先日、大村のハードオフで、ダイヤトーンの「DS-201」を5,500円で購入しました。
サランネットが付いていなかったのは少し残念でしたが、外観は大きな傷もなく、まずまず良好な状態です。
DS-201といえば1978年発売ですから、初期型であれば、すでに50年近く前のスピーカーということになります。考えてみれば、半世紀近くも前に作られた製品を、今こうして手に入れたわけです。
当時は高度経済成長を経て、日本が経済的に豊かになりつつあった時代です。オーディオブームも盛んで、今とは比較にならないほど多くの若者がオーディオに夢中になっていたのではないでしょうか。
さて、古いスピーカーで気になるのが、ウーファーのエッジの硬化です。
購入前に実際にエッジを触って確認してみましたが、完全に柔らかいというわけではないものの、思っていたほど硬くはありませんでした。
もしかすると、以前にエッジの軟化処理が行われているのかもしれません。
そこで、実際の周波数特性を測定してみました。
測定結果を見ると、60Hz~75Hz付近にディップがあるのが気になります。
比較のために、以前製作したマークオーディオ「CHN519」を使用したTQWTを、もう一度測定してみました。
マイクからスピーカーまでの距離も50cmとし、できるだけ同じ条件で測定しています。
こちらは75Hz~90Hz付近にディップが見られます。
それでも、意外と低いところまで音が出ているのが分かります。これは、TQWTの効果なのでしょう。
ただ、今回の音量では、思わぬ問題も発生しました。
なんと、エンクロージャーが「ビビる」という、手痛い現象が起きてしまいました。
厚さ9mmのMDFを使ったエンクロージャーなので、ある程度は仕方がないのかもしれません。
それでも、測定結果を見ると、なんと50Hz付近まで十分な音圧が出ています。
今後は、背面の開口部の位置やポートの面積、長さなどを調整して、さらに低域特性を改善できないか試してみたいと思います。



