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ノーザンホークの飛行訓練日記

北海道とLA (Chino) で操縦士ライセンス取得を目指すホークの訓練日記です

7時半起床~

朝から濃い霧が・・・がーん(涙)

ATIS(航空気象情報)を聞いてみると、なんとアメリカに来て初めての Below Minimum(有視界飛行での最低気象条件をクリアしていない) あらあら、霧のお陰で視程が悪すぎるということだ。きっと海からの湿った空気が悪さしているのでしょう。

ま、こんなときもありますわな。

1日中霧に覆われるというケースは少ないそうで、夕方にはバッチリ晴れ~~

16時半からフライト訓練開始!


本日の訓練内容は昨日と同じ

チノから16km程南東にあるLake Mathews(湖)へ行き練習です

湖のど真ん中の上空で目標物を決めて円を描く練習(around the pylon)
湖に隣接していう道路を軸にS字ターン(S Turn)
VOR Stationへ向けてホーミングする練習(ステーションから出ている電波に乗って計器をスキャンしながらステーションの真上に行く練習)


Lake Mathewsで科目練習が終わると毎度おなじみにのコロナ空港へ向かいタッチアンドゴー訓練

午後のコロナは風が強くなる・・・特に着陸が危ない・・・今日も強い風が横から吹いており、滑走路からはみ出しそうになった。M教官がいなかったら舗装された場所には着陸していなかっただろうな(あぶね~~) いやね、単純に右から風が吹いているってわけじゃなくて、何ていうか下からの上昇気流もあったりで、舵の操作がぐちゃぐちゃになってしまう・・・のです。困ったもんだ・・・


コロナで給油後、チノ空港へ戻りタッチアンドゴー訓練を2周(トラフィックパターン2周)行った

チノ空港へ離着陸する飛行機がコロナに比べて圧倒的に多い。すんなり一定のトラフィックパターンをぐるぐる回れないケースが多々あり。管制官により、そのままxxxレグを延長しろ だとか、東からジェット(ビジネスジェット)がくるから、お前は2番目に着陸だよ とか・・ 注文が多い。おまけに管制官からの指示をリードバック(重要な部分を復唱しないといけない)

ま、管制官の最大任務は飛行機を安全に離着陸させることなのだから・・・しょーがないけど。チノでのタッチアンドゴーはヘッドセットから聞こえてくるVoiceにも注意しないといけない。メリットは、管制官にもまれながら訓練すれば、いずれ管制(ATC)にも慣れるでしょう~ってことですかね。


本日のフライト訓練は1.5時間


下記は、おとといの初ソロフライト@コロナ空港の1周目の音声です。
緊張のためか?痰が絡んでいる様子や・・・独り言が多いですが。。。。





ちょっと遅めの8時過ぎに起床・・・

さぁ、今日から次のステップだね。


10:00から、まずは昨日に引き続いてチノ空港にてソロでタッチアンドゴーの練習

少し風があったが問題ないレベル

しかし、相変わらず着陸が下手くそ!!というか、逆に進歩どころかひどくなっている気がする。

え?? もうスランプか?!

5回のタッチアンドゴー(45分くらい)を終えて、しょぼーんとしながらハンガーへ帰還



16:30 本日2回目のフライトは、M教官と共に次の科目の練習

チノ空港を出て東へ10分程度にあるLake Mathew(湖)へ行き新しい科目(エアワーク)をいくつか行った


ノーザンホークの飛行訓練日記-map lake


M教官によるデモフライト

Stall(失速からの回復操作)

Slow Flight(フラップを下げての低速飛行)

VORのホーミング(VORは航法援助施設の一つで、VORステーションから360度 1度ずつ電波が出ている。この電波を航空機が受信し、計器にその情報を表示させて飛ぶ。チノの周りにも3・4つステーションあり。長距離の夜間飛行では、さすがに自分の目だけで飛行するのは難しい+不安。このVORの電波をうまく利用すれば安全に目標地点に辿りつく)



