手術で多量の腹水を抜いたが、

 

その抜いたスペースにまた少しづつ腹水が貯留していき、

 

その影響による腹部の張り感に苦しんでいる。

 

 

なんだろう。。 この苦しみ。

 

 

手術前に主治医から、ストマ取り付け後は、2,3日で食べられるようになると聞いて、

 

期待していた。

 

それなのに何日たっても、一向に食べられるようにならない。

 

このがっかり感と術前の期待感が作り出す落差が意外と大きく、

 

精神的に弱気になりつつある。

 

いつまで苦しまなければいけないのか。。

 

 

腹水増加による息苦しさや吐き気、食欲不振は、

 

手術前にはそんなに大きくなかったのに。

 

 

早く体力をつけて、抗癌剤の治療を再開したいのに。

 

少しづつ生命力が削り取られているのが分かる。

 

このまま、ずっと退院できなんじゃないだろうか。。

 

 

家族や友人からは、励ましの言葉を何度も頂いているのに、

 

当の患者本人がこれでは、いけない!

 

 

そこで今朝、腹水を一旦、CART療法という方法で抜き、

 

その後、濾過した栄養素を点滴で体内に戻す処置を思い切って提案してみた。

 

それが通り、来週前半に実施してもらう運びとなった。

 

これが、食欲回復のきっかけになればいいのだけれど。。

 

 

手術時に多量(7L)の腹水を抜いたから、

 

歩行などの日常の活動が少しは楽になるのか

 

と漠然と感じていたが、

 

どうやら甘かったようだ。

 

 

術後は術後特有の開腹による痛みがなかなか鎮まらず、

 

寝苦しい夜が続く。

 

ベッドから出るときも、「ビキッーー」という効果音とともに

 

強烈な痛みが襲ってくるハッハッ

 

 

 

その度合は、前回の腹腔鏡手術時のものとは、

 

明らかに違う。

 

あの時は、手術翌日の夜には、ある程度動き回れた。

 

 

あまりにしつこい痛みなので、だんだんイライラして

 

鎮痛剤(フェンタニルという医療用麻薬)のレスキューボタンを押しまくっていたら、

 

副作用の食欲不振、吐き気、目眩などの症状が色濃く出てきたあせるあせる

 

手術前は出なかったのに。。

 

 

ここ1ヶ月で色々な痛みを経験してきたが、

 

「痛み」とも各々適切な付き合い方があることを学んだ。

 

 

体を動かすと、腹部に響き、痛かったが、

 

院内を歩くリハビリは、毎日マストらしい。

 

これは、最初、軽いジョークかなと思っていたが、

 

看護師さん視点では常識のようだ。

 

怠けていたら、注意された注意

 

 

歩行という運動は、手術後の体力回復と肺炎などの合併症の予防

 

最も簡単で効果的なリハビリとのこと。

 

 

というわけで、毎日の午前と午後にナースステーションの周回コースを5周ずつ

 

トコトコ歩くことが義務付けられた。

 

最初は、こんなこと早く終わらせようと、気持ちが先走っていた。

 

が実際、落ち着いてくると、開き直ることができ

 

歩行リハビリ中は、

 

ナースステーションの周りにはどんな施設があるのか、

 

中で働いている人の仕事ぶりや提供されいる患者向けサービスなど

 

色々観察できて意外と面白い。

 

 

あくまでポジティブにとらえて、

 

折角のリハビリを名実ともに意義あるものにしたい。

 

20日の手術は滞り無く終わった!

 

術後の状態も今のところ、問題なし。

 

さすがに術直後の腹痛は物凄く痛かったが、、汗汗

 

(もう少し痛みがひいてから、麻酔が切れてもよかったのでは!?)

 

その痛みも時間の経過とともに少しづつ、和らいできた。

 

 

この痛みは、単なる縫合による痛みであって、

 

術前に散々苦しめられたあの種類の痛みとは明らかに別物だ。

 

イレウスによる刺すようなズキンズキンした痛みではないことに一安心といったところアップ

 

 

そして、取り付けた肛門からは、溜まっていた便が

 

早速勢い良く出ていることを専門の看護師さんから聞いてさらに安心したニコニコ

 

 

この2週間、体内を縛ってきたイレウスチューブも昨日、

 

完全に抜け、すっきり感も倍増音譜

 

一瞬だが、まるで生き返ったような気分を味わえた 笑

 

 

しばらくは、ストマの扱いに慣れつつ、回復食も慎重に摂っていかないといけないため、

 

入院生活が続く。

 

今までの治療を無駄にしなたいためにも、

 

慎重に行動していきたい。

 

 

 

 

今日、手術前後の処置準備のためという名目で

 

個室の病室に移動することになった。

 

4人部屋からいきなり個室への移動になったので、

 

ちょっとテンションが上がったアップ

 

 

病室が変わると周囲の雰囲気も変わり、

 

軽くリフレッシュできる!

