妊娠・出産・子育てあるいはパートナーとの関係をより豊かにすこしでも楽しいなと思えるように考えていくブログですあなたの、その気持ちを大切にします
現在、個人事業主の開業助産師(出張専門)は休止しています。新たに、母子訪問に特化した訪問看護ステーションを開業しそちらで管理者を行っています。総合案内はこちら↓母子訪問看護ステーションへそのお@京都 lit.link(リットリンク)事業のアドレスをまとめています、いつでもご相談ください。、SNS、Youtube、ブログ、商品、HPなど、いま見て欲しいリンクを、まとめてシェアlit.link↓助産師あおちゃん個人↓💓インスタ💓
こんばんは!助産師あおちゃんです令和になって、産後が大変育児が大変といろんな方が訴えても、イマイチ伝わらないですがこういうのはどうでしょう?赤ちゃん育てるの1日4万8千円ベビーシッターの平均は1時間あたり2000円です(以下画像参照)出産をして、赤ちゃんが誕生した瞬間から、ご家庭では4万8千円ほどのエネルギーが必要になります。いきなりは難しいので、出産後5日ほどは産院で母の回復を促しながらも、赤ちゃんのお世話(4万8千円)ができるように育児練習をします。そして退院してから、いかに色んなマンパワーを使うかして、その負担をワンオペにならないようにしたいところです。夫と協力したり里帰りをしたり同じように出産した友人や兄弟と協力したり産後ケア施設や民間サービスや¥¥シッター、保健サービスなど・・・そうやって、なんとか乗り切って、1歳になった時点で350日間もしワンオペで赤ちゃんをみていたとしたら1700万相当の負荷がワンオペされた保護者の方にかかります。たぶん、笑顔はないし、相当なしんどさであることは明白です。でも、赤ちゃんを育てる上で育児サービスを使ったり家事や家電、自分や家族のリフレッシュなどに200万くらいかかっていたとしても、保護者の方が健康なら、それはもうOKなのでは?と考えます。育児のワンオペはこんな図になると思っています。ね、「育児」って簡単にまとめるけど人間の赤ちゃんは他の動物よりかなり未熟に産まれてきます。令和になり、少子化で一人っ子。何かあれば保護者の責任と言われるような窮屈な時代なのに、育児の安全性や保護者への期待度は高まる一方です。もともと、育児は1人でするものではないです。でも、産後の方は今日1日を乗り越えたら、「私ってこの1日で4万8千円ぶんの働きしたわ~~~」と、めちゃくちゃ褒めて下さい夫婦二人で頑張ったご家庭は「2万4千円分頑張ったわ~~~~」とこれまた褒めて下さい双子や兄弟が多いなど・・・・そんな方はもう褒めて褒めて褒めまくってくださいただ、本当にしんどくて倒れる前にしっかりと人を頼って赤ちゃん育てるの1日4万8千円少しでも笑顔で乳児期の赤ちゃんと触れ合う時間が増えたらいいなぁと思っています。さあご唱和ください赤ちゃん育てるの1日4万8千円その言葉を思い出して、頑張りすぎている保護者さんはぜひ、その頑張りをみとめつつ、休める環境にあればいいなぁと願っています。
こんにちは!助産師のあおちゃんです今、やりたいことが色々ありすぎて、色々情報収集の身です先輩助産師さんの話を聞いていて、ハッとしたお話自宅分娩のお手伝いをしているその助産師さんのモットーはあくまで自分は黒子であり、夫婦や家族の協力を阻害しないようサポートすること、と。みなさんは、自宅で、そのまま出産することを想像できますか?私なんかは助産師歴十数年の若造なので、もっぱら病院分娩育ちです。歴史上でも、病院でお産を扱うようになったのはごく最近(50~60年)のことその間にも時代は変わり、令和は令和なりの家族危機をかかえていると私は感じています。今でも1パーセントくらいの方が助産院や自宅で出産されています↑2003年までのデータかいw助産院や自宅で出産するぞ!という方たちは、病院での出産にならないように①お産のための身体づくり②こころを整えること➂分娩について考えることなどをかなり自分ごととして、一生懸命取り組まれているとのこと。