◆連載中のアナザーストーリー
丘 奈凰妃(おか なおひ)が、

「見えないものを見る人」「ほんとうのこころの声を通訳する人」
「あなたのこころをぽんと押す、ヒーラー兼石屋」にころがるまで。

こちらから一気に読めますので、ぜひ見ていってね♪

 

 

好評連載中「感情記憶をほどいたら、地上が楽園になった」シリーズ。

 

前回は、第33回 7つの感情記憶(4-3)無価値感「神様の正体のお話」でした。

 

 

* * * * * * * * *

 

 

楽園からうっかり遠ざかってしまう勘違いトラップ「7つの感情記憶」、5つめはなんだと思う?

 

これもね、持っていると、とてもとても苦しいやつ。

 

でもね、なぜだか人間の世界では、オーダーが絶えることがない、大人気の感情のようなのですよ。

 

 

 

それは、

 

「恨み」「憎しみ」「嫉妬」。

 

 

言い換えると、

 

「あいつ、むかつく、ゆるせなーい!」

 

という気持ちのことですね。

 

 

7つのうち、1番目に出てきた、「怒り」が更に根深くなった形とも言えます。

 

 

怒りが、より一層、

 

・慢性化、常態化していて

 

・特定の相手に向けられており

 

・明らかに攻撃的である

 

もの、といえばわかりやすいでしょうか。

 

 

「恨み」は、怒りが何層にも重なってしまって、圧縮され常態化したもの。

 

「憎しみ」は、自分の大切なものを奪われたことに対する、激しい怒り。

 

「嫉妬」は、自分にはないものを相手が持っているときの攻撃的な気持ち。

 

 

総じて、わたしは「被害者」で、相手は「加害者」なの、という立場を取っていますね。

 

 

 

 

 

これらを感じていると、とっても苦しいよね。

 

「むかつく、絶対、ゆるせない」

 

って、ずっとずっと、怒って続けているのだもの。

 

 

怒り自体が不快な感情であるうえに、それが積み重なって凝り固まって慢性化しているからね。

 

常に自分の中にすっきりしないものが居座っていて、もやもや、いらいら、不快な状態がずっと続いてしまうわけです。

 

まるで、しつこい便秘みたいだよね。

 

 

ごく初期のうちに、話し合いなどでするりと解決できればよいのですが……

 

それができなかったり、やってみても折り合いがつかない状況だと、これらの感情はどんどん育って固まっていってしまう。

 

余裕で何年間も、下手をすると何十年も、特定の相手にこの感情を持ち続けてしまえたりするよね(そして火曜サスペンス劇場へ)。

 

ちゃーちゃーちゃー、ちゃーちゃーちゃーん

(火サスって放映終わってしまったんですね…)

 

 

 

ところで、この3つの感情のでどころを探って行くと、実は、共通している部分がございます。

 

 

………………

 

 

………………

 

 

これらの感情に共通している根っこは、

 

 

「愛を奪われた」

 

 

という気持ち。


 

・わたしが、愛されたかったのに

 

・わたしだって、欲しかったのに

 

・ほんとうは、こうしたかったのに

 

 

これらの望みを継続的にくじかれたり、何度も何度も奪われたり、激しい形で邪魔をされた時に湧いてくるのが、「恨み」「憎しみ」「嫉妬」なのですね。

 

 

わたしたちが、欲しいものや実現したいこと、願いのかたちは、人それぞれ様々にありますが、そのおおもとをたどると、やはり全て、「愛されたい」「満たされたい」という気持ちにたどり着きます。

 

それを失ったり、邪魔されたりしたら、誰だって、本当に、つらいものね。

 

 

「恨み」「憎しみ」「嫉妬」の大きな感情エネルギーに振り回されると、激しい喧嘩をしてしまったり、大切な関係性を壊してしまったり、相手を物理的に傷つけてしまったり、ということもあります。

 

個人的な対立だけでなく、今日も、国と国同士の戦争、宗教や政治的な対立といったものが、世界のあちこちで起こっていますね。

 

それだけ、この感情は強力であり、それをほどいてゆくのは、難しいということかもしれません。

 


でもさ、誰だって、対立なんて、ほんとうは、したくないよね?

 

だって、そもそもは、誰もが愛が欲しいのに。

 

手段として「奪い合う」ことを選んでしまう。

 

「奪われた」ことに腹を立ててはじまった感情なのに、「奪う」ことでそれを得ようとする。

 

これって、根本解決になっているのかしら?

 

 

奪うことで得ると、再び奪われることを恐れるようになるでしょう。

 

正当な理由で取り戻したのよ! という思考でいても、実は、奪った方も、傷ついている。

 

だって、奪われた痛みを、誰よりも知っているから。

 

その痛みを相手に与える時、自分もまた、深いところでは、傷ついているのです。

 

 

 

じゃあ、一体、どうすればいいのーーー?!

 

と思ったあなた、

 

そうなのですよ。

 

これこそが、「恨み」「憎しみ」「嫉妬」の大きな罠なのです。

 

 

次回、そのトラップのからくりと、それを回避していく方法について、お話してみたいと思いますよ。

 

 

 

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次回、

第35回 7つの感情記憶(5-2)恨み・憎しみ「被害者・加害者をやめる」

 

の予定です(20時頃に更新しています。更新したらリンクを貼りますね)。

 

 

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◆丘 奈凰妃(おか なおひ)ってこんな人
教師一家に生まれた真面目な子が、
「見えないものを見る人」「ほんとうのこころの声を通訳する人」「あなたのこころをぽんと押す、ヒーラー兼石屋」にころがるまでのストーリー。ぜひ見ていってね♪

 

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