㉝のつづき
「それでは、試験を開始して下さい!」
試験官の声で、すばやく問題用紙をめくるもみじ君。
計画していた時間配分は以下の通り。
※普段の演習時から、構成用紙の右上に時間割をメモし、逐一チェックできるようにしていました。
択一 13:00~13:30(30分)
建物 13:30~14:20(50分)
土地 14:20~15:10(50分)
見直し 15:10~15:30(20分)
択一については普段は40分かかっていたのですが、これだと建物・土地で時間がかかった際に危ないと考えました。
なので、大胆に消去法を用いてスピード重視で進め、怪しい肢に△マークをしておいて、見直し時間に最終チェックしようと計画したのです。
択一を進めます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221111/07/jnack0343/75/50/j/o1200160015201242054.jpg?caw=800)
う~ん・・・難しい、のか?
もみじ君の場合、択一では手ごたえ感じられない事がほとんどです。
本試験でも、簡単なのやら難しいのやらは分かりませんでした。
とにかく、大きく悩んだり引っかかったりする事はなく、予定通り13:30一応完了。
つぎに建物。
ふむふむ、なるほど。既存の主従建物の間を増築で繋いだのね・・・ってコレ!!
主従の関係にある1個の建物の合体!?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221111/07/jnack0343/a0/94/j/o1200160015201242080.jpg?caw=800)
驚いたのには訳があります。
もみじ君がずっと取り組んできた学習3本の柱の一つ「登記申請書例」において、お示しした周回管理表に最後の最後まで赤くチェックが入っていた(つまり間違え続けた)問題が、これだったのです!!
つい40分前まで確認していた設問がいま、本試験問題として目の前に!!!
瞼を閉じるとそこには登記原因その日付がくっきりと映っていました。
一気呵成に登記申請書を書きまくる!!
ん?
新築した付属建物2の求積で手が止まります。
鉄骨・・胴縁・・この場合、どこで求積するんだっけ?
テキストに載っていましたが、内容は覚えていません。
しかし、ここまで非常にいい手ごたえを感じていたので、悩む時間がもったいないと、胴縁の芯で求積しました。(誤っていますので真似しないでください)
時計を確かめると14:10!!
いい感じだ。10分で建物図面・各階平面図を描き上げた!!
そして14:20土地へ。
調査図素図をみて、側溝のところに点が二つ拡大してある。
R3でもこういう表現あったよな。
R3の過去問、初見の時は戸惑いましたが、何度も繰り返し解いたのでこういう表現もあるとわかっています。
割と淡々と読み進めました。
旧土地台帳附属地図や地図に準ずる図面についても、ははあ、なるほど。といった感じ。
そして読了。一部地目変更しての3筆分筆か。おもむろに時計を確認。
えっ?? 15:10????
割とサクサクと解き方が理解できたつもりが、文字数・資料数共に多く、読解に思わぬ時間を要していたのです!!
焦りました。
しかし進めるしかない。
見直し時間が取れなくても、土地を最後まで書き切る!!
平常心を保とうとファンタグレープを一飲みし、座標計算に移ります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221028/11/jnack0343/c8/66/j/o0750100015194610769.jpg?caw=800)
問われている点は少なく、交点計算も複雑ではない。しかし、やはり焦っていたのか何度か誤った座標値を算出してしまい。修正計算が終わったのが15:13
やばいあと15分強!!!!!!
猛スピードで申請書を書き上げ、地積測量図に突入。
間に合わないかもしれない(涙)
いや、間に合わせる!!!!
そして・・・
(単位:m)
と最後に記した瞬間
「試験終了です。筆記用具を置いてください」
ゲームセットです。
筆記用具を置いてからも、解答用紙は眺められます。
必死に目でチェックしますが、もはや集中力の限界。あまり頭に入ってきませんでした。
㉟につづく