ノーザンホーク実践

Around the pylon(地上の目標物を起点に円を描く):一見簡単そうに見えるけど風がある場合は、ぐるーーっと一周している間に流されたりする 風がどの方向から吹いているか?を把握して翼を傾ける角度を調整しないといけない・・・

S Turn:道路など地上目標を軸にS字を描く この科目も風の影響を鑑みて翼を傾ける必要あり


風を読む力!は重要なんだなぁと再確認

例えば、湖面を見れば、おおよそどの方向から風が吹いているか推測できる


Around the pylon
ノーザンホークの飛行訓練日記-pylon


S Turn

ノーザンホークの飛行訓練日記-STurn


Lake Mathewで科目練習を終えて給油のためコロナ空港へ

そのまま一息入れずにチノへ戻ってタッチアンドゴーを2回


着陸について悪い箇所が分かった!! 
どうしても着陸進入中の目線が下を向いちゃう癖があるみたい(M教官指摘)
遠目の滑走路のエンドに目線を向ければ、小さな機体のブレに惑わされずに、大きくゆったり調整できる。要は焦り気味で急な操作をしてしまうケースがあるんだろう。

最後のタッチアンドゴーは、それなりにうまくいった!これを継続しないといかん。


気持ちを切り替えないとね~

本日のフライトは合計2時間



7時起床~


今日は待ちに待ったソロ・フライトの日だ!!自然と気合が入る!!


何を思ったか・・・いつもしていない準備体操しちゃったよ。アキレス腱を伸ばしたり(ラダー操作でつらないように・・か?)、手首・足首くるくる回す・・・(今思えば不思議な行動だったなぁ)


ほとんど緊張感はない。サラリーマン時代の会社のプレゼンの方がよっぽど緊張していたと思う・・・札幌とチノでそれなりに訓練をしてきたわけで、ある程度の自信がある。そういう意味で緊張感というよりは、「一人で飛べるんだぞ!」といったワクワク感や幸福感の方が大きかったんだろうなぁ。






朝食後、もう一度8月に札幌の訓練で撮ったビデオを見てイメージトレーニング




「右足~~~ お前はいつも右足踏むの弱いぞ!!」
「これが3度のパスだよ。この見え方、この見え方を覚えときやぁ」
「はい~滑走路見てぇ。高いの?低いの? トリム!!!しっかりトリム取ってないからぶれるやんかぁ。手を放してみぃ トリム取れてたら(操縦桿から手を離しても)姿勢は変わらんやろ!」
「はい~フラップ下げるよー 頭押さえて!!(機首)上げたらあかん!」
「はい~パワー絞るよー 当てて 当てて 急にやったらあかん じわーーーっとや(じわーっと操縦桿を引く)」
「はい~8フィートのレベルオフになったぁ。滑走路エンド見て 少しずつ(操縦桿を)引いていく!」




よっしゃぁ~ これでイメージ完璧・・・のはず






9時半にM教官の「よーし、行くぞ~」の声がかかった。空は雲に覆われていたためか気温が上がらず・・・ウィンドブレーカーを着ることにした




最初のソロ・フライトを敢行する場所は、コロナ空港(チノ空港から南へ8km) 


コロナは他のトラフィック(コロナ周辺を飛ぶ他の飛行機)が少ないため、しょっぱなのソロはコロナと決まった。午後のソロは本拠地チノ空港で行う予定




セスナをハンガーから出してエンジンスタート~♪


特にいつもと変わらず落ち着いている。違うのは寒いということだけだ。チノをテイクオフして、ものの5分程度?でコロナ上空に到着~ ソロの前に一度コロナのトラフィックパターンを1周することに。予行練習といったところ。


ガソリンスタンドの前にM教官を下ろして、「よし、行って来い!リラックス!」と励まされ・・・


あれ?M教官トランシーバー持ってるよ・・・やっぱり心配なのね




いよいよ~ 初ソロフライト スタート!


