『ミッシング』石原さとみさん新境地! | ジョニー暴れん坊デップのA部屋

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・eiga.com 作品情報 『ミッシング』

■解説

 「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督が、石原さとみを主演に迎えてオリジナル脚本で撮りあげたヒューマンドラマ。幼女失踪事件を軸に、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿をリアルかつ繊細に描き出す。

 沙織里の娘・美羽が突然いなくなった。懸命な捜索も虚しく3カ月が過ぎ、沙織里は世間の関心が薄れていくことに焦りを感じていた。夫の豊とは事件に対する温度差からケンカが絶えず、唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々。そんな中、沙織里が娘の失踪時にアイドルのライブに行っていたことが知られ、ネット上で育児放棄だと誹謗中傷の標的になってしまう。世間の好奇の目にさらされ続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じるように。一方、砂田は視聴率獲得を狙う局上層部の意向により、沙織里や彼女の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材を命じられてしまう。

 愛する娘の失踪により徐々に心を失くしていく沙織里を石原が体当たりで熱演し、記者・砂田を中村倫也、沙織里の夫・豊を青木崇高、沙織里の弟・圭吾を森優作が演じる。

2024年製作/119分/G/日本/配給:ワーナー・ブラザース映画/劇場公開日:2024年5月17日

オフィシャルサイト

 

■スタッフ

監督  脚本 吉田恵輔 製作 井原多美 菅井敦 小林敏之 高橋雅美 古賀奏一郎 企画 河村光庸 プロデューサー 大瀧亮 長井龍 古賀奏一郎 アソシエイトプロデューサー 行実良 小楠雄士 撮影 志田貴之 照明 疋田淳 録音 田中博信 装飾 吉村昌悟 衣装 篠塚奈美 ヘアメイク 有路涼子 音響効果 松浦大樹 VFXスーパーバイザー 白石哲也 編集 下田悠 音楽 世武裕子 助監督 松倉大夏 スクリプター 増子さおり キャスティング 田端利江 題字 赤松陽構造 制作担当 本田幸宏

 

■キャスト

■インタビュー

――作品を拝見した際、実感のこもった育児解像度の高さに驚きました。𠮷田監督はどのようなリサーチを経て、ここにたどり着いたのでしょうか。

𠮷田:こうした事件に見舞われた際、夫婦がどうなってゆくかに関しては、リサーチは特に必要ありませんでした。「俺だったら/俺が付き合ってた子だったら絶対こうなる」という自分の実体験や性格に基づいた想像で書き進めていきました。マスコミの描き方については取材しましたが、家族や性格の問題については自分自身とこれまで出会った人々の総集編のような形です。それは「ミッシング」に限らず毎回そうですね。

 そのうえで、今回は俺がよく飲んでいるもつ焼き屋さんでのお客さんとの会話が大きかったかな。育児真っ盛りのヤンママ大集合!という感じの店なのですが、石原さんにも一度来てもらいました。「沙織里の友だちはこんな感じだから。枝毛がパリパリで……」なんて言って(笑)。そのヤンママたちは子どもにも旦那にも口調が結構きつかったりするのですが、同時にすごくエネルギッシュでもあって、石原さんの役作りの参考になるかなと。俺はそのママたちといつも飲んでるから、今回のために新たに取材を組んで実地調査をして――はいらなかったんです。

石原:その飲み会のことは、ものすごく鮮明に覚えています。途中から来た若いママさんが「すごいファンです」と言ってくれたのですが、その第一声が「さとみちゃん、体重何キロ?」で(笑)。自分の中に初対面でその質問をする発想がないので、どういった頭の回転や心の中身を作っていけば沙織里になれるのかは悩みました。

𠮷田:俺は見慣れてるけど、石原さんとは全く別のタイプだよね。

石原:私にとってはとにかく新鮮で、沙織里と自分に乖離があることがわかり「どうしよう」と焦りました。自分の主観になる人間にしていかないといけないから、ものすごく難しかったです。

𠮷田:俺の作る映画は割と下町とか郊外っぽいところがあるけど、これまでの石原さとみには港区のにおいを感じていて。俺、港区で撮影したことないぞ?と思いながら、「お洒落といえば北千住!」くらいの感じといいますか(笑)、どうこっち側に来てもらうかは見た目も含めて努力はしていきました。お祭りに命を懸けている下町風情、要は人情味をどう醸し出していくか――。同時に、彼女たちって見た目で誤解されやすいところがあると思うんです。別にヤンキーとかじゃないのに、「育ちが悪いのかな」と勝手に決めつけられちゃう。さっきの「体重何キロ?」じゃないけど、本人は無意識なんだよね。そういった部分も重視したところです。

