地味メタボリX -95ページ目

JIMI HENDRIX & CURTIS KNIGHT

メタボリ番長のコラム-jimi-curtis1

LP表ジャケット

 

今回はメタボリ番長所有のLPコレクション(?)から、「JIMI HENDRIX & CURTIS KNIGHT」という1枚を紹介しましょう。私が高校生の頃に入手したもので、スウェディスクレコードというレーベルで1,500円でした。その頃ジミの他の通常のアルバム(ポリドールからのリリース)が2,000円だったのでお得感があります(笑)。当時カーティスナイトという人に聞き覚えの無かった私は、値段のリーズナブルさにも押されて喰らい付きました(笑)。よくよく内容を見ると、ジミが渡英しデビューする前、1965年当時加入していた「カーティス・ナイト&ザ・スクワイヤーズ」というグループの音源でした。ジャケットはそのナイトとの写真ですが、ジミが目をつぶってしまっているミスショットなのが印象的です。これをジャケに使うのがすごいところです。

 

カーティスナイトとの録音は、ジミのデビュー前の音源としては有名なもので、渡英後ジミがデビューする際にマネージメント側が契約を回収できなかったため二重契約となってしまい、長年もめる事となりました(その契約の解消策として製作されたのが「BAND OF GYPSYS」)。元々スクワイヤーズには1965年に加入なので、1年弱ほどの期間しか在籍していないようです。ただし、ジミ自身はデビュー後の1967年7月にナイトの元へ訪れ、スタジオ録音に参加しています...ジミにとっては、契約問題と音楽仲間との友情は別モノと考えていたんでしょうね。

そんな契約関係のゴタゴタもあり、今に至るまで、1965年と1967年の録音から、同じ曲のテイク違いなど色々利用され、数多くのアルバムが発売されています。
 

このLPの収録曲は以下のとおりです。

 

A面
 1.Hush Now
 2.Flashing
 3.You Don't Want Me
 4.How Would You Feel
 5.Land Of A Thousand Dances
 6.Day Tripper
 7.Ballad of JIMI

B面
 1.You Got Me Running
 2.Hang On Sloopy
 3.Future Trip
 4.Money
 5.Suger Pie Honey Bunch
 6.Twist And Shout
 7.U.F.O

 

後に、これと同じような収録曲のCDが発売されたり、あと1999年になって「THE COMPLETE OF PPX RECORDINGS」という6枚組みCDが発売され、かなりこの手の音源は出尽くしている状態と言っていいでしょう。しかし、「THE COMPLETE OF ~」には収録されなかった曲もあるため、このLPは手放すわけには参らない、という訳です(笑)。

 

スタジオ録音に加え、ライブ音源も収録されており、結構ジミのプレイが堪能できる内容です。後々何かと批判されがちなナイトでしたが、彼はジミの才能を認め、それまでのバックミュージシャンとしてよりも、よりフロントマンとして映えるように扱ってくれていたようです。

ワウのかかったギターもいくつか聴けますが、おそらくワウは1967年の録音でしょう。ジミは入手したばかりのワウペダルを試したくてしょうがなかったんじゃないでしょうか。
また、曲によっては、ナイトの歌い方が如何にもジミに似せようとしていて、ちょっと嫌な感じもあります。

 

かいつまんで私のお気に入り曲をご紹介します。

 

まずスタジオ録音ではA4:「How Would You Feel」。これは1966年にシングルで発売されていたそうです。曲のコード進行とナイトの語り調の歌い方はボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」そっくりですが、歌詞は、レストランに入れなかったり、バスは後ろの席に座らされたり、といった内容が聞き取れ、黒人差別を取り上げたプロテストソングであることが分かります。メタボリ番長はディランの「Like A ~」聴くならこの曲を!って言うくらいコッチがすっかり好きになってしまいました(笑)。
そしてA7:「Ballad of JIMI」...もうコレは聴いたら悲しくなってたまらない曲です。LPのライナーノーツによると、1965年に書かれた曲で、ジミはドラム以外の全ての楽器を担当したとあり、まるでジミの死を予期していたかのような感じがします。歌詞の一部和訳がありましたので記載しましょう。

 

 それがオレの物語
 終わりなき物語
 ジミは逝ってしまったが
 彼は一人ぼっちじゃない
 彼の思い出はいつまでも残るだろう
 5年間さと彼は言った
 彼は消えたんじゃない
 ただ死んでしまっただけなんだ

 

ナイトはジミの死後にフランスのTVでこの曲を歌ったとも、LPのライナーには書かれていました。
まあ、1965年に作曲されたといっても、少なくとも録音は1967年のようです。「ジミー」ではく「ジミ」と、渡英後の呼び方してますからね。

