読書感想『自考モードにする 中高6年間の過ごし方』 | 栗山家の日常

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夢はでかくなけりゃつまらないだろう 胸をたたいて冒険しよう

さてさて、Amazon Audibleの聴き放題対象に、以前から興味のあった書籍が先週新作タイトルとして追加されたので、喜び勇んで聞きました。
今日はこちらの本の感想をば!

 

 

書籍版はこちら

 


 
著者のジュクコ先生は長年アメブロでもたくさん発信されているので、ご存じの方も多そうです。

 

 

 

 
 

この本、できるなら都立中入学時の4年前に読みたかったです!

中学生をもつ親を対象にした教育本って、高校受験を対象にした勉強法とか子育てハウツー本は山ほどあったんですが、中高一貫校を対象にした本って当時、全然みつけられなかったんですよ…。


それでもなんとかヒントを得たくて、出版年度もだいぶ古~いこちらの本を買ったりしました。
この本を通して「とにかく英数最優先!」という指針が立ち、各教科の進め方など具体的な情報も役立ったので、これはこれで一読の価値はあるのでリンク置いときます。
(ただし2012年の本なので、どうしても情報の古さがあります。掲載されている参考書群も古く、今は参考書ももっと良いものがたくさん出版されており、入試傾向も変わっているので要注意です。)
 

 




ジュクコ先生の本に話を戻すと、何千世帯ものご家庭で指導してきた経験から「どうしたら中高一貫校に入学後に失速せずに伸ばしてやれるか」という知見やヒントがたくさん書かれており、私も「ワカル~!」と共感する部分も多かったり、「なるほど~!」と新しい気付きもいろいろありました。


書籍の内容はアメブロにも普段から熱心に書かれていることのエッセンスを抽出して、キレイに1冊にまとめ上げた感じでしょうか。
百聞は一見に如かず。
その怒涛のラインナップな目次をご覧ください。
 

 

読みたくなっちゃうでしょ?

うちの高1の長男にも「目次見て、気になるチャプターだけでも聴いてみて!」と勧めたら「おもしろそー!」とあれこれ聞いてました。

その中でも「学校のお世話焼き度チェック」「うちの学校、ほとんど当てはまるんですけどw」とウケてました。はい、その通り。


「お世話焼き度別学校分析」として私立中学校名もたくさん実名で挙げられていて興味深いです。

「公立中高一貫」はもちろん「お世話焼き度高い学校」にリストインしてますw



私的にヒットだったのは「学年ごとにカラーが違う」という話。「うちの学校だけじゃなかったんだ!私立中高一貫もなんだ!」と驚きました。
ホントにねえ…学年によってかなりカラーが違うんですよ…。だから「学年ガチャも正直あるよな都立中…」って思ってたんですけど、私立もなのか~。



あと、ジュクコ先生は「若者よ、部活や恋愛はおおいにしたまえ。人間力を鍛えるのだ」とおおらかなのに対し、「だがスマホ、お前だけは話は別だ。高3になったらスマホ封印!ルール破ったらボッシュート!」とばかりにスマホルールにはかなり厳しい!


長男も「えー!きびしー!高3になったらSNS凍結って…それほとんどスマホないのと一緒じゃん!?」と驚いてました。


「カリスマ家庭教師だから、『先生なんとかしてください~』って困って駆け込んでくる生徒がいっぱいいるわけよ。でもその生徒が、『どうしても●●大に現役で受かりたいんで助けてください!でもスマホはいじりたいです』って依頼してきたらどうする?スマホ捨ててから出直してこいって思わんか?」と言ったら「確かに…」とうなっていました。

実際、Twitterの勉強垢でも、ホンモノのガチ勢は普段TLにいないですからね!
ウォッチしていたガチ勢の皆さん、高3になるや「では、ログアします」つってどんどん消えていったもんな……。
馴れ合い不要……周りがやってろうがやってなかろうが粛々と勉強する人たち……受験は個人戦タイプ……意志つよ……。
ほいで、全統高や駿台や東大冠模試の結果が出たときだけ、「対戦お願いします」「対ありでした」ってドヤりに浮上するっていうね!



あと「学費の支払いを子どもに見せよ」ってのも、あ~それやってええんや…ってちょっとホッとしました。


なぜならうちは、子ども3人いるから頑張って働いてるのに、その結果、所得制限でいろーんな助成を取り上げられている、いわゆる「子育て罰」直撃世帯。夫婦ともに節約意識が強く、会話もついつい政治批判や物価高などの愚痴が止まらないw


夫婦ともに地方出身で塾に通った経験がなく、特に夫はバイトと奨学金で海外留学するような努力の人なので、教育費に関しても「やりたいことがあるなら応援するが、やる気がない者に金は出さん」というスタンス。


私は「教育費の支払いは推し活よ…!見返りは求めちゃダメ!」と思いつつも、お金をドブに捨てる気はないし、親のすねをガリガリ君感覚で気軽にかじられてもたまらないので、子どもに対しても

 

「あなたの塾代は月●万円です。元取ってこんかい!」

 

「私立高に行けば授業料が年47万円かかります。都立高に行けば6万円です。パパが払った税金取り返してこんかい!」

 

「模試で特待認定取って、自分の塾代は自分で稼いでこい!」

 

等、ハッキリ言っているのです…w(めっちゃ見返り求めとる~!


嫌な親だな…ごめんよ…お金に関しておおらかじゃなくて…まっ、うちはうち!よそはよそだしな!と思っていたんですが、ジュクコ先生がいいって言ってるしよしとしようw(そういうことじゃないかもしれない)
(※多子世帯助成で都立高校なら授業料半額になります。タブレット購入費も半額だぜ!)



というわけで、「自考モード」の感想でした。


書籍は情報がコンパクトにまとまってて読みやすいですが、アメブロの方はリアルエピソード盛りだくさん、主張ももっと辛口で、キレッキレで面白いのでこちらもおすすめです~!

 

 

 

巻末の中高生の読書におすすめ書籍30選のうち、4冊くらい既読でした。
おすすめされた本で面白そうなものも早速買って、積読本を増やしました…。(読めよ)
Audibleにもあるものをピックアップしとこ!