スピーカーの周波数特性を測定するとき、これまでは「WaveSpectra」と「WaveGene」を使っていました。
しかし、この方法では測定するたびに別の部屋からPCを持ってこなければならず、ちょっとした測定でもなかなか気軽にはできません。
そこで、スマートフォンを使って簡単に周波数特性を測定できないかと考えていました。
スマホ用のスペクトラムアナライザーアプリ「Spectroid」は以前から使ったことがありましたので、あとは測定用の信号をどうやって発生させるかが問題です。
そこで今回は、CDとして発売されているDENONの「AUDIO CHECK HQCD」を購入して試してみることにしました。
このCDには、さまざまなオーディオチェック用の信号が収録されています。
その中にスイープ信号も収録されていますので、今回はこれを利用することにします。
マイクにはDayton Audioの「iMM-6S」を使用し、スマートフォンのマイク端子に接続します。
まずは、DIATONEのDS-201を測定してみました。
スピーカーとマイクとの距離は約50cmです。下のグラフで、赤い線が今回測定したデータです。
このDS-201は、以前ハードオフで購入したものですが、購入後おそらく30時間以上は鳴らしていると思います。
そのせいなのか、あるいは測定条件の違いによるものなのか、以前測定したときと比べると、今回は低域がかなり出ているように見えます。
測定環境によっても結果は変わってくるので、厳密な比較とはいきませんが、こうして手軽に測定できるのは便利ですね。
続いて、MarkAudioのCHN519を使用したTQWT方式の自作スピーカーも測定してみました。
こちらは以前から気になっていた、90Hz付近のディップが今回の測定でも確認できました。
それでは、この自作スピーカー背面にあるポート付近ではどのような特性になっているのでしょうか。
ポートからの音を測定してみると、800Hz付近にピークが現れています。
ただし、このピークはスピーカー前面で測定した周波数特性には、ほとんど影響していないようです。
このあたりを実際に測定して確認できるのも、自作スピーカーの面白いところですね。
Spectroidの設定方法
最後に、今回使用したSpectroidの設定方法について簡単に紹介します。
まず、アプリを立ち上げ、画面右上にある「三つの点」をタップします。
プルダウンメニューが表示されますので、「Settings」をタップします。
次に、Settingsのメニューから「Audio」を選択します。
設定内容については、下の画像をご覧ください。
今回の測定では、iMM-6Sのマイク補正データは使用していません。
そのため、今回の測定結果はあくまでもスピーカー同士を比較するための簡易的な測定と考えてください。
それでも、これまでPCを用意して測定していたことを考えると、スマートフォンだけで手軽に周波数特性を確認できるのは大きなメリットです。
自作スピーカーの調整や、ちょっとした特性確認には、なかなか便利な方法だと思います。
過去記事の”周波数特性のマイクとソフトを変えて測定してみました”も参考にご覧ください。








