クラバート・ガレージ -43ページ目

ゼネプロ 1/48メーザー殺獣光線車 その4

クラバート・ガレージ

と、このキットの極悪ぶりは黎明期を体験されている先輩方は既にご承知だと思いますが。


しかしながらこのキット、ご覧のとおりの素晴らしいプロポーション。




極悪なだけじゃただのイロモノでしかありません。



右下の鎌首具合の美しさ、これを手にしたいが為に皆さん頑張られたのではないでしょうか。



先述のイノウエ工房モスゴジ、バラゴンもそうですが、この現物を手中に収める為に試練が必要なのであらば、それを乗り越えてみせる!という気概。



その気概が当時のシーンの熱量に反映されていったのではないかと妄想しています。





おしまい

ゼネプロ 1/48メーザー殺獣光線車 その3


クラバート・ガレージ

こんなのとか



クラバート・ガレージ

こんなのばっかり(笑)


これ、全部切り出した上での作業ですからね。



クラバート・ガレージ

で、おそらくこのキットで最狂の部位


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タイヤのドレッドパターン!


これ、全部切り出した上での作業ですからね(笑)


「6組作ります」じゃねぇ!



ガソリンかけて燃やした人 は、おそらくこの工程あたりなんじゃないかと(笑)




つづく

ゼネプロ 1/48メーザー殺獣光線車 その2

中を見てみましょう。



クラバート・ガレージ

…。


目眩がした記憶があります。これ、HJ誌の広告に後ろの方にあったマジックボックスって店から通販で買ったんですよ。93年くらいに。


今日見てまた目眩がしました。


クラバート・ガレージ

回虫?


いやいや「光線砲基部にあるコイル部」です!あの白いとこね。



クラバート・ガレージ


牽引車のキャタピラ…。これ、一個づつ組めってか。


クラバート・ガレージ

改造方法にはさらにこのキャタピラをモーター駆動させる方法まで…。




つづく


ゼネプロ 1/48メーザー殺獣光線車 その1

イノウエ工房 バンザイモスゴジ、バラゴンとともに、ガレージ黎明期を代表するガレージキット。


「ゼネラル・プロダクツ製 ペーパークラフト 1/48 メーザー殺獣光線車」


この3キットに共通する特徴は「作れない」(笑)


いや、前2者はまだ完成まで漕ぎつけた猛者はかなりいるはずですが、その点一番凶悪なのはこのキットでしょう。



クラバート・ガレージ




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これが「紙製」…。今見ても驚愕。



クラバート・ガレージ

↑誰にでも組み立てられます。必要なのは根気だけ。


 誰にでも組み立てられます。必要なのは根気だけ。


へぇ~。

 


つづく

1992 その2

続いてMG誌による年末特集。こちらはゴジラキットに絞ってます。


クラバート・ガレージ

正面アングルの広告写真っていうのはあまりありませんから、

各社のどのキットかを推理していくのも楽しかったですね。



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実にMG誌らしい紙面構成です。

ビリケンからヤマダ氏の初ゴジが出ていたことを知ったのはこのときが最初。

これ、関東圏のガレージファン以外、存在自体をこの特集で知ったって方も多いのでは。


古書店でダイモス84ゴジの存在を、そしてこの初ゴジを同時期に知ったものですから、ラテックスワンオフものへの思い入れが非常に強いのです。



クラバート・ガレージ

原氏のリアルホビー初ゴジのベストアングルともいえる写真。


この初ゴジは別の作例が先述したHJEXにも載っていました。


つまり92年の夏に存在を知り、当然絶版なので落胆。


半年後のこの特集でこの写真を見て、さらに拍車がかかり…。


さらに半年後にあろうことか再販される、と。


こうやって思い返してみると、たった1年のことかと驚きましたが、当時の1年は長かったのです。




再販版を組みましたが、“再販版の分割では”この感じにはなりませんでした。


とにかくこの作例を再現したかったために、足首で切断してちょっと外向きに広げたりしたものです。


あと、広角レンズで撮ってるのか、不思議なバランスになっていますが、それがなんだか異様に格好良い。

ブルーグレーで纏めた塗装に、口元のショッキングピンクと牙の配色がイイ感じのアクセントになっています。


一番上の集合写真の前列左もこのキットですが、イイ顔です。



92年は、原初ゴジに振り回された年でした。