第14回「JCRUIES(ジェイクルーズ)」コラボ編

 「必要は発明の母」である。まさしく包装産業を取り巻く環境は、とくに日本は世界に先駆けて少子高齢化や人口減少、単身世帯の増加、環境配慮や省エネなど課題山積である。新たな発明を生む環境は整っている。
いわゆる「課題先進国」であり、「課題先進産業」ともいえる。どの課題もこれまでの延長線上に解決はなく、あえてキーワードを導けば「多様化」となろう。とはいえ、モノづくりの近代化の一翼を担ってきたパッケージの役割が変るものではない。むしろ、かつてない転換点を迎えてパッケージの役割はますます大きい。
 なかでも機能面というよりは、人の心を動かす情緒面の役割である。モノづくりのコンセプトをよく体現するのは形とグラフィックだが、とくに「色」の印象は強い。よく見なれたキャラクターなどを思い描くとき、色はすぐに浮かぶが、形は案外に精緻には思い出せないものである。
そこで今回は、モノづくりにおける“色の力”について、あらためて考えてみたいと思う。講師に美装トータル研究所・代表取締役の山田靜風さんを迎えて、ジェイクルーズでははじめてとなるエスコグラフィックスとビデオジェット・エックスライトとの“コラボ編”として開催する。
「色には意味がある」というのが山田さんの信条である。コーセーおよびコーセーコスメポートでの40年を超える、クリエイターとしての豊富な経験を踏まえて、“色の力”について再考するとともに、ブランドやデザイン、印刷、素材選択、店頭陳列といったそれぞれの現場で抱える課題を検証する。
今回、“コラボ編”による初めての試みは、この「課題を検証する」までに止まらず、その一つのエスコグラフィックスとビデオジェット・エックスライトに協力を仰いでソリューションまでを提示することにある。
もちろん、このソリューションが全ての解決法とはいかないが、少なくとも今後のグローバリゼーションの進展といったことを考えれば、かなり有効な手法(グローバルスタンダードともなり得るもの)となろう。

■講師プロフィール
千葉県船橋市生まれ、1972年に桑沢デザイン研究所パッケージデザイン専攻科を卒業し、株式会社小林コーセー(現株式会社コーセー)入社。デザイン室配属され、「エスプリーク」や「BE」などデザインを担当。商品開発部を経て事業開発部配属され、「マリ・クレール」化粧品立ち上げにあたり、商品・店頭開発イメージコントロールを行う。
1987年にコスメポート株式会社(現コーセーコスメポート株式会社)立ち上げにかかわる。デザイン課長を経て商品開発デザイン室長、プロダクトプランニング、クリエイティブディレクタ歴任。
コーセーコスメポート創業から26年間、セルフオープンチャネル化粧品、トイレタリーを総合プロデュース。2014年3月末日にコーセーコスメポート退職。コーセー・コーセーコスメポートの42年間、商品企画、デザイン開発・設計、商品統括業務推進。
自身の目の障がい事故の体験から業界初パッケージ点字開発を推進し、普及活動に務める。CSR(企業の社会的責任)により、見える化のパッケージ、感性マーケティング、経験価値によるデザインを行う。

【開催概要】
[日時]2015年2月27日(金)15:00~20:00(開場14:30)
[場所]WTCコンファレンスセンター浜松町(38F フルール)
〒105-6103 東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル
TEL:03-3435-3801
[内容]〈テーマ・セミナー〉15:00~16:30
   「『色』の力と現場の課題」
    講師:山田靜風氏(美装トータル研究所 代表取締役COO)
    〈ソリューション・セミナー〉16:30~17:30
   「パッケージ・カラーマネージメントの手法」
    1)「拡張ガモット印刷による色再現の可能性」/早川幸彦(エスコグラフィックス アプリケーション・セールス・マネジャー
    2)「パッケージ印刷における特色の色管理」/岡松英二(ビデオジェット・エックスライト アプリケーション エンジニア)
    〈懇親会・立食〉18:00~20:00(39F ゴールドルーム)
[会費]8,000円(税込)
[主催]ジェイパックワールド株式会社
[協賛]エスコグラフィックス株式会社
ビデオジェット・エックスライト株式会社
    お問い合わせ、お申し込みはジェイクルーズ事務局まで。
    TEL. 03-3630-1759/E-mail. info@jpackworld.com