こちらはとある陸上競技大会での記念スチールのようである。ネットで拾ったが、今やごくごく普通の集合写真だ。しかし私は以前からこの手の写真にある違和感を覚えていた。それは陸上競技、それも女子選手のセパレートユニフォームについてだ。
ファイターズガール(FG)の腹出しコスチュームを「健気」なんて宣っているような男が「何を書いてるんだ?」なんて誹りを受けそうだが(尤もFGは「腹出し」でもヘソは露出していない!)、「人の目に晒される」ことが前提のプロのチアガールと異なり、アスリートである女子陸上選手の最近の出で立ちは「ちょっと違うのはないか」って思ってしまうのである。
確かに、近年のセパレートのユニフォームを着用することは、その方が記録を伸ばすのに有効な手段である、ということぐらい承知している。でもそれを言えば極力身に着けるものの面積を減らせばその分空気抵抗は減るわけで、今のようなコスチュームにしてまで記録を伸ばす必要があるのか、との思いもある。
それというのも、昨今のユニフォーム姿の女子選手は、それに邪念を抱く者たちの恰好のターゲットとなり、俗にいう盗撮被害に晒されている。今やネットで「陸上女子」と検索しただけで、無数の陸上女子選手の写真オークションサイトにヒットする。そして危惧するのが、このセパレート(敢えて「腹出し」と書く!)のユニフォームが未成年の中高生にまで波及しているという点である。
当然ながら、陸上競技界では、この手の盗撮に神経をとがらせているが、そもそもこんなに露出度の高いユニフォームを着用する風潮が、この問題の引き金になっているのではないか。「盗撮」なんだから、肖像権の問題が一番重要なのは承知の上で、敢えて書くならば、「ならば好事家のターゲットになるセパレートのユニフォームは廃止しろ」「それが無理ならば、『ターゲットになることもやむなし』か『競技会は厳正なる“無観客”で行う』で行く」しかないと思う。そうじゃないと「マッチポンプ」の誹りを受けても仕方ないだろう。
一応、このような試みもあるようだ。
私がウン十年前、母校の全国高校野球選手権大会出場で甲子園に連れて行ってもらった際、話題になった事柄に、札幌商業高校野球部の大躍進と、スタンドで彼らを応援する札幌商業高校チアガールの存在があった。この札幌商業高校チアガールのコスチュームは、片方肩掛けで露出度が極めて高いもので、当時スポーツ紙では「アマゾネス軍団」なんて下世話な名称で呼ばれ、メンバーへのインタビューで「ムダ毛は全部剃る(コスチュームの露出度が高いためか?)」なんてこれまた下世話なコメントが載っていたのを覚えている。これは極端な例だが、今回話題にしたセパレートのユニフォームを中高生のアスリートが着用していることや、当時の札幌商業高校チアガールのコスチュームが、自分の意思によってだったのならばそれはそれでいい。しかしそれが、記録の向上に躍起な顧問や、チア部顧問の好みで押し付けられたのならば、非常に由々しき問題である……
1980年当恕の札幌商業高校チアガールの出で立ち。今の高校生と比べたら、うんと大人っぽい表情である。コスチュームも、今では考えられないくらい大胆だ。ちなみにこの写真の方も、今では既に還暦を過ぎていると思うが……
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