それは、助産所に通える妊婦さんは正常妊婦でないといけない、という細かい取り決めがあるから。※助産業務ガイドラインまた、逆に、どんなに頑張っても、異常な妊娠出産になることはあるということを勉強していることこれらを妊娠中から家族で取り組んで、そのまま、家で、家族と共に陣痛をのりきり出産する。上の子も、パパも、日常生活の中にお産がある。すると産まれた後の、ママや赤ちゃんを慈しむ気持ちや出産は命がけであるということ赤ちゃんのお世話がすぐに必要なこと赤ちゃんが大切で尊い存在であることなど、そのまま、伝えなくても分かる、とのこと。それは、そうだよなぁ、なんて当たり前なことを思いながらも…今病院で行われている分娩はどうだろう妊婦健診は短時間で質問もあまりできず、夫婦の付き添いもできず。両親学級や母親学級は軒並みなくなり、(あっても、YouTubeやビデオをみてもらうなど一方的なものなど)分娩前後の入院は短期間。コロナ禍で立ち合いがなくなったり入院中の面会は無し、が多い。産婦さんひとりで頑張って、相談する機会も十分にない。そんな状況で、誰が家族と一緒に足並みをそろえて頑張れるんだろう里帰りなどなければ、ママは退院後、パパに教えるところから始めなければいけない自分の体調の説明もしなければならない待ったなしの新生児の育児で、すべて器用にするなんて無理じゃないかよっぽど事前に情報を知っていて、昔と今の育児の違いや自分たちのマンパワーの限界を知っていてダメな時の頼る先も考えていて育休もたっぷりとってそんな家族がいったいどれくらいいるだろう。。。かくいう、私自身も。妊娠出産育児までは、知識もあったしなんとかいけると思っていた。けど、夫とはギクシャクしたし、なんなら離婚問題にも発展した(1度や2度ではない←)赤ちゃんは問題なくすくすく育ったけど私も夫も非常に疲れ切っていた。お互いが別人になってしまったかのようだった。育休中に色んな文献を読み、雑誌を読み調べていくうちにこれは私たち夫婦だけの問題ではなく、世の中で今多く起こっていることだと知った。せっかく助産師という仕事についており命が産まれ、夫婦が家族になっているその場にいるのに、夫への教育が足りないからとかママが上手にできないからとか夫の意識が足りないからとかそういう問題ではないということに気づいた。今の社会構造が、そういう家族を作っている。3分の1の家族が、子どもが幼児期のうちに離婚している。それは、個人間だけの問題では決してない。離婚という選択肢が悪いといっているのではなく、離婚に至るまで、人は相当な心労をかかえる。心身症に至る場合もある。その心労部分を、妊娠期から関わる助産師だからこそ、少しでも緩和することができるんじゃないかと考えています冒頭の助産院と病院の話。どっちで産むのが良いとか悪いとかの話ではなく、病院分娩が増えて安全にはなったけど、その後の育児や家族の役割を考えていくなかで失ったものもあるのではないかと警鐘をならしていきたい。そんなことを思い出したのでした。誰もが助産院で分娩ということも難しい昨今で病院と連携して、地域の助産師が継続して関わる意味があるのではないかと私は考えています。病院で働いている時ももちろん、地域に産婦さんが帰っていったときにうまく育児がスタートがきれるようにお伝えすること、全力で取り組んでいました。しかし、それも限界がある、と思いいたりました。(病院で働いている時は、うすうす感じながらも、日々の業務に追われいっぱいいっぱいでしたし、保健指導をじっくりするような、余裕のある人は一人もいませんでした。)長々と書きましたが、今、出産を控えている方やもしくは、産後夫婦仲が悪くなったような方ぜひご相談いただきたいと思います。解決の糸口が、もしかしたらみつかるかも。少しでもお力になれますように。(同じように考えている助産師さんも多いと思うので、繋がれたら嬉しいです)おわり過去ブログ活用して頂ければ、幸いですテーマ別妊娠中の方へのブログはこちらお産についてのブログはこちら産後についてのブログはこちら乳幼児健診でよくきかれるテーマはこちら読本紹介はこちら
