一感とは対極の良い意味でのバラバラ感。
そして短めながらナッティーな余韻。残糖はちょっとある方かな。
抜栓2日目。相変わらず酸の伸びは良いが、湿った木を思わせる熟成リースリング感が増して
それ相応の年輪を感じさせる。印象は過去一かな。87/100
(過去の4本→2014年9月、2015年2月、2018年4月、2019年6月)
2012 Maximin Gruenhaeuser Riesling Sekt brut
Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014 21 14,Alc 12.5%vol