 

 

 

今日の手術が無事終われば、

 

やっと少しづつ食事が摂れる

 

 

入院開始して以来、

 

口からは何も食べていない生活を送ってきたが、

 

食材の味覚や匂いを楽しめる生活

 

やっと戻ってくると思うと、

 

楽しみでならないニコ

 

 

 

食べる楽しみが奪われると、

 

もう寝ることくらいしか安らぎがなくなってしまい、

 

生活の質(QOL)を保つのが極端に難しくなることを身をもって実感した。

 

 

 

そもそも今回は緊急的な入院だったこともあり、

 

手術がいつなのか、

 

何日間の入院なのか

 

といった基本的なことの見通しがつかないまま

 

入院生活が始まってしまった。

 

 

従って、大して準備もできず

 

病院に来ざるを得なかった。

 

 

 

お見舞いの方々からもらった本を読んだり、

 

教えていただいた情報を基にネットサーフィンを楽しんだりと

 

暇なりの楽しみ方を見つけるスベは身につけたが、笑

 

頻繁に襲ってくる腹痛と闘いながらだと、

 

やはりその限度はある。

 

 

余った時間をどう使うかという点に四苦八苦している中でも

 

新たに発見したのが、

 

料理の動画や漫画が想定以上に楽しめるということだ。

 

 

サラリーマン生活の日常ではあまり気づかないことだが、

 

これは、意外と楽しめるひらめき電球

 

ヨダレを垂らしながら 笑

 

チキン南蛮の作り方動画を見つつ、

 

術後の生活を妄想するのが楽しみの一つになった!

 

 

 

昨日、手術前の同意説明母親も交えて担当の外科医からあり、

 

どのような手術なのかについて、丁寧に教えていただいた。

 

すごい分かりやすかったので、

 

手術には否定的な母も説明の後には納得の顔に変わっていたひらめき電球

 

 

 

小腸の出口付近(回腸)に人工肛門(ストマ)を増設するというもので、

 

手術自体は小一時間もあれば、終了するとのことだ。

 

どうして回腸の部分なのかという点については、こういう趣旨だ。

 

 

 

閉塞気味の箇所は、腹膜播種の影響が直接的に及ぶ上行結腸の部分なので、

 

その前の消化経路で、かつ口から食べた食物の栄養を一通り吸収し終える部分。

 

それが回腸に該当するようだ。 なるほど~ニコニコ

 

 

 

 

残念ながら、今回取り付けるストマは、永久的なものだが、

 

ただ、将来の治療が奏効し、閉塞箇所が解除される可能性もあり

 

仮にそうなった場合は、ストマを取り外すことも検討可能とのこと。

 

 

そういわれた時、一瞬、顔が明るくなったがアップアップ

 

先生からは、その可能性はかなり低いだろう、ごく稀だとすぐに釘を刺され、

 

降りるはしごを外されてしまった。。

 

 

ただ、後から冷静になって考えてみると、

 

イレウスを解除することがそんなに現実離れしていないことに気づいた。

 

 

 

腹水がここ来て、もの凄い勢いで増加している事実を踏まえると、

 

(ここ2,3日で増加ペースが加速し、今は入院開始時に比べプラス5キロ!!)

 

3月以来今まで、増加してこなかったのは、

 

抗がん剤とフュージョンワクチン治療

 

ある程度効いていたということがいうことができる。

 

 

もちろん がん細胞が増殖した結果、腸閉塞になったのなら、

 

完全にがんを抑えこんでいたわけでもなさそう...

 

でも必ずしもフュージョンワクチンの治療効果が全くなかったとは言えないはずだ。

 

 

これは、フュージョンワクチンの方の先生からの提案だが、

今回の手術の際に抜かれる腹水から最新のがん細胞を採取し

それをつかって、残りのワクチンを作りなおし、投与を継続すれば

今後の治療に大きな期待ができるビックリマーク

 

今までは順調に来ているのだから、なおさらだ。(提案はここまで)


さらに、その効果を押し上げるために、投与再開前に腹水自体を可能な限り減らし、

駆逐すべきがん細胞を少なくしておくことで、より早い克服が可能となる、、はず!

 

と、勝手ながら見込んでいる。

楽観的な見方かもしれないが、


このことを基本的な軸に据えて治療していくことで、

イレウス解除も夢では終わらないだろうグーグー