伴走型支援が必要な人って? 初産婦さん 核家族で里帰りの予定がない方 経産婦さんで、もっと妊娠や分娩、産後を知りたかった、楽しみたかったという方 人に頼るのが苦手な方 すぐにネットサーフィンをしてしまう方 心配性な方 周りに妊娠中や産後の方がいない方 何からとりくんで良いか分からない方 不妊治療を行った方 高齢初産の方 パートナーとの関係がうまくいっていない方 時間を大切にしたい方 高学歴な方専門助産師が必要な方は実は沢山いらっしゃると考えています。現在、病院や市町村でしっかりとフォローされている方というのはハイハイハイリスクの方です(それでも足りていないですが・・・)私も病院で働いていた時は業務に追われて、とてもゆっくり話す時間はありませんでした…一人じゃない、安心感から始まる子育てをはじめてみませんか😊健診もお産も子育ても楽しみになる、伴走型支援。当てはまった方は、まずは気軽にフォローしてみて下さい♪上記の方が伴走型支援に適している理由も参考にしてみて下さいね💗
助産師さんと言っても、そんなにしょっちゅう話を聞きたいとか、思うかな?と思っているみなさんに、お伝えしたいです。いまや情報化社会で、ネットを開けばいくらでも情報が入ってきます。どこかの専門家が書いているブログもあれば、みんなの体験談オープンチャットルームやママリなどのアプリなどたどり着こうと思えば、いくらでも欲しい情報が手に入るかもしれません。しかし、たくさんの情報がありすぎて、自分と他人を比較しすぎてしまったり何が本当の最善なのかとことん追求してしまったりして悩んでしまうこともあります。特に妊娠中から産後、育児期は、新たな生命をはぐくみ、育てていくという人類にとっても重要な時期です。女性は妊娠を維持するためにもホルモンが大きく変化する時期で、雑多な情報を得ることで、心配が増えるということも起こりえます。また、本やインターネット、アプリ、掲示板など、情報の多くは一方通行です。例えば、「妊娠中は乳首の色が黒っぽくなることがある」という情報があったとき、私はそんなに着色がないけど大丈夫かな?と思うかもしれないし思っているよりも、変な色かもしれない、これって大丈夫?と思うかもしれない。色は変わってないけど、なんだがブツブツしているのが増えてきているかも・・・?など、いくらでも疑問点は出てきます。妊娠も分娩も育児も。結局は個人差があることなので、教科書通りという人のほうが稀かもしれません。産婦人科にいってまで聞くことじゃないけど、でも、これって大丈夫かな。赤ちゃんのことは小児科に受診した方がいいのかな・・・?と、悩みはつきません。上記で言ったように、もちろん、今は情報社会なので、無料で、自分で解決することもできるし、妊婦健診や産後の健診の日まで待つこともできます。しかし、産婦人科で働いていたからこそわかるのですが、こまかく丁寧に時間を割いて話を聞いてくれる場はあまりありません。なぜなら、もっと支援が必要な人(入院している、合併症がある、多胎、経済的リスクがある、等)がおり、病院のマンパワー的にも地域的にも、プラスアルファの支援ができる人がいなかったのです。悩んだり、なんだかんだしても、例えば実際に産後うつなど発症しなければ、それは妊娠も出産も産後も、大丈夫だった、と国からは捉えられてしまいます。コロナ禍で産後うつの割合は1割だったのが2割近くと言われている中、じゃあ、8割のほとんどの人が大丈夫じゃん、とみなさん思うでしょうか?パトマトという育児サイトでのアンケートで、産後1年経って、ふりかえって、自分が産後鬱っぽかった時期があったかとの質問に、半数以上が「はい」と答えました。つまり、当事者は、しんどいことも悩んでいることも、いっぱいいっぱいで気づかないのです。通り過ぎて、はじめてあの時大変だったな、と気づくのです。私は助産師として、生命をお腹ではぐくむ妊娠期から、出産、産後という本当に貴重ですばらしい時期を、しんどかったな、つらかったな、というネガティブな感情が多くなってしまう方が多いことをすごく悲しく思います。時間というのは貴重です。あとでは変えられないからこそ、人生で大切な時期を専門家と一緒に乗り切ってみませんか。