これってモーゼル? | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

これってモーゼル?

異常気象と言うにも程がある。ほんの数日前までは「真夏日」前後が続いていたのに

一昨日あたりから急激に気温が下がって、今日の最高気温は17℃ちょっと。

そのせいか妙に身体が怠くてふわふわした感じがしたり、時々無性に熱っぽく感じたり、眠かったり、しんどい。

 

こういうのを「寒暖差疲労」と言うらしいが、いつ頃からある概念なんだろう?

もちろん初めて経験する症状なのだが、やっぱりある程度は歳のせいもあるに違いない。あ~やだやだ。

今夜は優しそうなリースリングでも開けてみることにする...2021年産のマキシミン・リースリング。

 


スクリューキャップ。僅かに緑色がかった薄いレモンイエロー。

注ぐとグラス壁下半に非常に細かい気泡が斑状に付着。

閉じ気味だが、スワーリングすると少し鉱物のニュアンスを湛えた青リンゴ系の果実香がパッと開いて来る。

 

優しい甘さと穏やかな酸、そして舌の上に乗っかって来るような重心の低いミネラル感で、飲み口はやや重め。

グリュンハウスの3つの畑とはかなり毛色の異なった、ややカーボンチックな苦み走ったミネラル感。

その重いミネラル感の余韻が舌に残る。厳しいところは無いので嫁さんにはなかなか評判が良い。

 

開栓4日目。フレッシュな青リンゴの風味が爽やか。

初日より甘味も、ある種の引っ掛かり感も和らいで感じられる。純粋に美味いリースリングだと思う。

でもグリュンホイザーのリースリングとはかなり味筋が違うなぁ、と。

 

 

開栓6日目は甘口寄りの残糖感。

相変わらず透明感のある味わいで、酸も負けじと存在感を見せてバランス良し。

グリュンハウスのグーツヴァインに比べると相対的に垢抜けているが、何が違うのだろう?

...やっぱりこれはルーヴァー・ワインじゃなく、モーゼル・ワインなんじゃないか?(ホンマかどうか知らんけど)

ルーヴァーではなく、モーゼルのどこかの農家から買い付けた葡萄なのではないかと思う。今度訊ねてみよう。84/100  (過去のヴィンテージ→2020年産2019年産2018年産2017年産2016年産

 

2021 Maximin Riesling Qualitaetswein

Maximin Gruenhaus GMBH (Mertesdorf/Ruwer)

A P Nr 3 536 074 01 22,Alc 11.5%vol