「包装ミッションと私の『未来宣言 2020』」

みなさんにとって「2014年」はどんな年であったでしょう。本誌なりに端的に表すれば、「人知を超えた大きなものの中で、われわれは生かされている」との実感の年といえましょう。過去を(知る)考えることは、未来を(知る)考えることでもあります。
かのイギリスの歴史学者トインビー氏は「人類史とは挑戦に対する応戦」との言葉を残しました。「人知を超えた」とか、「生かされている」とはいっても、そこには懸命に人知を働かせ、生きようとする人の強い意思があるということです。
つまり“挑戦”に対する“応戦”の力を湧き出すのが人なのです。現実の上で、人口の減少や少子高齢化などは避けがたく、だからこそ目を背けずに挑戦に応戦しつつ、限りない未来を拓いてゆくことができるのです。まずは、2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」の開催です。
本誌の座右の銘の一つである「悪戦苦闘を突き抜けて、決められた決勝点はもう取り消すことができないのだから」との、米国の詩人ホイットマンの言葉を想起します。これまでの延長線上ではない、新たな価値観に立って全てを再生していくにはちょうどよい目標です。
具体的にいえば、かつての高度経済成長を支えた老朽化した社会インフラやシステムを見直し、再生を始める5年間としたいものです。恒例となる新春交流会では、2015年から2020年へ向けてできるだけ具体的なビジョンを描く集いとしたいと思っています。
そこで「包装ミッションと私の『未来宣言 2020』」をテーマに掲げて、新春のスタートに集い会った縁深き皆さまと知恵を寄せ合い、語り合えれば幸いです。本誌編集アドバイザーや奇人会、ジェイサロンの面々を交えながら、自由闊達な意見や交流をしたいと思います。
にわかに注目される「オープンイノベーション」との言葉にも表われているように、分野や次元を選ばず目的を定めたアクティブ・ネットワークが必要な時代となってきました。そうしたネットワークの基盤づくりと同時に、それを生かした新しい情報コミュニケーションのあり方の実験証明の場でもあります。
 プロだけに限らず、心あらん人たちのご参加を心よりお待ちしています。未来を拓くイノベーションを起こすのに、2015年のときをおいて他にありません。

■開催概要
[日時]2014年2月4日(水)17:30~20:30(開場17:00)
[場所]シャン・ドゥ・ソレイユ(2F)
(東京都千代田区内神田1-10-6/☎03-5281-0333)
[内容]フリートーク「包装ミッションと私の『未来宣言 2020』」
[会費]1人:6,000円(税込)
[主催]ジェイパックワールド株式会社
[問合せ・申込先]新春交流会事務局
[Tel]03-3630-1759/[Mail]info@jpackworld.com
一時、「想定外」との言葉が躍りましたが、
世の中すべて「想定内」と思っていることが間違いでしょう。
それに、すべてが想定できたら、余ほどつまらない世の中です。

といいつつも、年の瀬を迎えて色々と「想定外」なことが起ります。
時ならぬ豪雪や寒波は避けがたいものがありますが、
せめてインフルエンザの流行には乗らないようにしたいものです。

さてまだまだ、年が暮れるまでには「想定外」のことが起きそうです。
そんなこんなで、文字を書くのは疲れます。何かをやるにも疲れます。
寝ても覚めても疲れます。だけど疲れることをやらねばなりません。
やらねば何も残りません。やれば何か生まれます。何でしょうか。
それは苦しみでしょうか。それとも歓びでしょうか。
はたまた充実でしょうか。

苦しみと歓びは「相即」です。悲しみと楽しみの「相即」です。
少なからず誰もが経験していることでしょう。
だから疲れても、年初に決めたことはやり遂げねばなりません。
今年に悔いを残さぬよう、残されたときは待ってはくれません。
同じ苦しみや疲れなら、人のため誰かのためでありたいものです。