例えば結婚式をしたいときはプランナーさんに相談し家を買う時は工務店や代理店さん経営をしていて、お金の相談をしたかったら顧問税理士さんなにかトラブルをかかえたら弁護士さんとその時々の大切な時期に、専門家に頼ると思います。それと同じで、今後は妊娠出産産後についても、地域の助産師を妊婦さんや産婦さん達が自分たちで選んで伴走していくようになるのではないかと私は考えています。昔はそうだったのに、病院で働くようになり、地域で助産師と関われる助産院の数は激減しました。(※2015年の調査では助産所で働く助産師の割合は全体の4.7%とかなり少ないのです。病院が61%)しかし、令和になり、助産師側の事情としても、ITの発展で個人開業がしやすくなりました。日本も、今後はフィンランドのネウボラのような制度に、あるいはフランスの、出産する病院には1-2日いるけど、その他は助産師と契約して、みてもらう、というようなそうなっていくのかもしれません。助産師にもいろんな人がいますので、自分に合う方を選んで頂けたらと思います。
こんにちは!助産師のあおちゃんです平日毎日更新をめざしていましたが仕事&家族の体調不良もかさなり、更新はいったんお休みしますm(__)m1週間程度でできる範囲で更新できたらと思います。過去ブログ活用して頂ければ、幸いですテーマ別妊娠中の方へのブログはこちらお産についてのブログはこちら産後についてのブログはこちら乳幼児健診でよくきかれるテーマはこちら読本紹介はこちら(おしまい)
こんにちは!助産師のあおちゃんです今日は妊娠中からのテーマとして「母子健康手帳」についてです。意外と知られていない、母子健康手帳の活用方法、魅力についてぜひお伝えさせて下さい母子健康手帳のざっくり歴史みなさんは、母子健康手帳がいつごろからあるかご存じですか?詳しい歴史はNHK「もっと知りたい母子手帳」からご覧いただけます♪ざっくりと説明しますと、1948年に母子手帳は登場したのですが、母と子の健康記録を家庭でも残せるようになったこの「母子手帳」は世界でもはじめてのこころみだったようです。戦後の復興していく時代、この母子手帳をもっていると、優先的に配給などもうけられ、妊娠した方にとっても生命線として大切だったのですね内容についても刷新されながら、大切な情報を「全国共通」でもりこむことで長年にわたって乳幼児死亡率を下げることに役立ってきました。どう活用する?~妊娠中~もちろん、妊婦のみなさんは、お出かけの際には持ち歩いていただいていることと思います。(妊婦健診の時だけ持っていったらいいや~、は)妊婦さんの状況というのは、「パートナーに妊娠のつらさをわかってもらえない」でもお伝えしたように見た目では分からず、状況も多種多様です。ですので、外出時に持ち歩いて頂くことで、万が一倒れた際にもどの病院に運ばれても、母子手帳をみることで母子の状態を把握することができるのです。これって、すごいことで、例えば、ある病気で長年病院でかかっていても、ある日倒れて、救急で運ばれた先ではカルテは無いので、すぐに状況を把握できないということがあります。しかし、母子手帳をしっかりと記載していれば万が一があっても、すぐ対処ができ、母子の救命につながるということになります。妊婦健診の時に、医療者が記載する部分は実は限られています。みなさんご自身で妊婦の状況として、・名前・出産予定日・体動を感じた日・前回の出産時・妊婦自身の記録など、書ける部分はぜひ記載して頂くようお願いしますどう活用する?~産後~産後は、出産時の記録や母の産後の状態以外にも、赤ちゃんの記録がどんどん増えていきます。乳幼児健診や予防接種の記録は医療機関で記載されます。それ以外に、大きな病気にかかった年月日を記載しておくのも、とても大切です。例えば、R4.3 インフルエンザR4.7 コロナウイルス(発熱40℃)R4.8 気管支炎→入院など記載しておくと、お子さんの経過についてより詳細に記録できるでしょう。(※ことあるごとに、どんな病気にかかりましたか?