 

あとライブ音源の方は、やはり当時のヒット曲のカバーが中心です。B1:「You Got Me Running」はジミー・リードの「Baby What You Want Me To Do」のことで、ブルースナンバーですが、ギターソロは間違いなくジミそのものです。
そしてB2:「Hang On Sloopy」。白人グループのマッコイズが1965年に全米1位におくりこんだというヒット曲です。ボーカリストのクレジットが無く、音質も悪く歌声が割れているのですが、声色からしてジミが歌っているような気がしてなりません。ソロになると、他の楽器が聞えなくなりそうな程にキテます。
 

このLPには入っていませんが、1965年当時スクワイヤーズのライブでは「Drivin South」や「Killing Floor」といった、後にエクスペリアンスが取り上げる曲も既にプレイされています。

 

というわけで、まだ充分にとは言わないまでも、時おりジミの個性が随所に垣間見られ、結構気に入っているLPです。

このあたりの音源、まだ未経験の方は是非聴いてみて欲しいと思います。きっとジミの解釈が広がると思いますよ。


メタボリ番長のコラム-jimi-curtis2
歯弾きが熱い(?)LP裏ジャケット

ストラト購入歴(2)

メタボリ番長のコラム-st67(2)

エフェクターが多い!

 

前回に引き続き、メタボリ番長のギター使用歴(ストラト中心)、後編です。一応、前回とセットで一覧を書いておきます。

 

(番号は入手順。 価格は購入当時の税抜き定価&ちょっと記憶違いもあるかも?)
(1)スクワイヤー CST-45 OWH(\45,000)
(2)フェンダージャパン ST62-55 BLK(\55,000)
(3)フェンダーUSA 57' Vintage Stratocaster 2TS(\198,000)
(4)フェンダージャパン ST67-85 BLK(\85,000)
  
↑ここまで前回紹介しました
(5)フェンダージャパン ST72-500 BLK(\50,000)
(6)フェンダージャパン ST71 K-658 OWH(\75,000)
(7)フェンダージャパン ST68R-90 BLK(\90,000) レフティ仕様
(8)フェンダージャパン ST68JH BLK(\95,000) レフティ仕様

 

ちなみに上の写真は、前回で最後に紹介した(4)の67年レプリカです。ギターについては前回を見ていただくとして、まあエフェクターが多いですね。ワウ、ファズ、ディレイ、ワーミーペダル、ユニヴァイヴだったかな?

 



では順番に行きましょう。以後、上記の番号で説明していきます。

 

(5)は72年モデルということになりますが、正直言ってあまり覚えが無いんです。たぶん(4)の入手後、それのサブギターのつもりで安いのを買ったんだと思いますが、(4)に比べるとネックのシェイプも違うし、イマイチだったので早々に手放しました。これ以降はフェンダージャパン(以後FJといいます)の質がだんだん悪くなっていくように思います。同じ価格帯なら(2)の方が良いモノでしたね。

 

(6)はちょっと変わってまして、たしか1995年頃だと思うんですが、東京のク*サワ楽器がFJと提携して生産・販売にされていたカスタム仕様です。ボディは軽量で、握りやすい少し細めのCシェイプのネック、そしてアルニコ5というのを使ったとかいう特別製のピックアップ...。 ギターマガジンに出ていた広告にはそんな事が色々書かれてまして、これはイイ物ではないかと思い、クロ*ワ楽器に電話して通販で買いました。通販なので、店員には「ボディ材の継ぎ目はどの辺にあるのか?」とか電話で細かいとこまで聞きました...嫌な客ですね(笑)。確かに軽くて弾きやすかったんですが、なぜか年を経るごとに音がショボくなっていきました。それでもネックの握りとか良かったので、ピックアップを換えてみたり、挙句の果てにはボディごと換えてみたりしたのですが、満足のいくモノにはなりませんでした。アルニコがどうのとかいうピックアップも何だか怪しかったんですが、ひょっとしたらネックの鳴りというのが重要だったのかも知れません。結局ヤフオクで手放しました。




メタボリ番長のコラム-st71
(6):ST71 K-658

 

 

(7)が初めて手に入れたレフティです。ST68という、68年仕様はすでにFJの標準ラインナップになっていましたが、右利きのジミフリークのためなのか、右仕様のレフティを販売し始めた、という訳ですね。地味メタボリXはまだ結成していない頃ですが、やっぱり私にとっては、ジミと同じ仕様で弾けるギターですからね。なんばの楽器屋でちょっと試奏し、即買いでした。こっちのほうが今のよりチューニングの狂いが少なかったような覚えがあります。でもジミのコピーバンドはまだお遊び企画というか、本腰的にやってなかった事もあり、あまり長い間使いませんでした。これもヤフオクで手放しました。