離陸滑走地点でよーやく?いつもより緊張感が・・・高まる


右席には誰もいない。頼れるのは自分の腕だけだ。


思い切って、フル・パワ~~~


いつもより気持ち手前でローテーション速度(操縦桿を引いて機体を浮かせる適正速度)に達したのに気づいた。ははーん、今まで右席には教官が座っていたが今は一人!重量が違うんだ。


別に早めに機体を浮かすのは全く問題なしなので、慌てず上昇 右足忘れんな~~(右足のペダルを踏む操作=ラダー操作)




エンジン計器異常なし! 順調 順調~


どうも、喉が乾いているのか、痰がからむ感じで・・・変な感じだ(やっぱ緊張してんだろ・・・)


無難にATC(航空管制:コロナは管制塔がないのでパイロットが自ら周辺の飛行機に自分の位置を一方通信)もこなし、さてさて、問題の着陸・・・




高度がちょっと高い・・・えーー パワー絞らんと・・・


ふむ  風はほとんど吹いていないとみた!ほっ (←実は吹いていた・・・)




フラップを30度に下げて、滑走路エンドに来たら、パワーをアイドル(車のエンジンのアイドルと一緒)に絞り、あとは機首の引き起こし操作(=フレア)


最初、引き起こしすぎて・・・降下中なのに、ふあーーんと浮いてしまった。。。慌てない 慌てない


じっと我慢して(決して引いた操縦桿を戻さず)再び機首が下がるのを待つ


ノーザンホークなりに、じわーーっとやってみた。。。




結果は・・・




どっしん という感じで無事に着陸・・・汗


初の一人での着陸 やっぱり緊張するな~ ふぅ~~ 




M教官から風があるときは、フラップを30度まで下げず20度でいいよとアドバイスあり


あれ?風あるのね・・・やっぱり、いつもとは違う気持ちの高ぶり?もあって、感覚がおかしいのかな。




続いて2周目!


1周目より落ち着いて操作できた。課題の着陸!ちょっと高めに進入してしまったけど、接地操作は、まぁまぁうまく出来たんじゃないかと思う。やはり、慌てず落ち着いて操作することってのは大事なんだなぁ。常にそう出来るように練習を重ねないと。




問題は3週目の着陸・・・


最悪です。。。下記のビデオを見れば・・・分かります
接地前に機体が浮いてしまい、最終的にどっしゃーんって上から落ちる感じで着陸してるよ。悪いお手本だな・・・ 




給油のため、3週目が終わるとコロナ空港内のガソリンスタンドでストップ


いやぁ~ 初めて一人で飛べたってのは感動だ。相変わらず着陸はダメダメで悔しい。でも、何はともあれプロのパイロットへ向けて、第一歩を踏み出せた感じで気分最高~ 着実にステップを踏んでいってる実感が湧いてくる。とにかく前進しないと。




午後はチノ空港でソロ・フライト


チノ空港周辺はコロナより周辺を飛ぶ他の飛行機が多い。管制塔もあるので、管制官とのやりとりも必要。つまり、コロナで飛ぶより、他に注意すべきことがあるわけで、操縦だけに専念できない。バランスよくこなさないといけない。


とはいえ、いつもチノでタッチアンドゴー訓練をやっているので、体は慣れている


無事にチノのトラフィックパターンを3周こなした。相変わらずへたっぴな着陸・・・だけど何とか帰ってこれた。M教官も無事に一人で帰ってこれたってのが大事であり、最初はそんなもんだ(最初からうまくいくはずはない)とのこと。ま、そりゃそうだ。




夜は教官と乾杯~ ビール2缶飲んだ 最高に旨い!




やはり一人で飛ぶと疲労度が全然違う。責任を持って一人で判断し、自分が正しいと思う操作をする。この一つ一つの判断を下すのに脳みその?パワーが要る・・・初めての一人旅では尚更だ。




アルコールも入ったせいか、夕食後に一気に眠気が襲ってきた。


もう少し・・・余韻に浸りたかったんだけど・・・即効爆睡


ビデオにいつもモチベーションを高めてくれる音楽を追加しちゃいました

出来はどうでしょうー?!