など聞かれるので、記載していると情報を医療機関にも伝えやすいです)意外な活用法母子手帳は、母と子の健康や安全のためにしっかり記載していただく大切さをお伝えしましたが意外な活用方法があります。それは、思春期になった我が子にみせてあげる、ということです。え?どういうこと?と思いますよね。母子手帳はだいたい小学校入学までの記載ができるようになっています。その後、その母子手帳はお役御免・・・・とはなりませんお子さんが大きくなった時に、自分がどんな予防接種を受けていたのか小さいころにどんな病気を経験したかを見ることができます。それだけでなく、自分が母のお腹に宿ったとき、また産まれた後、保護者の方がどんな思いだったかを知ることができます読本紹介「助産師山本文子さんのことば集」でもお伝えした山本文子さんも、母子手帳をしっかり記載することを推奨しています。山本文子さんは、性教育の講演として小中高校でお子さんや、その保護者を対象とお話をすることが多いのですが、思春期になると、「産んでくれって頼んでないし」「〇〇の家で産まれたかったわ」「いちいち、からんでくるなよ、うっとーしいなあ」など。大なり小なり親との衝突を迎えます(こんな意見はたくさんあるそうです)今まで、さも自分一人で生きてきたかのような、自分は一人でやっていけて、親なんていらない、といったようなそれは、生物学的には大切な反応であり、仕方のない部分もありますが、親としては胸にくるものがありますよねそんな時に、母子手帳や赤ちゃんの頃の授乳写真なんかをそっと机に置いておいたりすることでお子さんのトゲが丸くなったりするそうです(今は険悪な仲でも、自分が産まれた時は、こんなに大切にされていたんだと思うことは、とても嬉しいことですよね)保護者の方自身も、忙しい日々で、つわりのあった日々や産まれた日のこと、1カ月健診の時のこと、とても細かくは覚えてられませんしかし、そんな時に、自身が親になって1年目の時のことを思い出すとお子さんにも優しく接することができるかもしれませんね母子手帳とは、こんな風に、数年後に思わぬ効果を発揮します。文章が下手だから、とかは関係なく、その時感じたことを一言でもよいので、ぜひ記載していただくことをオススメします。反抗期は激しくないかもしれないけど、もし来た時に、お守りになるかもしれないと思うと母子手帳のポテンシャルってすごいですよね今、もうすでに記載ほとんどしてないし、思い出せないという方も、今からでも遅くないですよ。妊婦健診にしっかり通った、産まれた後は乳幼児健診や予防接種をしっかりとうけたということも、お子さんを大切に思うからの行動です。その記録はしっかりと置いておいて、お子さんが大きくなった時に渡してあげましょうまとめいかがでしたでしょうか?今日のタイトル「もらって嬉しい母子健康手帳」は、妊娠した時にご自身が保健センターに受け取りに行ったときの気持ちとお子さんが大きくなってから、保護者の方から記録としてもらえるのも嬉しいことだなと思ってつ二重の意味でつけました今感じている気持ちは覚えてるから、わざわざ書かなくても・・・と思うかもしれませんが人間は案外忘れる生き物ですそれが2人目3人目と続くと、余計に分からなくなるので、経産婦さんこそ、ぜひ母子健康手帳をつけて頂きたいなぁなんて思います。余談ですが、私が看護学校に入っている時に、「自分赤ちゃんの頃の母子手帳を確認する」という授業がありまして。その時に、はじめて母子手帳をまじまじと見ました。思春期は超えていた私ですが、「え、母ってこんなこと考えてたの!?」と今より優しい?キャラでにびっくりしましたのを覚えています(笑今思うと・・・きっと親として過ごすうちに・・・・たくましくなったんだなぁなんて思いつつ。みなさんも、ご自身の母子手帳があるようでしたら、保護者の方にもらって、ぜひ見た感想を聞かせて下さいね(おしまい)よかったらイイネ&フォローをよろしくお願いします♪Twitterもフォローしてね妊娠中の方へのブログはこちらお産についてのブログはこちら産後についてのブログはこちら乳幼児健診でよくきかれるテーマはこちら読本紹介はこちら今日もギリギリの更新・・・!