 

(8)が現在、地味メタボリXで使っているメインギターということになります。地味メタボリXの結成当初、(7)は手放した後だったので、最初スタジオ練習でずっと右用を弾いていました。でもここで手に入れとかないと意味が無い訳で、必要に駆られて買いました(笑)。定価が(7)よりも上がっていますが、原油高騰とかで塗装コストが増えてるって話を聞いたことがあります。仕様は(7)とあまり違いはありませんが、メインで使っていくために、色々手を加えています。写真も含め詳しくは、2008年4月のコラム をご覧下さい。

 


 

ということで、前回と合わせて8本のストラトを紹介させていただきました。もちろんこれ以外にも友人からとか、ヤフオクで手に入れたこともありますが、今持っているストラトは(4)と(8)だけです。
 

そういえば中学校時分には、友人のお兄さんからスクワイヤーの赤いストラトを安く譲ってもらい、色マジックでモンタレー仕様にペイントし、その兄さんから「せっかく売ってやったのに!」って嫌な顔された...なんて経験があります(笑)。 写真が無いのが残念です...モンタレーのビデオを一時停止しまくって結構頑張ってペイントしたんですけど(笑)。

...

 

 

あとはオマケ話。
メタボリ番長は最初からストラトを弾いていたのではなく、初めてのギターは赤色のムスタングだった...っていうのはちらっと書いたことありますよね。で、その販売広告の写真がネットに転がっているのを見つけました。

さあ、

これです!

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 
 

メタボリ番長のコラム-nico-mg
二光通販の広告(トムソン製ムスタング)

 

 

「一人きりのコンサートinマイルーム」、「誰に聴かせるのか、キミの愛を...」
非常にツッコミ所の多いキャッチコピーです。コンサートなのに一人で自分の部屋?(笑)、そして誰に聴かせるのか...って誰もいない部屋だからツッコんでるのか?
写真の若者、髪型がアフロっぽいですね(笑)。コレを買った当時、私はまだジミ・ヘンドリックスのことは知りませんでした。後にジミにハマっていくのは、この時からの運命でしょうか(笑)。

記事には「買った日からすぐ弾ける!」とか書いてたと思うんですが、ただ単にフレットの番号が書かれたシールをネック側面に貼るだけというカラクリでした。アンプは電池駆動ではなく、コンセントから電源をとるんですが、たぶん15Wくらいしかパワーが無いものでした。コタツの中にこのアンプを突っ込んでボリューム最大にし、歪んだ音を楽しんでましたね。あと、ピッチパイプ(6本の開放弦の音が出る笛)が付属されていて、これでチューニングをやりましたよ。チューナーなんて手に入れるのは何ヶ月先のことだったか...
ストラトを手に入れてから、いかにこのギターがお粗末な代物だったかっていうのを実感しました。今となってはイイ思い出です(笑)。

ストラト購入歴(1)

メタボリ番長のコラム-tags

ストラト達のタグ類。
左下のみUSAのもの(57'Vintage)

 

前に地味メタボリXで使用中の機材は紹介済みですが、今回はストラトキャスターに焦点を絞り、メタボリ番長のギター使用歴を紹介してみましょう。
上の写真は、現在自宅に残っているストラトのタグ類です。これまで多くのストラトを手に入れ、そして手放していきましたが、こういうタグはなぜか保管してあることが多いんですよね。ここに写っているだけで8本分ですが、その内訳は以下のようになります。

 

(番号は入手順。 価格は購入当時の税抜き定価&ちょっと記憶違いもあるかも?)
(1)スクワイヤー CST-45 OWH(\45,000)
(2)フェンダージャパン ST62-55 BLK(\55,000)
(3)フェンダーUSA 57' Vintage Stratocaster 2TS(\198,000)
(4)フェンダージャパン ST67-85 BLK(\85,000)
(5)フェンダージャパン ST72-500 BLK(\50,000)
(6)フェンダージャパン ST71 K-658 OWH(\75,000)
(7)フェンダージャパン ST68R-90 BLK(\90,000) レフティ仕様
(8)フェンダージャパン ST68JH BLK(\95,000) レフティ仕様

 

これらの他にも友人からとか、ヤフオクで手に入れたこともあるので、これまで、ゆうに10本以上は買ってきたと思います。すっかりフェンダージャパンにっとてイイ客状態です(笑)。