――石原さんは「沙織里の“心”はわかるけど、“人”がわからなかった」とおっしゃっていましたね。いまのお話を伺って、合点がいきました。

 

石原:脚本を読んだだけで心が壊れそうになり、逆にいえばよく生きて帰ってこられたなと我ながら思います。子どもを産んでから演じているので、想像というレベルではなく私自身が悪夢として見るくらいの、トラウマになりそうな感覚でした。

 その象徴として、警察署で叫ぶシーンが記憶に残っています。実はあの「叫ぶ」という芝居は、もともと台本にはなかったんです。フリーズするつもりでいたら、段取り(撮影前に行う動きの確認)のときに「叫んでほしい」と𠮷田監督がおっしゃって。警察署の人たちが目をそらしたくなるようなリアクション、砂田(中村倫也)が撮影を止めたくなるような狂っている感じがほしい、とその場で言われて、驚きました。

𠮷田:結局、台本上って全部撮影前じゃないですか。特に今回は「石原さんが沙織里をやったらどうなるか」が全く見えていない状態から撮り始めたから、撮影の中で造形を作っていくところがありました。そのシーンは全体スケジュールの後半だったこともあって、「この沙織里だったら壊れるだろうな」と感じて、そのリクエストをしました。

 脚本を書いているときは、もうちょっと沙織里の温度が低いイメージだったんです。でも石原さんが演じているのを見て「思っていたより温度が高い」と感じて、シーンごとに調整していきました。

石原:じゃあ、その場で思いついたってことですか? すごい……。

𠮷田:そうだね、俺も記憶にないもん(笑)。こっちも「別にこの台本である必要もないし、セリフも絶対じゃない」と思っていたし、役者の生もの感を大事にしながら臨機応変にやっていきました。(後略)

 

■映画レビュー

評価:4.0 「他人の不幸は蜜の味なのか?」momoさん

2024年6月2日・・・初めから最後まで重苦しい内容でした。観ている途中でこれはドキュメンタリー映画ではないかと錯覚するほど被害者のリアルな思いが描かれています。脚本はエンターテイメントに着色されず、常に被害者に寄り添う構成で好感が持てました。ネットの誹謗中傷に「いつから人はこんなになったのか」と言った言葉が沁みました。メディアも被害者の思いとは逆に面白おかしく着色されていきます。家族1人でも歯車を失うと家庭は止まります。その被害者の苦しみを蜜の味にしか思わないメディアもネット投稿者にも不愉快さが残りました。エンディングも被害者が娘がいなくなった日から時間が止まってしまってやりきれない気持ちで終わります。一人の人間として、ただ切ないです。

※『空白』同様、真実はあえて語らずにいろいろ考えさせるようなエンディングに、今回はちょっとホッとした読後感を持てました。『空白』は少しモヤモヤしてたような・・・。

 

※おっ、「あまろっく」も頑張っとるな!笑い泣きびっくりマーク

 

・キネ旬レビュー

☆岡本淳文 4/5

・・・今や希少な「信頼できる映画作家」𠮷田恵輔らしい問題意識が凝縮された秀作。前作「空白」で描かれなかった部分から着想したという脚本は、ぜひその形でも観てみたかったが、それでも芯は力強く残っている。深刻な状況に巧まざる笑いを生じさせるクセも、今回ほど私憤に満ちた骨太な内容なら、もはや必要ない感も。華がありすぎることは重々承知の上で、地方在住のイマドキの母親像を演じた石原さとみの意気込みも映画の確かな熱源だ。と思ったら、森優作が見事に全部かっさらった。

☆北川れい子 4/5

・・・1に石原さとみ、2に石原さとみ、3、4がなくて5も石原さとみ。という、彼女の取り憑かれたような演技が先行するヒューマンミステリーで、女優魂というと大袈裟だが、この作品の石原さとみ、ちょっとただごとではない。幼いひとり娘が突然、行方不明になってしまった母親役。吉田監督はさまざまな事件をヒントにして自らオリジナル脚本を書いているが、あくまでも母親に焦点を当てつつ、事件に群がるマスコミやネットによる誹謗中傷にも触れ、見応えがある。