7時半起床~

M教官復活してくれたみたい!!よかった


朝食後、一息入れて午前のフライト訓練へ Let's GO!

まずはチノでタッチアンドゴー訓練

M教官・・・ほとんど操縦桿を握らず

おー もしやソロ・フライトへ向けてのテストだな?!と思いノーザンホーク気合が入る

まだ、風がある中での着陸はがうまくいかない・・・けど何とか一人で操作できるレベルになってきた


チノ空港でのタッチアンドゴー2周済ませて、近所のコロナ空港へ

コロナ空港はチノよりも風が強いケースがあり要注意だ。特に下からの吹上(上昇気流)があるので、ファイナルアプローチ(最終着陸進入)でなかなか高度が下がらないケース多々あり。

コロナでもM教官のサポートはほとんどなし

間違いない!! ソロ・フライト(教官乗らずに一人で操縦する)に出していいかの判断をしているのでしょう


コロナ空港でタッチアンドゴーを3周やって、再びチノへ

チノでタッチアンドゴーを1周やってFull Stop!(フライトおしまい)

ATCも慣れてきた。つまり、操縦操作に余裕がでてきたからATCも聞き取れるようになってきたのかな。


午後のフライトはチノで再びタッチアンドゴー

午前と違うのは”風”! 午後はいつも風が出てくる。いつも風が穏やかな状況とは限らないので、風向きを把握して着陸時に適切な操作をしないといけない。基本は機首を滑走路中心に合わせて着陸すること。風があるとこれが難しい・・・右に左に機体が流されないように、ヨーク(操縦桿を左右に回す微調整)やラダー操作がキーとなる。


午後もM教官は特にサポートせずじっと我慢?!しながら観察している

ノーザンホークは・・・(着陸体勢)機体を中心線に合わせるよう、ちょっとドタバタ気味・・・必死です

タッチアンドゴーを4周やって終了

まぁ、M教官が手を出さなかったということは、致命的な誤操作はなかったってことかな。


本日のフライト訓練は合計90分強

訓練終了後、M教官から明日ソロだぞ!!と言われた


よっしゃー!!

今日までの合計フライト時間は13時間強。まぁ順調でしょう!

夜は、ワクワク感とちょびっとの不安(着陸)が入り混じり興奮気味でした

ATCの一人シミュレーションをしながら就寝・・・

ちょっと、はりきって7時起床~~

あれ?!

M教官・・・体調不良

ちょっと疲れが出ちゃったのかなぁ。とてもダルそう・・・

とりあえず大好きなビールは控えるようお願いをして早めに休んでもらうよう懇願

ということで、本日もフライト訓練はなしとなった


Good news!!もあって、よーやく指紋登録のすべての手続きが無事に完了

これで、ガンガン飛べるぞ!頼むよ~ M教官


最近のATC(航空管制)の様子です

少しは上達したでしょうか?? JPA先輩方 どうすっか?



朝9時半、1週間滞在していたH君が帰国の途についた。短い期間だったが、寝食を共にしてきた仲なのでどこか淋しいね

さて、今日は疲れを癒すためオフとなった

M教官もお疲れのご様子・・・

チノは朝晩は大分涼しくなってきて半袖では寒いくらいだ

体調管理に気を付けないと・・・


本日は基本的にリラックスモード!

Written test(private pilotライセンスの筆記試験)に向けての自習が中心でした

やはり、周りのハンガーから続々と滑走路へ向かう飛行機を見ると・・・飛びてぇ~~という気持ちが湧いてくる


ん~ 体を休めるってのも訓練なのかも
6時起床~ 

H君、本日Seaplane(水上飛行機)の訓練+試験が7時からということで6時半ホテルロビーで待ち合わせとなった。

Seaplaneはこんな感じ

ノーザンホークの飛行訓練日記-seaplane


Carl's Jrでモーニングセットを買いSheble (Sun Valley Airport)へ

予定よりちょい遅れてH君の訓練が始まったようだ

しばらくShebleの事務所のソファでくつろぎながら自習

昼食は車で15分程度走って、Panda Express(中華のファーストフード)でチャーハンセットを購入



昼食後、自前のセスナで訓練!!!

