レンブラントハウス をじっくり見てまわった後には
なんともオランダらしいモダンなデザインのビルを眺めやったりしながらぶらぶらと。


これぞオランダのモダン・デザイン?

辺りには時折独特の香りが漂ったりしておりますが、カンナビスですなあ。
要するにマリファナでありますね。オランダでは合法ですものねえ。


オランダで「Coffee shop」と言うと、そこはいわゆる喫茶店というばかりでなくして
マリファナが買える場所、そいでもってみんなで楽しむ場所ということのようですから、
そうしたお店の前を通りすがりますと、自ずとタバコとは異なる独特の香りが漂ってくるわけです。


とまれ、そんな通りを抜けてたどり着いた広場はニューマルクト(新市場ですね)、
ちょうど市場の出店が軒を連ねて営業中でありました。


ニューマルクトの市場

広場の中央にどっしりと構えた建物は元来アムステルダム市を囲む市壁の一部である

聖アントニウス門であったものを、市場が開かれるようになって

その品物を測るための計量所として使用するようになったとか。

今ではレストランになってましたですが、呼ばれようは「計量所」であるようで。


ニューマルクトの計量所@アムステルダム

と、市場の出店の方ですが、いろいろなものを売っておりますね。
先にオランダの自転車事情 に触れましたときに
ごついけれども洒落たふうな自転車のチェーン錠の写真を挙げましたですが、
それはここの市場で見かけたものでして。


ニューマルクトの帽子屋さん

ところで、オランダには帽子好きの人が多いのでしょうか、
帽子屋さんも何軒か出ておりましたなあ。


日本の自動刺繍機が大活躍

店先には日本製の自動刺繍機が置かれて、帽子にせっせと刺繍を施しておりました。
客のリクエストでどんな文字でもてなサービスをやっているのかもですね。


一方で、オランダはリサイクル意識も高いのかなと。
こうした加工品もあるのだなと思いましたのがこちらでありまして。


こういうリサイクルもあったか…

いわゆる背広やジャケットなどをカバンに仕立て直してあるという。
おそらくは本格的に商業的な商品というよりも腕の覚えのある方が手芸の延長で
ハンドメイドしたものではなかろうかと思いますが。


まあ、そんなこんなのお店の中には骨董屋的に雑多な品物を売っているお店も。
面白くはあってもこんなの買って飾る人がいるのかいねと思うカエルの置物とか。


ニューマルクトの骨董屋さん?

ただ、ヨーロッパに出かけるといつも見聞にせわしく動き廻ってしまい、
予て骨董屋でも巡って何かしら掘り出してみたいものだとの思いを果たせずにいますが、
ちとそんな気持ちのよみがえる瞬間ではありましたですよ。


…というところで、今回のアムステルダム散歩はここまででお時間と相成り、
ホテルへ取って返して荷物をピックアップの後、移動のためにスキポールへと 向かうという

段取りになっていくのでございました。