なぜなら、そこに来年の歓びと楽しみのタネがあり、
「想定外」の歓びと楽しみが生まれるはずだからです。
第14回「JCRUIES(ジェイクルーズ)」コラボ編

 「必要は発明の母」である。まさしく包装産業を取り巻く環境は、とくに日本は世界に先駆けて少子高齢化や人口減少、単身世帯の増加、環境配慮や省エネなど課題山積である。新たな発明を生む環境は整っている。
いわゆる「課題先進国」であり、「課題先進産業」ともいえる。どの課題もこれまでの延長線上に解決はなく、あえてキーワードを導けば「多様化」となろう。とはいえ、モノづくりの近代化の一翼を担ってきたパッケージの役割が変るものではない。むしろ、かつてない転換点を迎えてパッケージの役割はますます大きい。
 なかでも機能面というよりは、人の心を動かす情緒面の役割である。モノづくりのコンセプトをよく体現するのは形とグラフィックだが、とくに「色」の印象は強い。よく見なれたキャラクターなどを思い描くとき、色はすぐに浮かぶが、形は案外に精緻には思い出せないものである。
そこで今回は、モノづくりにおける“色の力”について、あらためて考えてみたいと思う。講師に美装トータル研究所・代表取締役の山田靜風さんを迎えて、ジェイクルーズでははじめてとなるエスコグラフィックスとビデオジェット・エックスライトとの“コラボ編”として開催する。
「色には意味がある」というのが山田さんの信条である。コーセーおよびコーセーコスメポートでの40年を超える、クリエイターとしての豊富な経験を踏まえて、“色の力”について再考するとともに、ブランドやデザイン、印刷、素材選択、店頭陳列といったそれぞれの現場で抱える課題を検証する。
今回、“コラボ編”による初めての試みは、この「課題を検証する」までに止まらず、その一つのエスコグラフィックスとビデオジェット・エックスライトに協力を仰いでソリューションまでを提示することにある。
もちろん、このソリューションが全ての解決法とはいかないが、少なくとも今後のグローバリゼーションの進展といったことを考えれば、かなり有効な手法(グローバルスタンダードともなり得るもの)となろう。

■講師プロフィール
千葉県船橋市生まれ、1972年に桑沢デザイン研究所パッケージデザイン専攻科を卒業し、株式会社小林コーセー(現株式会社コーセー)入社。デザイン室配属され、「エスプリーク」や「BE」などデザインを担当。商品開発部を経て事業開発部配属され、「マリ・クレール」化粧品立ち上げにあたり、商品・店頭開発イメージコントロールを行う。
1987年にコスメポート株式会社(現コーセーコスメポート株式会社)立ち上げにかかわる。デザイン課長を経て商品開発デザイン室長、プロダクトプランニング、クリエイティブディレクタ歴任。
コーセーコスメポート創業から26年間、セルフオープンチャネル化粧品、トイレタリーを総合プロデュース。2014年3月末日にコーセーコスメポート退職。コーセー・コーセーコスメポートの42年間、商品企画、デザイン開発・設計、商品統括業務推進。
自身の目の障がい事故の体験から業界初パッケージ点字開発を推進し、普及活動に務める。CSR(企業の社会的責任)により、見える化のパッケージ、感性マーケティング、経験価値によるデザインを行う。

【開催概要】
[日時]2015年2月27日(金)15:00~20:00(開場14:30)
[場所]WTCコンファレンスセンター浜松町(38F フルール)
〒105-6103 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル
TEL:03-3435-3801
[内容]〈テーマ・セミナー〉15:00~16:30
   「『色』の力と現場の課題」
    講師:山田靜風氏(美装トータル研究所 代表取締役COO)
    〈ソリューション・セミナー〉16:30~17:30
   「パッケージ・カラーマネージメントの手法」
    1)「拡張ガモット印刷による色再現の可能性」/早川幸彦(エスコグラフィックス アプリケーション・セールス・マネジャー
    2)「パッケージ印刷における特色の色管理」/岡松英二(ビデオジェット・エックスライト アプリケーション エンジニア)
    〈懇親会・立食〉18:00~20:00(39F ゴールドルーム)
[会費]8,000円(税込)
[主催]ジェイパックワールド株式会社
[協賛]エスコグラフィックス株式会社
ビデオジェット・エックスライト株式会社
    お問い合わせ、お申し込みはジェイクルーズ事務局まで。
    TEL. 03-3630-1759/E-mail. info@jpackworld.com