地味メタボリX -92ページ目

ワイト島のジミ・ヘンドリックス

さて。 8月も終わる、この頃といえばワイトでしょう。



メタボリ番長のコラム-wight1



「ワイト島のジミ・ヘンドリックス」は1971年にリリースされたアルバムです。1970年8月30日、イギリスで行われたワイト島フェスティバルでの模様で、ライヴ、いわゆる実況録音です(笑)。実際には最後ではないのに、「ジミ最後のステージ」だとか宣伝され、なぜかジャケ写真もワイト島ではないという、不思議なアルバムです。


日本語ライナーノーツも、言うに及ばず当時ならではの間違い情報がチラホラ。ジミが24歳で亡くなったとか、このツアー中に神経衰弱で倒れたビリーの代わりとして、急きょ駆けつける予定だったドラマー、ノエル・レディング!とかwww


このアルバムの収録曲目は以下のとおりです。


 1.ミッドナイト・ライトニング

 2.フォクシー・レディ

 3.ラヴァー・マン

 4.自由

 5.ウォッチタワー

 6.嵐の中に


リリース当時の名称なのか、Freedomが「自由」、In From The Stormが「嵐の中に」、というネーミングは最近聞きません。LPでは、1~3がA面、4~6がB面でした。

不思議なのは、なぜこの選曲なのか?ということ。ワイト島は2時間くらいステージを演っているはずなのに、ここでは6曲だけ、トータルで40分にも満たないのです。曲順もバラバラで、ラストナンバーがIn From The Stormなのだけ、合っているといえば、まあ合っている。

LPで聴いていた頃、A面(1~3曲目)の印象は演奏としてあまりパッとしないもので、B面(4曲目以降)がお気に入りでした。あえて言うなら、「天才ジミ・ヘンドリックスの生涯 」に収録のMachine Gun、Red Houseあたりが入っていれば、まだ評価が高くなったんじゃないかな?と思ってしまいます。


どういう経緯で選曲がなされたかは謎ですが、マネージャーのマイケル・ジェフリーと、カーロス・オルムというエンジニアがアルバムに仕立てたとのことで、ジミの片腕エンジニアとして有名なエディ・クレイマーは「ひどいアルバムだと思った。どんなことがあっても自分の名前を使わないでくれ」と言ったそうです。この時のヨーロッパ・ツアーでは、他の会場の方が実際すばらしい演奏もあったということで、ワイト島のライヴはクオリティ面でリリースするべきではなかった、ということでしょうね。それを無理やりラスト・ライヴと銘打ってポリドールからリリースし、まったく同時期のワーナーからリリースのアルバム「レインボウ・ブリッジ」とセールス面で食い合うようなヘマに至ってしまった、なんて話もあります。


だからといって、このワイトで聴けるジミがダメかというと、そんなことは全く無いのです。機材の調子が悪い中、なんとかやり遂げようとしている様子が垣間見れ、すごく素のジミという印象。手を抜いたりしていないからこそ、2時間もの演奏時間になったのでしょう。歌だって、ちゃんと歌ってます。ジミが本当にやる気なさそうな時って、まるまる1番とか歌を抜いちゃったりするんですよね。


そんなこんなで、ワイト島はメタボリ番長にとって欠かせない、大好きなライヴの1つなんです。

今では完全版CDがあるし、DVDで映像も見れるので、もうこのアルバムは役目を終えたってことになるんですが、思い入れの深い1枚です。



メタボリ番長のコラム-wight2



今、手に入るのは右側「Blue Wild Angel」の方です。タイトルもちょっと洒落てますね。

DVD映像を見るまでは「ラヴァー・マン」や「自由」がフライングVでプレイされているとは、思いもしませんでした。

ギターマガジンの記事


メタボリ番長のコラム-gm2009


今月のギターマガジン(以下GM)は、「ウッドストックのジミ・ヘンドリックス」なる特集が組まれていました。


1969年ウッドストックでのジミのストラトといえば「白フィニッシュ、貼りメイプル指板」で有名ですね。記事では「ホワイト・ワン」という名称で紹介されていましたが、今回はあまりギターの写真が大きく載ってないですね。過去のGMではギター単体の写真が載ったことがあるんですよ。まあ、ジミの機材情報は近年かなり詳しく調べられているし、ネットでも色々探せると思うんですが、ちょっと過去のGMから写真をあげてみましょうか。


まず、今月でも紹介された「ホワイト・ワン」は、1995年1月号GMの特集でギター単体での写真を見ることが出来ます。



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メタボリ番長のコラム-gm1995-2



このときは名前もズバリ、「ウッドストック・ストラトキャスター」と紹介されています。当時の掲載文によるとシリアルナンバーは「240981」、ネックのスタンプが「13MAR68C」で1968年3月の製造であること、リア・ピックアップ脇のピックガードのネジはウッドストック出演時から既に無かったこと、この写真ではセレクター・スイッチのノブが欠損していること...などと詳しく書いてあります。


この号は、ジミの伝記本「エレクトリック・ジプシー」の日本語版がようやく発行されるということで、この伝記本の機材解説とともに、さらに写真や編集部の解説を加えた形で特集されており、他のギターやエフェクター、アンプに至るまで詳しく紹介されています。もう約15年前のGMとなってしまいますが、魅力的な写真の数々と編集部が補完してくれている文章により、とても捨てる気になれない1冊ですよ!