 

以後、上記の番号で説明していきます。シリアル記号も分かる限り記載しますので、フェンダージャパン(以後FJといいます)のシリアルに関する説明 もよければ参考にご覧下さい。写真があるモノはそれもアップします。

 

(1)が初めて入手したストラトです。「スクワイヤー」というのは、FJの前身ブランドだったと記憶しています。中学生時分のメタボリ番長は、USAのストラトを買うというのは夢のまた夢ですから、安価なスクワイヤーというのは正に救いの手(?)だったのです。カタログを見て色々考えて決めて楽器屋に予約をし、中1の正月のお年玉をはたいて購入しました。70年代のラージヘッド仕様、白ボディでメイプル指板ネック.....とここまではジミっぽい配色ですが、ピックアップカバーとコントロールのツマミ類が黒色という、妙なカラーリングでした。もしローズ指板をセレクトしていたら、まんまリッチー・ブラックモアな訳ですね。FJの70年代モデルは当初、ボディやピックガードの色に関係なくコントロール類は黒しか選べませんでした。勿論、のちに白色のパーツを買って交換しました。
JVシリアル、つまりFJ最初期の製造時期になります。2~3年使っていたと思いますが、確か(2)を購入した頃、友人に売ったか何かで手放しています。このギターを使ってのライブはまだやってなかったと思います。

 

(2)は確か高1くらいの時に買ったと思います。高2、高3の文化祭で使ってますからね。黒ボディにローズ指板という、まさにモンタレー仕様です。ヘッドにタバコの焦げあとが付くのも、この頃あたりから(あれ?)...。
これはAシリアルになります。値段の割りに音も十分、引き心地も(1)より気に入って使っていたようで、このギターを使ったスタジオ練習のカセット音源が一杯あります(笑)。文化祭以外にも、このギターは色んな所でライブに出ました。大学時代も引き続き、トータル5~6年くらいは使っていたと思います。大学の先輩に売って手放しました。

 

メタボリ番長のコラム-st62
(2):ST62-55

 

 

(3)は大学入学直後に購入したもので、「いつかはUSAを!」ということで気合を入れて手に入れた、これがメタボリ番長にとっての初めてのUSAギターということになります。まさに50年代ストラトの、よく言う「枯れた音」っていう感じだったんですが、ピックガードが反っていたり、ちょっと乱雑な作りが気になりました。これが日本人と米国人の性格というか気性の違いなのかも(笑)? あまりアタリと言える物では無かったかも知れません。大学卒業前に、後輩に売って手放しました。

 

 

メタボリ番長のコラム-st57us
(3):USA 57' Vintage

 

 

(4)はFJの「コレクターズシリーズ」という位置づけのもので、67年レプリカという、マニアライクな仕様になっています。貼りメイプル指板でナローグリップ仕様のネック、そしてラージヘッドにクルーソンペグという、現在FJで発売されている68年モデルとはちょっと違うのがミソです。カタログには白ボディしか無かったのですが、大学時代、楽器屋でバイトをしていた友人から「黒が入った」と連絡を受けて、そのまま気に入って購入しました。あとで分かったのですが、ネックを外すとスタンプが「ST62」...つまり62年モデルの黒ボディにすげ替えたものだったのです。ある意味レア?
これはEシリアルです。ネックがスリムで弾きやすく、一番、手にしている期間が長いギターで、スタジオ練習は勿論、数多くのライブやレコーディングに使ってきました。これまで数回のピックアップ交換(今はオリジナルに戻しています)やフレット交換も行いつつ、現在でも所有しています。この1本はたぶん手放さないと思います。


 

メタボリ番長のコラム-st67
(4):ST67-85

 

って、今でも持ってるから、これは昔の写真探してくる必要なかった(笑)。

 

よく巷でも言われている事ですが、この辺までの時代のFJは実にクオリティが高かったと思います。(3)と(4)は同じ時期に持っていましたが、はっきり言って(4)の方が断然気に入っているわけで、それで今でも手放さないし、ピックアップもテキサススペシャルとか交換したりしても、結局購入当初のオリジナルにしています。今のFJを批判しようという訳ではありませんが、この頃の製品の良さはメーカーには是非認識してほしいと、つい思ってしまいますね。何が良かったというのは具体的には表現しにくいのですが、安いモデルでも決して手を抜く作りになっていないというか...簡単に言えばそんな感じです。
決して高いギターの「イイ音」ではないのでしょうが、弾き手の気持ち次第で何とかなるものと思っています(笑)。

 

 

ちょうど半分紹介したところで、次回に続きます。お楽しみに...(?)