こんにちは!助産師のあおちゃんです今日はちょっと年齢が進んだ1歳半健診や3歳児健診でよく聞かれるトイレトレーニングのお話です。トイレトレーニングについては、諸説ありすぎて、一体何を信じたら…という保護者の方も少なくないです「早く始めたほうが良さそうだけど、腰がおもたい・・・」「できない時や漏らしてしまうとイライラしてしまう」そんな保護者の方にお伝えするお話をブログに記載します。結論からいうと、あせらなくていいよ~~~ってお話ですトイレトレーニングとは昔は「おむつ外し」と言われていて、その名の通り、オムツをやめてパンツをはかせることを目標にしていましたが近年では自分でズボンの上げ下ろしをしたり、自分からトイレに行ってできること、夜間も自分で排泄をコントロールできるまでの、一連のことを言うようですいつごろ始めたらいいの?一般的には1歳半~2歳半にはじめるのが良いと言われています。(1年も誤差あるんかー-い、と思いますよね)これは、発達段階に色んな要因がからんでいるので、かなり個人差がでてくるからです。ですので、年齢でみるよりも、以下の発達段階を目安にしましょう。①一人で歩いてトイレまでいける②排尿間隔が2時間くらい空く➂言葉をある程度理解して、カタコトで話せる(意思疎通が可能)④排尿や排便のサインがあるこの4つが出てきたら、タイミングを見てトイレに誘ってみたり座ってみたりする練習をはじめてみましょう排尿や排便のサインって?前回の排尿&排便のタイミングから2時間程度経って子どもの様子をみて、・もじもじする・落ち着きがない・動作が止まっている・顔に力が入っている・隠れてきばっている様子があるなどです。排便よりも、まずは排尿の練習からはじめるほうが成功しやすいようです。(まれに逆の子もいるけど)お子さんの成長によっては、・排尿後にオムツをポンポンと叩いて教えてくれたり、・オムツを脱ぐ動作をしたり、・保護者の言葉から学んで「ちっち」と教えてくれることもあるでしょう。そういったサインがでてきて、伝えてくれたとしたら、1歳半としての発達としては、十分だと思いますトイトレの歴史話は変わって、トイトレの歴史についてです。トイトレは、国やその時の社会や環境によっても色んな考えがあります。なので、完全な正解はないともいえるでしょう。トイトレWikipediaによると、紙おむつメーカのP&Gの調査によれば、1990年におけるおむつはずれ平均年齢は2歳4ヶ月だったのに対し、2007年は3歳4ヶ月と1歳上昇しているとあるように、オムツが外れるまでの期間は昔よりもゆったりに。なぜかと言うと、実は日本製(ユニ・チャーム)の紙オムツができたのが1981年(親世代のちょっと上くらい)(※日本衛生材料工業連合会HPより)その時のオムツを使っている世帯当たりの消費支出は1ヵ月約20万円。(めっちゃ高い・・・!!)共働きがちょうど増えてきたこの頃、布おむつよりも手間が少ないこの紙オムツは重宝されたとか。しかし、庶民に気軽に使えるわけはなく・・・・布おむつの毎日の大量の洗濯地獄からは早く解放されたいみんなは、そうだ、1歳の早くからオムツを外そう、とかなり力をいれていたのですね。。。しかし、時代はすすみ、紙オムツはどんどん高性能になり、さらに安く手に入るようになりました。(毎日10枚変えても1カ月で5千円程度でしょうか…めっちゃ安くなった!)ちなみに、この頃から、布おむつの方が発達によい!みたいな論調もおこったけど、最終的には、トイトレ完了までの差異はなかったことが明らかになっています。(紙オムツの科学より)子どもの脳の発達子どもの脳の発達としては、今も昔もかわりません。2~3歳で自分でコントロールしての排尿が可能になり(随意的排尿)3~4歳で下垂体ホルモンの日内変動もできるようになり、夜間の尿量も減少していきます。つまり、トイトレについてはトイレで座って排尿を行うことは上記で書いた目安で練習しつつ、2~3歳で日中のオムツが取れていって3~4歳で夜のオムツも取れていくのが自然ということです今時のトイトレは、あせって早くはじめなくて良いということですねいつくらいまでオムツをつけていてOK?一般的には5歳以降も夜にオムツが外せない(尿がでちゃう)状態を夜尿症といいます。男の子のほうが1.5倍と多いです。7歳では1割程度の方がいらっしゃるようです。(思ったよりいますね)小学校に入学したり、社会生活も広がってきたりする時期で本人が気にする場合もあるようです。夜尿症には色んな要因がありますので、5歳以降で気になる場合は小児科か泌尿器科へ受診して頂くのがよいかと思います。(治療介入をすると夜尿症が治るまでの治療効果は2~3倍になるようです)(決して保護者の方の介入が悪かったとか、お子さんが悪かったとかではないので、そこは責められませんので、安心してくださいね)まとめ&ポイントいかがでしたでしょうか?ネット上や、おまるなどの商品には「1歳から使用可能!」などの記載もありあせってしまう方もいらっしゃるかもしれません。ある程度の子どもの発達段階がくれば、多くは自然とオムツがはずれていきます。トイトレが必要ない、というわけではなく、むやみに早くから取り組む必要はなく、お子さんの状態をみながら1歳半~2歳半頃からはじめて頂くのが良いと思います。(その方が子と親双方のストレスが少ないですね♪)また、一進一退するのもトイトレの特徴です。(2歳のイヤイヤ期や、家族が引っ越しや風邪を引いたなど、マンパワーが足りない時は無理しないのが吉だと思います)焦らず、叱らず、他人と比べずをモットーにすすめていただけたらと思います紙オムツが、安価で手に入りやすくなって本当にありがたいことです・・・企業の方々ありがとうございます・・・※布おむつも、かなり安く、洗濯が安易な形状のものも出てきましたね。どちらを使っていても、トイトレは保護者の方がゆとりをもってすすめていけることが大切だと思います※もっと具体的なトイトレが知りたい方はムーニー小児科医監修トイレトレーニングのページが分かりやすかったです♪(おしまい)よかったらイイネ&フォローをよろしくお願いします♪Twitterもフォローしてね妊娠中の方へのブログはこちらお産についてのブログはこちら産後についてのブログはこちら乳幼児健診でよくきかれるテーマはこちら読本紹介はこちら今日はギリギリの更新でした・・・!