とにかく暑い・・・セスナの外気温計は・・・WHAT??? 45度Cを指している!!

人間の住むところじゃないんじゃないのー?と思いつつ・・・せっかくアリゾナに来たのだから飛びたかったので、M教官にお願いした。

鼻で息するというよりは、口でハァハァしていた気がする・・・

Sun Valleyをテイクオフして、まずは近所のNeedle空港でタッチアンドゴー 他の飛行機は飛んでいないので、安心してコース取り(トラフィックパターンにのる)

続いて、更に少し離れたEagle空港へ

ちょっと休憩・・・水分補給しないと・・・機内に置いていたミネラルウォーターはお湯になってた

Eagle空港・・・
ノーザンホークの飛行訓練日記-eagle airport
















Eagle空港の周りはなんもなし・・・人影もなし・・・



頭がぼーっとし出したので集中力低下は免れない

M教官と相談した結果、Sun Valleyへ戻ることになった。とりあえず、初めて3つの空港(Sun Valley含む)に離着陸したので良い経験にはなったと思う


本日のフライト訓練は1時間弱


さてさて、H君の様子は・・・というと

座学終了後、コロラド川へ飛んで行って実機訓練をしている頃なんだが、訓練機のフラップ(下げ翼)が故障だと・・・修理するのに数時間かかるとのこと。こりゃ、Sun Valleyを経つのは18時頃やな・・


ノーザンホークは・・・たった1時間しか飛んでいないのにぐったり・・・汗びっしょり

ソファでM教官と共に仮眠しました


18時前にH君が戻ってきた。昨日に引き続きSeaplanのライセンスゲットです!おめでとう!

でも、二人とも待ちすぎてちょっと元気なし・・・


結局、Sun Valleyをテイクオフしたのは18時15分

3人ともぐったりモードで心配だったけど、何とかチノに20時半ごろ着きました!ふぅ~~

帰途は美しい夕陽を見ることができた。夕陽は朝焼けと違ってどこか切ない感じ。

チノ周辺に近付くとハイウェイを流れる車が蟻の行列のように行き来している。また、アリゾナと比べると住宅・商業地が立ち並ぶため断然明るいので、キレイ!!


H君は明日日本に帰る おつかれさまでした。



3時半AM起床・・・




今日から1泊2日でアリゾナ州ブルヘッド(Bullhead city)へ出張! Bullheadはちょうどカリフォルニア州/アリゾナ州/ネバダ州の州境に位置している




ノーザンホークの飛行訓練日記-map_bullhead






訓練生のH君が本日午前中にPrivate Pilotライセンスの試験し翌日にはSeaplane(水上飛行機)のトレーニングおよび試験を受験する予定




試験会場はBullhead cityの南にあるSun Valley Airportで行う予定。ここは、Sheble Aviation
の拠点になっておりShebleのオーナーがFAA(航空局)の試験官も兼務している







4時15分AMにチノをテイクオフしSun Valleyへ!!




外は真っ暗・・・夜景がきれいだ~




チノ周辺もきれいだけど、遠くに見えるLAの灯りも眠気が吹っ飛ぶほど美しい






ノーザンホークの飛行訓練日記-夜景




高高度には4時AM台だというのに旅客機が行き来している。恐らく東海岸の方からやってきたのでしょう。夜だと飛行機のライトが点灯しているので視認が容易だ。




夜のクロスカントリー(野外飛行)では、街の灯り・遠くにうっすらと見える高い山・小さな明かりが流れるように列をなしているハイウェイなどを目印に飛行していく




朝早いのに・・・車の量が多いのにはびっくり。ラッシュを避けるために、みなさん通勤しているのかな?!しばらくすると街の灯りは遠ざかり、ほとんど何も見えない




・・・ということは、星がキレイ!!




