百草園に、というよりは小島善太郎記念館に立ち寄った後は

また百草園提供のウォーキングマップに従って京王線の高幡不動駅までゆるり歩きで。

 

 

で、少々遅めのランチタイムということで、高幡不動尊の参道へと向かいましたところ、

「お!」と思うお店に遭遇したのですなあ。ペルー料理の店「ラスパパス」という。

 

 

しばらく前にテレ玉で見た「U字工事の旅!発見」で群馬県の大泉町を訪ねた放送回でのこと、

ブラジル人住民が多いことで夙に知られたこの町が今では相当に多国籍化しており、

多彩な各国料理店がある中でペルー料理の店に赴き、「世界三大美食」のひとつと言われるてなふうに

紹介していたのでありますよ。それ以来、折あらばと思っていたペルー料理の店が目の前に出現すれば、

それはお試し!とばかりに入ってしまうのは人情というものでありましょう。

 

ところで、「世界三大美食」のひとつがペルー料理となれば、残り二つは?と思うところでして、

思い浮かぶのはフランス料理と中国料理でもあろうかと。この思い付きを確認すべく検索してみますと、

「世界三大美食」ならぬ「世界三大料理」としてヒットしたのは、フランス、中国、そしてトルコであると。

 

しかし、これはあくまで「三大美食」でなくして「三大料理」、ちと意味合いが違いましょうか。

そこでキーワードを「世界三大美食」に加えて「ペルー料理」と入れると、おお、出てくる出てくる。

 

なんでも「ワールドトラベルアワード」(旅行業界のアカデミー賞と呼ばれるとか?)で、

ペルーは「世界で最も美食を楽しめる国」部門4年連続で最優秀賞という栄冠を勝ち得ているとか。

言わば近年、注目度赤丸急上昇中とでも言うべき存在、それがペルー料理なのかもしれませんですねえ。

 

 

とまあ、そんなペルー料理をいただきます。

まずはおかず盛り合わせ的なる一皿ですが、これらはそもそも家庭料理であるとか。

手前左が、黄色い唐辛子クリームソースがけじゃがいも、手前右側はピリッとしたチキン唐辛子煮込み、

奥側左がペルー産黒ビールで煮込んだチキン、奥側右はスーパーフード・キヌアの煮込みということで。

 

なるほどなるほど、唐辛子もじゃがいもも南米原産ですものねえ。

そして、ここで気になるのがスーパーフードのキヌアですなあ。

前に一度山梨のどこかに出かけた折、ローカルなTV放送で上野原市がキヌアで町おこし…的な話を見かけ、

初めてキヌアなるものを知ったのですけれど、栄養価が高く、栄養素のバランスも良いということから、

スーパーフードと呼ばれることを知ったのでありますよ、遅まきんながら。

 

 

続いてこちらは牛ハチノスのターメリックハーブ煮込み、「Cau Cau」と呼ばれるひと品でありますよ。

やはりじゃがいも、これほど多用されておるとは知りませなんだ。

 

 

と、こうした品々を「クスケーニャ」というペルー・ビールでいただいたわけですが、

いちばん気に入ったのは実はビールでありました(あくまで個人の感想です)。

三大美食に数えられる料理が口に合わないとかいうことではないのですけれど、

どうも際立った特徴にいささか欠ける選択をしてしまったのですかね。

 

ですが、メニューを眺めつつ、こりゃあ軽くランチというよりも機会を見つけて夜に出直すか…とも。

ペルー料理の本領をまだ窺い知れていない気がしますし、ビールの種類もまだほかにありますしね。

余談ですが、店の入るビルが外壁工事中でドリルでも使うのか、

時折とてつもない轟音が鳴り響いてましたので、すっかり工事が終わってからがいいでしょうなあ(笑)。