手術時に多量(7L)の腹水を抜いたから、

 

歩行などの日常の活動が少しは楽になるのか

 

と漠然と感じていたが、

 

どうやら甘かったようだ。

 

 

術後は術後特有の開腹による痛みがなかなか鎮まらず、

 

寝苦しい夜が続く。

 

ベッドから出るときも、「ビキッーー」という効果音とともに

 

強烈な痛みが襲ってくるハッハッ

 

 

 

その度合は、前回の腹腔鏡手術時のものとは、

 

明らかに違う。

 

あの時は、手術翌日の夜には、ある程度動き回れた。

 

 

あまりにしつこい痛みなので、だんだんイライラして

 

鎮痛剤(フェンタニルという医療用麻薬)のレスキューボタンを押しまくっていたら、

 

副作用の食欲不振、吐き気、目眩などの症状が色濃く出てきたあせるあせる

 

手術前は出なかったのに。。

 

 

ここ1ヶ月で色々な痛みを経験してきたが、

 

「痛み」とも各々適切な付き合い方があることを学んだ。

 

 

体を動かすと、腹部に響き、痛かったが、

 

院内を歩くリハビリは、毎日マストらしい。

 

これは、最初、軽いジョークかなと思っていたが、

 

看護師さん視点では常識のようだ。

 

怠けていたら、注意された注意

 

 

歩行という運動は、手術後の体力回復と肺炎などの合併症の予防

 

最も簡単で効果的なリハビリとのこと。

 

 

というわけで、毎日の午前と午後にナースステーションの周回コースを5周ずつ

 

トコトコ歩くことが義務付けられた。

 

最初は、こんなこと早く終わらせようと、気持ちが先走っていた。

 

が実際、落ち着いてくると、開き直ることができ

 

歩行リハビリ中は、

 

ナースステーションの周りにはどんな施設があるのか、

 

中で働いている人の仕事ぶりや提供されいる患者向けサービスなど

 

色々観察できて意外と面白い。

 

 

あくまでポジティブにとらえて、

 

折角のリハビリを名実ともに意義あるものにしたい。