都会では絶対に見ることが出来ない・・・手をそっと伸ばせば星をすくえるような、そんな感覚だ。自然が作り出すプラネタリウム~ 素晴らしい







5時半過ぎには、うっすら明るくなってきた。もうすぐ陽が昇る。刻一刻と空の明るさが変化していくサンライズ劇場の始まりだ






ノーザンホークの飛行訓練日記-朝焼け




美しすぎて言葉が出んかったなぁ。大昔に富士山に登った時に見たご来光を思い出させる光景だった。自然が作り出す幻想的な作品を味わえるなんて・・・幸せです







ほぼ予定通り6時半AMにSun Valley Airportに到着!




Sheble Aviationの訓練機がずらーーっと並んでいる。周りは・・・何もない 静かっす。試験開始8時までセスナでしばし仮眠タイム




                    コロラド川



ノーザンホークの飛行訓練日記-コロラド川




ノーザンホークの飛行訓練日記-bullhead景色


ノーザンホークの飛行訓練日記-sheble




7時半を過ぎた頃から続々とShebleのインストラクターや現地訓練生がやってきた。ちゃっかり朝のコーヒーをいただき試験官が到着するまで事務所で待機




H君・・・少々緊張気味・・・そりゃそうだ。英語でオーラル(口頭試問)と実技試験を受けるのだから。




8時を過ぎたころに試験官のJoeが登場~ とてもフレンドリーな感じ スカイホークも挨拶を交わして、来月は自分が受けるよ!と伝えておいた。ついでに必要な資料(アンチョコ)ももらっておいた。







すぐにオーラル=>実技試験を進み




結果は・・




見事合格~~!! おめでとう!アップニコニコ







オーラルでどんなことを聞かれたか、また実技試験の内容など忘れないうちにH君からヒアリング




別に落とす試験ではなく、安全に飛行するための必要な知識はあるか?また、技量は備わっているか?をチェックされる。ちょっと不安な部分がれば、試験中に教えてくれるのだそう。




緊張から解放されたH君は満面の笑み よかったね~







それにしても暑い・・・外は熱風・・・完璧な砂漠気候だ




15時にはホテルへ




Avi Hotelで一夜を過ごす




Sun Valleyから車で10分ほどにあるホテルだが、そこはネバダ州!!







そう、このホテルにはカジノあり。また、コロラド川が隣接しているので、ちょっとしたリゾートホテルらしい。1泊$25とめちゃ安い。カジノでお金を落としてね!ということでしょうね。






ノーザンホークの飛行訓練日記-カジノ




ノーザンホークは・・・失業者の身なので・・・ここはグッと我慢 1銭も使いませんでした!H君は初カジノだったようで、面白い!と感動していたようだ。ラスベガスに行ったら・・・やばいな











9時起床~~

午前中は自習・・・今日も暑い。39度Cだよ・・・風も熱風

インディアンサマーといって、夏の最後の暑さがやってきているのかな?!と期待



今日のフライトは夕方から!

若干、風が強いが大丈夫でしょう。風向きがいつもと違う・・・ため、離陸滑走路もいつもと違う(離陸は正対風が望ましいため)


エンジン ノーマル! Let's go--!

飛んだはいいが・・・めっちゃ眩しい。サングラスしてても眩しいぞ

肝心の着陸の際に真正面に沈みかける太陽が・・・

Oh No~~ 何も見えんやん。

うっすらと滑走路の輪郭だけ。太陽がもう少し下がるまで、待った方がいいな。

ということで、近所のコロナ空港へ向かうことにした。

コロナで給油後、休まずテイクオフ

すると、太陽さん 山に隠れてくれました。Good!!

