アムステルダムからの移動日で空港へ行くまでのしばしの間、
レンブラントハウス
やらニューマルクトの市場
を訪ねたりしたわけですけれど、
いよいよもっとスキポール空港へと向かうことに。
到着時には宿泊先がミュージアム広場
に近いホテルだったことでもあり、
空港からはバスでアプローチ
しましたですが、途中で移動した先のホテル
では
空港バスのルートには近そうでもない。
そこでいちばん思い浮かべやすいルートは
地下鉄で3つ先になる中央駅
から鉄道で行くというものですね。
確かに分かりやすいルートでありましょう。
ですが、実のところ中央駅にはあまり近づかないでおこうかなと思ったり。
アルクマールのチーズ市
を見てきた帰りですので、前々日(8月31日)のこと。
乗車していたインターシティーがほとんどアムステルダム中央駅に到着という段階で
やおらのろのろ運転になり、ピタッと停まっていっかな動かないまま何分も過ぎ…。
まあ、ヨーロッパの鉄道ではままあることで、このこと自体は驚くに当たらないところながら、
この遅れが何故に生じていたのかを後から知っていささかびっくり。
その際の報道を引用してみますと、かような具合でありまして。
【8月31日 AFP】オランダ首都アムステルダム中央駅で31日朝、刃物による襲撃が発生し、2人が負傷した。容疑者も警察に撃たれてけがをしているという。警察が発表した。 警察はツイッター(Twitter)で「アムステルダム中央駅で刃物による襲撃事件が起き、容疑者を射撃した」と発表。駅内では避難措置が取られ、全線が運行中止になったと伝えていた。
事件は朝に起こったとありますが、アルクマールへ出かけるのに中央駅を通った9時頃は
何とも無かったので事件はその後でしょうか。
犯人が取り押さえられるまでの出来事はアルクマールにいる間だったのでしょうけれど、
事後処理にかける時間が必要だったのでしょう、列車の運行も規制されて
午後になっても列車が中央駅になかなか入れないということであったのかと思ったわけです。
中央駅で下車したときには、その場で事件があったことを感じさせるようすは既になく、
気付いたのはホテルに帰ってからではありましたですが、自分の渡航歴の中では
いちばん近いところで起こった有り難くないニアミスだったような。
アルクマール行きをもそっとゆっくりにしていたら、
おもむろに事件と遭遇していたかもしれませんのでね。
ま、結果オーライながら、そんなこともあって中央駅経由の空港行は
なんだか験が悪いような気がしたものですから、避けて通ることにしたのでありますよ。
そうしたことが無くても大きな荷物を抱えて、あの中央駅の雑踏には
近付きたくないなということもありましたね。
では、いかようにしてスキポールに行くかと考えたときに、
そうか、地下鉄で中央駅と反対方向に迎えばいいのだなと思い当たったのですなあ。
中央駅から空港へ向かう列車はアムステルダム南駅を通るのですから、
南駅まで地下鉄で行ってしまえばいいという次第でして。
丁度、時間的にぎりぎり使える市内交通のチケットが残ってましたので、
これを使って地下鉄に少々長く乗れば、その後南駅から空港駅までの
国鉄運賃を少々安くあげることができますしね(€4.3が€2.8になるだけですが…笑)。
かように思いつきで選んだルートですけれど、地下鉄はきれいで快適。
路線的にあまり観光では使われないとは思いましたが、これほど利用者がいないとは。
(だいたいオランダというお土地柄、地下鉄が大丈夫なのか?とも思うところですが)
地下鉄で到着した南駅は中央駅に比べて圧倒的にコンパクトな分、
大きな荷物があっても乗り換えは実にらくちんでありました。
切符の券売機も行列無しですし、我ながらいい思い付きであったと自己満足にひたったりも。
ということでたどり着いたスキポール空港からはドイツのベルリンに向かうことに。
そもアムステルダムに行くといって、その後に何だってベルリン?とは
これまでのところではあまり詳らかにしておりませんでしたですな。
要するに今回はベルリン在住者のひとりもアムス待ち合わせで一緒に回ったものですから、
どうせならベルリンにも立ち寄ってという話になったという次第。
ですので次のベルリンの話から「アムス紀行ついでのベルリン紀行」となってまいりますよ。