あと、ストラトではワイト島などで有名なもう1本、「黒フィニッシュ、貼りメイプル指板」がありますよね。

これは1996年1月号のGMで写真が掲載されていました。



メタボリ番長のコラム-gm1996-1



メタボリ番長のコラム-gm1996-2



こちらは「ブラック・ビューティー」と呼ばれています。ピックアップはボトム側をやや上げ目にしてあること、弦、ボディ・エンドの補正テープは生前のジミが使用していたそのままの状態であること、などが書かれています。この「ブラック・ビューティー」は、後ろに写っているジミの肖像画を描いたモニカ・ダンネマンが、ジミの死後25年を経て公開された当時の写真ということです。ちなみにモニカはこの後、1996年4月に自殺してしまいます。


この号はジミの特集ということではなく、有名ギタリスト達の愛器を紹介するといった趣旨で、クラプトンやジェフ・ベック、ジミーペイジ等々、さまざまなギタリストの有名な1本を見ることが出来ます。




いかがでしたか?

なかなか、ジミのギターを単体の写真で見るのは新鮮な気分になりませんか??




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あとオマケでもう1本。



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これは前出の「ウッドストック・ストラトキャスター」と同じく1995年1月号GMに掲載のものです。サイケなペイントを施していない、後年において使われた方ですね。呼び名は「フライング・エンジェル」となっています。フロリダ州マイアミのハード・ロック・カフェに行けば見れるとか。行きたい!!

メタボリ番長の機材 その2

機材の紹介は以前コラムで掲載しましたが、その後色々変わったところがあります。

ということで、変更点を書いてみようと思います。2008年4月のコラム も見たうえでご覧になっていただけると良いかと。


まずアンプです。1973年100Wマーシャルに変わりはありませんが、改造をしました!


メタボリ番長のコラム-marshall3


あ、右側にあるのはただノエルCOXの1959SLPです(ギターアンプにベースを繋いでるんですよねー)。


このたびアンプのリペアショップ、Blue10 さんへ依頼させていただき、マスターボリューム取り外し、インピーダンスセレクター取り付け、真空管交換と、もろもろの調整...つまり、改造と言ってもオリジナルの仕様に戻すような内容なんですけどね(笑)。



メタボリ番長のコラム-marshalltop1
メタボリ番長のコラム-marshalltop2


画質の違いは照明によるものと思われますので気にしないでくださいね(笑)。塗り替えたワケでは無いですよ!

上が以前、下が現在。分かりにくいかもしれませんが、インジケーター横のMASTERツマミがPRESENCEに戻りました。



メタボリ番長のコラム-marshallback1
メタボリ番長のコラム-marshallback2


んで、こちらは裏側、上が以前、下が現在です。PRESENCEツマミのあったところは目隠しされ、インピーダンスセレクターが付きました。

インピーダンスセレクターが付いたことによって、それまでの16Ω固定が解除、つまりスピーカーの増設(3段積み)が可能になりました! って、実は1度スタジオで3段積みでのプレイを試したんですが、アンプの前に立つとギターしか聞こえないためバンド練習になりません(笑)。


何はともあれ、今回のリペアによって、以前は少し多めに感じていた歪みが抑えられ、本来のMarshallの音に戻ったような印象です。



エフェクターの方を見てみましょう。



メタボリ番長のコラム-effects2


以前と比べると、FAZZFACTORYと青FAZZFACE(Jim Dunlop JH-F1)の姿は消えました。手放したワケでは無いのですが。

ユニヴァイブと赤いFUZZFACE、それからVOXワウのうち1台は前と同じです。つまり、VOXワウ2台とグレーのFUZZFACEが新顔ということになります。

もちろん、ステージでは3台のワウと2台のFUZZFACEを全部いっぺんに繋いだりはしません(笑)。予備の意味で台数を確保したってところです。


グレーのFUZZFACEは名古屋公演に行ったとき、大須のコメ兵で購入したものです。おそらく赤の方と同時期の製品です。ファズの調子は日によって結構変わるので、複数あると非常に心強いです(笑)。



メタボリ番長のコラム-fuzzfaceback2


ほとんど、というかまったく一緒かな? 調子の良し悪しには差がありますが(笑)。

トランジスタはいずれもBC109Cでした。


あとVOXワウですが、これまで1台所有していたのに加え、金沢公演に行った時にハードオフで2台購入しました。

...って、ツアーの度に買い物してますね(笑)。しかも楽器屋じゃない所で(爆)!


現在新品で売られているVOXワウは中国製との話をよく聞きますが、これらは全てMade In USAと書かれています。



メタボリ番長のコラム-voxback
メタボリ番長のコラム-voxback2


裏ブタ空けて3台並べた状態で写真を撮ってみました。それと基板部のアップ。

一番左が従来から所有していたもので、あと2台が今回購入したものです。今回購入した2台の製造時期はあまり差は無いようですが、前から持っている方とは基板のデザインと、パーツも少し違っているようです(分かるかな?)。

1台目のワウは部品の劣化によるジャックやスイッチの交換とか、結構今まで投資してきたので、これからもメインワウとして使っていこうかなと思います。

あと、改造というほどでは無いのですが、Voodoo Chileとかでスイッチングを早くできるように、つま先側のラバーはすべて取り外しました。


機材は生モノっていうか、完結形っていうのは無いので、今後もちょくちょく掲載する機会があるでしょうね。


それでは、今回はこのへんで。