チノ空港に戻りタッチアンドゴー訓練

初めての美しい夕陽を見ながらの飛行~ いやぁ~きれいだ うっとり(している場合ではないが)


夕陽に魅せられながら・・・タッチアンドゴー

訓練に夢中になっていたら、いつのまにか陽が完全に沈みナイトフライト(夜間飛行)になってしまった。

コックピットからの夜景なんて、もちろん初めて!!滑走路の縁に均等に配列されているライト・・・これまた、美しい!!ナイトの着陸は想像していたよりは恐怖感もなく、落ち着いてできたと思う。


何だか今日は今までにないコックピットからの景色に感動した日だった。飛行機ならではの絶景を楽しめたので、とても気持ちいい~

本日の訓練時間は1時間


明日は、1泊2日でアリゾナ州のBullheadへ

現在チノ滞在中のもう一人の訓練生H君が、BullheadでPrivate Pilotライセンスの試験、翌日にはSeaplane(水上飛行機)の試験を受験するため、ノーザンホークも同行することになった。

来月同じようにPrivateの試験を受ける予定なので、現地の環境チェックや試験官と挨拶して顔を覚えてもらうなどプラスになると思う。

もちろん、チノからセスナで行きます!4時AMテイクオフ予定・・・


8時起床~~






ん?朝から霧がかかっているな・・・?と思いきや・・・よーく見ると






うぉーー 砂嵐がやってきてるよ!!



風も20ノット強(10m/秒) しかも突風30ノット強・・・



こりゃぁ、午前中のフライトは無理だ



マスク装着して慌ててハンガーの扉を閉めて待機となった






昼食後、砂嵐は治まった ふぅ~



でも気温が・・40度C・・・ひぇー









よーやく、指紋登録の申請が受理された!!これで、指紋を取りに行けるぞ!



近場で指紋登録が可能なのは、エルモンテ空港(El Monte)内の施設とのこと。訓練がてらエルモンテ空港へ飛行機で向かうことになった



チノ空港離陸から約20分で到着



住宅地の上を避けるため、トラフィックパターンが五角形(通常は長方形)となっていて、違和感ありだが、無事に着陸できた







エルモンテ空港

結構な数の小型機が駐機してあった


ノーザンホークの飛行訓練日記-エルモンテ1




Lightning Aircraftという会社内で指紋登録



ノーザンホークの飛行訓練日記-エルモンテ2



目的の建物に入ると、おばあちゃんが待っていた・・・指紋ちゃん取れるかな・・・ちょっと不安



登録用紙3枚に必要事項を記入して、指紋をとる。これが、とても原始的な手法で・・・ハンコの朱肉のデカイ版に右手・左手それぞれの指1本ずつ、さらに親指以外の4本の指を一気に・・・といった感じ。おばあちゃんが、スカイホークの指を持ちながら先ほど記入した登録用紙にスタンプのようにペタペタ



しきりにおばあちゃんが、リラックスー 力抜いてねと言っているが、、うまくいかないよぉ



そして、うまくいかないので、おばあちゃんが焦ってきた・・・指がモイスチャーのようだ!!と何度も言ってくる・・・








そう、Moisture=湿気・・・・





ノーザンホークの指が汗ばんでいるのか・・・登録用紙にペタっとするときに若干すべっちゃうということらしい






おいおい 大丈夫かよ・・・何とかすべての登録用紙に指紋をとったが、横滑りの箇所が多数・・・いやーーな予感・・・この用紙はネバダ州リノに送られ、チェックされるらしい。チェックが通らなかったら、やり直し・・・今度は別の場所で電子的な指紋の取り方で。最初からそこに行けばよかった(涙)






費用:$99+$24(Fedex料金) $100はデカイよ・・・






頼む 1回でパスしてくれ~



早くソロ・フライトに出たい



本日のフライト訓練は1時間弱








夜はJPAのY先輩とスカイプ電話



着陸のことで色々と助言をもらって疑問解消~ ありがとうー