2014年1月に、紹介された初めてお会いした業界の先達がおりました。
そのときは大したお話はできなかったと思いますが、
何か感ずるところもあってか、
本誌へ原稿を寄せてくれるようになりました。

京都と東京ということもあり、連絡はメールでしたが、
原稿やメールの内容からも人柄がしのばれ、
私にとっても、非常に有意義な勉強になる交流でした。
ただ、しばらくメールが途切れることもあり、
心配していた夏頃には次のような返信を受けとりました。

 何度もメールを頂きながらご返事が遅れまして
 甚だ申し訳ないことです。
 小生、齢のせいか3月の初め頃から体調を崩して、
 ずっと寝込んでいまして医者へ行って薬を貰ったり、
 検査を受けたりしていましたが、
 最近やっとパソコンの前に座ることが出来るようになり、
 あちこち大急ぎで返事を出しています。
 いつも新しい考え方の貴兄の雑誌を拝見して
 (掲載していただいた私の)原稿も生き返った感じです。
 2015年の1月頃なら東京まで行ける体力はついているとは思います。
 どうか地道にご活躍され、発展されること期待しています。
 もし小生がご協力出来る事があれば、
 何でもアドバイスさせて頂きます。
 ご健康にはくれぐれも御留意して下さい。

この1月(2015年)に、
親しい方からその方が昨年11月に亡くなられたことを聞きました。
しばし信じられずに何度か聞き返しました。
1月には一年ぶりに元気なお顔を拝見できると楽しみにしていただけに、
非常にショックでした。
年齢もありましょう。また病の重度もありましょう。
それでも、人生とは分からないものです。
まさに一期一会の人となりました。

この夏にいただいたメールの心がそのまま、
私の命へつながっているように思えます。
感謝、感謝。ご冥福を心よりお祈り申し下ます。
合掌
2015年に明けまして、おめでとうございます。
天候のせいもありましょうが、例年にない心持ちで新年を迎えました。
大変な時代に生きているとのことを日々感じ、
この一年も苦労は避けられないことと思いますが、
それでも心を躍らせて、一歩一歩と前に進もうとの心持ちです。
年男のゆえかもしれません。

年男・年女のみなさん。昨夜の紅白のV6ではありませんが、
羊たちよ、お~おっおっ 群れになって踊ろう~、ラララララ~。

知友に教えてもらった自然農法の福岡正信さんは、
最初に水は天から降るのではなく、地から涌くのだと言っています。
地から水が涌き緑に覆われることで、雨が降るのでそうです。
われわれの生も同じく、まず心が躍れば自然に周りも踊り始める。
そんな気がしています。

今年も新年の歌を幾つかつくってみました。

 耐えに耐え/苦しき日々の/夜が明くる
  遥か地平を/染める希望(ひかり)よ

 大いなる/回天のとき/迎えぬる
  苦楽をともに/越しぬ友らと

 丸々と/肥えし羊の/美しき
  生命(いのち)の放つ/輝きなりせば

 昂然と/胸張り出ずる/若き人
  躍る生命(いのち)で/未来(あす)を照らさむ

 君の待つ/世界を今ぞ/開かれむ
  勇気に始まる/慈悲の道なれ

2015年がみなさんにとり、最高に善い年でありますよう、
心よりお祈り致します。合掌。
エコプロで偶然にCWニコルさんの話を聞くことができました。
数年前に「帆船日本丸を愛する男性合唱団」の定期演奏会に出演され、
サケの歌を歌っていたニコルさんは拝見してから親近感を抱いています。
とはいえ、自らな距離をつめるようなことはありません。

そう思えば、エコプロでお話を聞く機会も単なる偶然ではないでしょう。
その話は、ご自身が取り組まれた「アファンの森」の再生についてです。
ビフォーアフターの違いは一目瞭然ですが、
また隣接する国有林との違いも、上空からみても一目瞭然です。
ニコルさんの話の中で、とくに心に残った言葉は幾つかあります。

「私がやったことは森の再生する力を助けただけです」
「人間の社会とまったく同じで、
 末端(大地)まで太陽光を届くようにすることであり、
 風を通すことで、多様な生物が芽を吹き始めます」

一見して多くの生物が枯渇したような森でも、
そうした助力により多様な生物が息を吹き返すというのです。
つまり死んではおらず、眠っているのだということです。
自然はすごいと思うと同時に、里山の大事さを再認識しました。
自然に生きる人の存在意義がちゃんとあるということです。

これから、その再生した森を学び舎に学校を始めるとのことでした。
まさしく生きた学問となりますね。
今は想像もつきませんが、私もそこで何か協力できればと思いますし、
「包装」というものが、何か助力できないかとも考えています。

ニコルさんに限らず、日本の価値を高く評価し、
わざわざ海外から移住して、日本人の心を動かしてつつ
自然を守り、再生しようと努力してくれている人たちに感謝したい。
どんな縁によって日本に導かれてくるのか、本当に不思議な存在です。
われわれ日本人にとっては、まさしく諸天善神です。