こんにちは
息子は進学校で不登校、
その後通信制高校に転校、
再び不登校になっています。
先日、不登校はほとんどが
精神疾患だという記事を
読みました。
最近の不登校は理由のはっきり
しないものが多いそうです。
いじめなどのはっきりした原因が
ある場合は精神疾患ではない
けれども、それ以外の不登校は
ほとんど精神疾患だと
おっしゃっています。
不登校そのものが精神疾患の症状だと
いうことです。だから精神疾患を
治療すれば学校に行けるようになる
ということです。
不登校専門クリニックの医師の方の
見解です。
息子も不登校になるきっかけは
ありましたが、
そこを解決しても不登校を
解決はできませんでした。
腹痛がひどく、もう限界になった時、
精神科に行きました。一応病名も
つきました。これは学校へ
配慮を求めるためのものでしたが。
息子は本当に精神疾患だったのか、
今でも少し疑問はあります。
たしかに腹痛や不安感などの
症状はあったので、その当時は
精神疾患だったと言えるのだろうと
思います。
精神疾患は遺伝的要素が強いです。
↓
だから、息子は精神疾患の
遺伝子を持っているのでしょう。
ですが、それを発症するかどうかは
環境の要素が大きいと思います。
不登校児にとっての環境は学校
ですから、学校そのものにも
大きな原因があるんじゃないかと
思っています。
学校が悪いというわけではなく、
息子が学校に合わなかったという
意味です。
不登校児は発達障害であることも
多いそうです。息子も発達障害とは
診断されていませんが、
特性はいろいろ持っています。
だから、普通の子よりも
合わない学校は多いと思います
不登校児が年々増えているのは
精神疾患の遺伝子を持つ子が
増えているのではなく、
学校が精神疾患を発症してしまう
ような環境に変化してきていると
いうことなのではないかと思います。
↓
大人の精神疾患の増加も
本人が精神疾患遺伝子を持っている
からというよりも、社会環境が
発症しやすくさせているんじゃないかと
思います。
息子は精神疾患の遺伝子を持って
いると思いますが、環境が
息子に合っていればおそらく
発症はしていないでしょう。
最初の不登校になって
メンタルがひどい状態の時に
精神科に行き、薬を処方して
もらいました。
薬を飲んででも学校に行かなければ
ならないと思っていたからです
通信制高校に転校した頃に、
息子は勝手に薬をやめていました
(服薬、減薬は医師の指示に従ってください)
病院で薬を飲んでいなかったことを
相談したら、そのままやめていい
ということになりました。
そして、通信制高校も不登校になって、
しっかり休息を取ることにしました。
すると、薬なんて飲まなくても
元気になり回復していきました
やっぱり息子に薬は必要なかったんだな、
必要なのは休息で、息子に合う環境に
行けばいいだけだったのだと
思いました。
息子も自分で薬は必要ないと
気づいていたのかもしれません。
不登校は精神疾患だから
薬を飲ませたら治るんだとか、
薬を飲んで学校に行けばいいと
いうのは私はあまり賛成は
できません。
(この医師の方が学校をどのように
考えているのかまではわかりません)
たしかに薬を飲んで学校に
行けるようになる子もいると
思いますし、学校に行けるほうが
子どもにとっていい場合もあるかも
しれませんが、
それは合わない環境でも、子どもに薬を
飲ませて学校に行かせてしまう
可能性もあるということです。
合わない環境という事実を
見えなくさせることもあると
思います。
それと、もう一つ私が思うのは
思春期という心も体もバランスの
取れない時期の不登校は
精神疾患ではなくて、
発達のバランスが悪くなっている
だけなんじゃないかと思います。
あまりにバランスが悪くて
子どもが苦しんでいるなら
服薬もありだと思いますが、
思春期を過ぎれば
自然によくなっていくような
気もします。
ただ、そのアンバランスな
思春期の時期にこじらせて
本物の精神疾患を発症しない
ように気をつけるのが
親や先生など周りの大人たちの
役目だと思います。
息子には悪いことをしました
私がこの記事になんとなくモヤっと
したのは、不登校は子どもの
精神疾患だから治療(服薬)すれば
学校に行けるというのが、
子ども本人の問題だとされていて、
学校のあり方や、子どもと学校との
相性などを無視しているんじゃないかと
感じたからです。
精神疾患の遺伝子を持っている
子どもに、精神疾患を発症させる
ような環境を作ってしまっている
ことのほうが問題なのだと
思うのですが。
以上、不登校は精神疾患なのか
何なのか、よくわからない感じに
書いてしまいましたが、
あくまでも息子を見ていて
感じたことなので、
ただの一例としてお考えください