こんにちは!助産師のあおちゃんです今日は読本の紹介です。「なぜ共働きも専業もしんどいのか」~主婦がいないと回らない構造~なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造 (PHP新書)Amazon(アマゾン)1〜4,220円2019年に発刊された新書で中野円佳さん(著者紹介)というジャーナリストの方が執筆したものです。子育ての相談などを日々聞いていて、まさにこのタイトルのように、専業主婦でも共働きでも、どっちもがしんどいよなぁと思いその背景を学べたらと思って読みました。概要1950年代の高度経済成長があった時代から、専業主婦前提の社会がつくられてから、現在では、専業よりも、兼業主婦の割合が増えてからもう20年も経っている。社会はいまだに専業主婦前提の社会から抜け出せておらず、子育て中に本格的に働くことは困難である。家事育児は年々複雑な業務として質を求められている。専業主婦は、専業であることにうしろめたさを感じており、兼業は、早くから保育園に預けることや職場でも十分に働けないことなど別のうしろめたさがある。どっちもハッピーとはいかず、とりわけ、3歳までの子供を抱える家庭は、共働きも、専業も、両方にそれぞれにしんどいことがある。良かった点普段は医療系の読本をよくするのですが、こちらはジャーナリストの方ということで視点が広い(普段ふれにくい分野)点が私にとっては新鮮で面白かったです。中身にはジェンダー格差のことや、男性学のお話も入っています。日本の高度経済成長からの歴史にも触れており、「家事のしすぎが日本を滅ぼす」(佐光紀子著)の話題では、便利機器の導入も、自分でやることを増やしている、とのこと。1980年代に上下水道が完全に整備されたことやバスルーム、冷蔵庫、洗濯機やガスを使った炊事も普及し、民衆の階層に関わらず家事労働が標準化された。・・・食洗器や乾燥機などは、私もけっこうオススメすることがあるのですが、家事の水準が結局あがっているので、主婦は休まらない、とのこと・・・・。人は、自分の置かれている環境よりも、「誰かとくらべて」「あの人たちより恵まれている」とか「不利である」とか相対的な不満をかかえる。(比べる相手を準拠集団という)という指摘についても、現在はSNSが一般化して、色んな家庭の内情を知ったような気持ちになるにつけて(たとえばインスタにうつるキレイなお部屋や料理、玩具など)近所の人よりも、そこと比べて、自分はできてないと落ち込んだり、もっとあんな風にしなければ、と家事育児水準が無意識のうちに高まるようになっているなぁと非常に感じるのでした。また、「小1の壁」についても触れられており、書ききれませんが内容的にも新しく、今本当に悩んでいる保護者(とりわけ女性)の方がみれば自分の置かれている状況は特別なものでもなく、なるべくしてなったものであり、これからは様々な働き方となっていくでしょう、というお話を見ることができます。育児の合間に見るには、気軽ではないかもしれませんが医療職や保健師、保育士や産後ケアに関わる方など、読んでみると、面白いんじゃないかなぁと思います。みんなで、意識を変えていくことが大切なのかもしれません(それがむずかしい)(おしまい)よければ下の方にあるイイネ&フォローをよろしくお願いします♪他の読本紹介はこちら妊娠中の方へのブログはこちらお産についてのブログはこちら産後についてのブログはこちら乳幼児健診でよくきかれるテーマはこちら