☆吉田伊知郎 4/5

・・・終盤まで脇目もふらずに見た。傑作の声もあろう。被害者家族と報道、ワイドショー化するマスコミを冷徹に描いた点は評価したいが、東海テレビの『さよならテレビ』を劇映画化したような、というより置き換えた感が強い。後半はフィクションへ昇華できる場だったはずだが消化不良。石原は熱演だが、ケレン味のある演出でこそ映えるタイプなので本作のようなスタイルでは一人浮いてしまう。低温の中村倫也が印象深い。着想と演出力は抜きんでているが、はぐらかされるのは「空白」同様。

※中村倫也演じる良心的なTVディレクターに救われる思いでした。でも実際にはあんなTVマンは一人だっていやしないんでしょうけど・・・。

 

●映画『ミッシング』本予告

※何度も観たくなる演技だ。「アンナチュラル」のミコトさんに次ぐ、石原さとみさんの代表作になったと思います~~。

 

・ハイヒールモモコ オフィシャルブログ 石原さとみちゃんと青木崇高さんにインタビュー

 石原さとみちゃん主演の『ミッシング』すごい映画です!!

 ある日、自分の子供が、失踪したら…こんな辛いことない。石原さとみちゃんは、あんなに可愛いのにお母さんに見えました。是非、観てほしい映画です!!インタビューしてます。

 

 大阪出身青木崇高さん、仲良くなれました爆笑

 むちゃ気さくな兄ちゃんでしたぁおねがい ご飯行こなぁグッ

※モモコ、さてはお前が犯人やなっ!

 

・藤原絵里オフィシャルブログ 第24回ニッポン・コネクション日本映画祭

 5/28からドイツのフランクフルト・アム・マインで開かれる『第24回ニッポン・コネクション日本映画祭』にて、吉田恵輔監督『ミッシング』が上映予定される予定です。なんと、2000年から始まったこの映画祭では、世界最大の日本映画の祭典です。8か所の会場で約100本の日本映画が上映されます。

 

 『ミッシング』、日本での公開は5/17(金)なので、すぐに、世界のみなさまにも観ていただける♪反応が楽しみです。大切なものを失くす辛さや苦しさ、母の深い愛は、国境を超えて、共感されると思います。フランクフルトには2回ほど行きましたが、当時は女優になるなんて思っていなかったのもあって、こんな素敵な映画祭があるなんて知りませんでした。

 ドイツには日本人がたくさん住んでいますし、アニメなどを通して日本が大好きな方も多いイメージなので、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。

※えーーと、藤原絵里さん、何役で出てらしたんでしたっけ?覚えてないわーー。ゴメン!

 

●石原さとみ&青木崇高、失踪した娘役・有田麗未のサプライズ登場で涙

※これはもらい泣きしちゃいますわー。って言うか、そういう泣かせ演出をした裏方さんの策略に思い至ったとたん、その涙は引っ込むわけなんですけどもーーー。

 

・堀ちえみ オフィシャルサイト 日本橋COREDO室町にて

 日本橋COREDO室町2。本日は前から観たかった映画を観ます。ミッシング。

映画館の予告編で知り、私が是非とも観たかった映画でした。

 

 もう…号泣!途中で何度も。哀しすぎる事件に纏わる、現代ではまだなかなか解決できない、

大きな問題もテーマのひとつ。当事者の気持ちはなかなか心の底からは、計り知ることはできないし、必ずしも温度差はあるとは思います。…かと言って見ず知らずの人を傷つけてよいのか。

深く深く考えさせられた映画でした。

※ちえみさん以外にもいろいろと賞賛意見が。。。

 

 

●【ジャガモンド斉藤のヨケイなお世話】全員震えたあのシーンの裏話/ゲスト:𠮷田恵輔監督

 

      

 

※吉田監督ならではの衝撃的展開というのは、今回は見られなかった。しみじみ人の心を見つめ続けるっていう感じ。。。ファンの予想の逆を突くという手法でやはり意外性を醸し出してたのだったー。

 

★感想:SNS邪魔者論。想像力の欠如が原因。

 

☆オマケ 月替わり企画「日めくり」カレンダー 

5月は【ぺこぱ語録♪】

 

★5月24日(金)

『換気扇は二塁ランナーだ。とりあえず回そう。

チャンスはどんどん広がっていく。』

 

●ロッテ敗戦の結果を知る松陰寺太勇 2024.4.20

※ロッテの応援に絡めたネタも見てみたいねーー。

 

●【ファン歴30年】ぺこぱ・松陰寺さん『連行される』

 

※始球式に連れ出されただけなのネン~。