こんにちは!助産師のあおちゃんです。今日のテーマ「分娩・お産」についてです。産後によくなる、症状としてマタニティブルーズというものがあります。こういう症状があるということを、妊娠中から、本人だけでなく周囲の方も知っておくことが大切になります出産してすぐは、開放感や達成感、ホルモンの影響で、ママはやや興奮状態になります。(赤ちゃんが無事に産まれたんだから、そりゃあハッピーイエーイ!となるのは当然ですね)家族みんなで良かったねぇ。赤ちゃんかわいいねぇ、と幸せに包まれることはいうまでもないでしょう。そんなことも束の間、、、授乳やオムツ交換、色んな育児を覚えていく中で、ママから「なんだか分からないけど涙が出る・・・」なんてメッセージがきたりあるいは「〇〇のことやっておいてって言ったのにどういうこと!?」など、ふだんは怒っていなかったような些細なことで喧嘩になったり・・・それはまさにマタニティブルーズがおこっているのかもしれません。。。どれくらいの人が経験するの?およそ日本では、20-30%の方が経験するとされています。日本産婦人科医会「マタニティブルーズ」によると海外のデータも併せて30-50%とやや多めの表記になっています。日本の方は、つらさを表に出さなかったりするので(アンケートなどもマイナスなことあんまり書かないし・・・)データとしては上がってきにくいですが、私の体感としても、程度の差はあれ、半数くらいは経験するのかなと感じます。また、それくらい、起こりやすいことなんだ、と意識をもっていただけたらなぁと思います。どんな症状がでるの?程度の差はありますが多くは、ふいに涙が止まらなくなったり、いらいらしたり、落ち込んだり人によっては、情緒が不安定になったり、眠れなくなったり、集中力がなくなったり、焦るような気分になったりしますなんでそんな状態がおこるの?原因としては、人生の一大イベントを乗り越えた後の気持ちの変化や、慣れない育児、思い通りにいかないことやジレンマ睡眠不足、その他、急激なホルモンバランスの変化など内分泌環境の変化に伴って症状が現れると考えられています。そりゃあ、起こってもしかたないよね!という状況ですよねいつまで続く?安心して頂きたいのは、マタニティブルーズは一過性(ずっとじゃない)であるということです。上でも述べたように、50%くらいの方は大なり小なり経験するけど、産後3日後~14日くらいまでで、おさまると言われています。じゃあその症状たち、放っておいてもいい?いいえ、もちろん、ホルモンなど体の中のことが落ち着くまではどうしようもない部分もありますが、一部、マタニティブルーズから産後うつに移行することがある点で要注意です。(もともと心療内科に通っていた方などはさらに注意が必要です)本人は、そんな症状は「生理的にでてくるものだ」と受け入れつつも、一人で抱え込まずに、ぜひ助産師や医師にご相談くださいもちろん、パートナーや仲の良い友人に聞いてもらうのでもOK.まわりの方も、とにかく否定することなく、傾聴したり、共感したり、ママがホッとできるような声かけを行うことが大切でしょう。産後うつは、実は自分では気づきにくかったりします。2週間以上症状が続いている場合や例えば食欲が全くない、睡眠がとれない、なんてことになりましたら要注意ですので周りの方から気づいて医療機関につなげて頂けたらと思います。まとめいかがでしたでしょうか?出産という人生でも一大イベントを終えたママ。これからはじまる育児はとても長い道のりです。「こんなのみんな一緒だよね」と思い言わずに抱え込むのではなくぜひとも色んな人と話して、気持ちを共有していくことがこの先の育児に大きくプラスになることと思います。今は産後1カ月健診だけでなく、2週間健診や赤ちゃん訪問など産んだ産院だけでなく地域でも母のメンタルのケアできるよう取り組みが増えてきている状況です。新生児の時期は、細切れ作業が続きとっても大変ですが、この時期ならではの、ふにゃふにゃのかわいい赤ちゃんを堪能できるよう、色んな人を頼りながら、過ごしてみてくださいね(おしまい)よかったらイイネ&フォローをよろしくお願いします♪Twitterもフォローしてね他の産後シリーズはこちらみてみて下さいね