お久しぶりです。気づいたら年を越しておりました。

いつも使っているパソコンを久々に弄ったので書き残しておきます。

 

1年半前に新調したHDDが、最近起動する度にエラーを出すようになりました。

 

なんとか起動はするので、試しにCrystalDiskInfoを使って状態を見てみると…

 

どうも磁気ヘッド周りの調子が悪くなっているようです。最近時々「コン」という音が鳴るようになっていたので、交換した方が良さそうです。使用頻度からまだまだ使えても良さそうなのですが、こういうものは寿命がまちまちなので仕方がないですね。

そんなわけでHDDを新しいものに換装しました。

 

今回バックアップは、Windows10標準搭載の「ファイル履歴」を使ってみました。

外付けHDDを用意して手動でバックアップをとります。

 

終わったらシャットダウンしてHDDを新しいものに入れ替えます。

せっかくなので、容量アップと、静音化のため小型のHDDを購入しました。

左が今まで使ってた3.5インチ1TB、右が新しい2.5インチ2TB

どちらも東芝製

 

ケーブルを繋ぎ直したら起動。

OSが入っていたHDDの交換であればリカバリディスク等で復旧させる必要があると思いますが、今回は単にデータが保存されているだけのHDDなのでそのまま起動します。(起動直後に「ドライブが存在しない」とうるさいですが…)

 

起動したら新しいHDDを初期化します。

ディスクマネージャーを開いて未割り当てのディスクを選択。

 

アルファベットを同じにして(私の場合はDドライブ)、NTFSでフォーマット。

「ボリューム(D:)」が表示されたら、無事フォーマット完了です。

 

最後にファイル履歴で最後に保存した状態から復元します。

 

データが多いので結構時間が掛かりましたが、無事に換装できました。時々鳴ってた「コン」という音も消えて一安心。

取り外したHDDですが、まだなんとか使えそうではあるので、外付け化してテレビの録画用にでもしようと思います。(壊れるかもしれないので一時保存用に)

先日PCをWindowsとLinuxでデュアルブートにしましたが、一つ問題が起きました。

 

Linuxを使用した後にWindowsを立ち上げると時計が狂う。

例:Linux14:00→Windows5:00

 

どうして狂うのかと調べてみたら、どうもLinux立ち上げ中にPC内の時計が日本標準時から世界標準時に変わってしまうようなのです。

Linuxのデフォルトの設定では、世界標準時から日本時間に変換して表示するのですが、WindowsではPC内の時計が日本時間であるという前提で動作するため、時計が狂ってしまいます。

 

というわけで、Linux使用中のPC時間が日本標準時間になるよう設定していきます。

 

まずは現在の設定を確認。

$ timedatectl status

すると、"RTC in local TZ: no"とでてきます。

RTCはコンピュータ内の時計(Real Time Clock)で、ここではローカルタイムがOFFになっています。(つまり世界標準時に合わせている)

続いてローカルタイムをONにします。

$ timecatectl set-local-rtc true

これで"RTC in local TZ: yes"となれば、PC内の時計が日本時間に変わっているはずです。

ついでに警告文も表示されます。

 

これで、Windowsを再立ち上げすると…

無事、時計のずれ問題が解消しました。

これでWindowsでいちいち手動で同期をとらなくて済みそうです。

私のパソコンは学生時代に自作したものです。
当時は予算の都合もあって、ハードディスクは500GBあれば足りるだろうと考えて組んだのですが、CDから取り込んだ音楽やらなんやらをため続けた結果容量が足りなくなってしまい、昨年1TBのハードディスクに交換しました。
 
そこで余った500GBのハードディスク。まだまだ使えるので捨てるのはもったいない。
そうだ、Linuxを入れて遊んでみよう!ということでWindowsとデュアルブートを構築します。
 
Linuxとは?
(注意:筆者はパソコンの専門家ではありませんので、詳しく知りたい場合はネットで調べましょう)
Linuxはオペレーティングシステム(OS)の一つ。パソコンならWindows、スマホならAndriodやiOS(iPhone)がよく使われていますがその仲間です。
Linuxの特徴の一つとして、オープンソースで無料で利用できるというものがあります。(一部は有料あり)
 
Linuxには多くのディストリビューション(簡単に言えば配布パッケージ)があります。有名なのがUbuntuですね。
でもみんな使っているものでは面白くない…ということで今回選んだのが、
 Debian
です。
私もいろいろ調べている中で初めて知りましたが、これはUbuntuの元になったディストリビューションです。
 
インストールメディアを作成
まずはネットからフリーでインストール用のファイルを手に入れます。
https://www.debian.org/にアクセスして自分のパソコンにあったisoファイルをダウンロード。
このファイルを何らかのメディアに保存してインストールをするのですが、私はCDに焼くことにしたので、最も小さいisoファイルを手に入れました。
 
UEFIを設定
さて、OSをパソコンで動かす方法には、レガシーBIOSで起動する方法とUEFIで起動する方法があります。
私のWindowsは元々レガシーで起動させてましたが、最近UEFIを利用した方法に変えました。
説明は難しいので割愛しますが、今回は新しいほうであるUEFIを利用します。
 
というわけでUEFIでしか起動しないようにBIOS設定を変更。
 
インストール
最初に説明した500GBハードディスクにインストールしていきます。
間違えてWindowsのハードディスクに入れてしまうとデータがすべて消し飛んでしまうので、不安な場合はパソコンの中身を空けて不要なケーブルを引っこ抜いておきましょう。私はそうした
 
先ほど作ったCDを入れてブート(起動)させます。基本的に画面にしたがっていけばOKです。
途中、UEFIモードでインストールするか尋ねられますので「はい」を選択。
インストールが完了するとCDが吐き出されて再起動します。
できた。
 
デュアルブート設定
さて、最後に、起動時にWindowsとDebianを選択できるようにします。
ここからはDebian内の「端末」アプリを使って直接コマンド入力していきます。
 
(注意:ここから私の操作が怪しくなっていきます。)
 
まずはWindowsがインストールされているディスクを探します。
あらかじめ管理者としてログインしておきます。
 
# sudo fdisk -l
この矢印のところにWindowsの起動用システムファイルがあります。
 
/dev/sda2にあるということで、UUID(識別子)を調べます。
# sudo blkid /dev/sda2
これをメモします。
つぎにDebian中のシステムファイルを書き換えます。
テキストアプリは何でもよいですが、私はemacsをダウンロードして使いました。
# sudo emacs/etc/grub.d/40_custom


起動したら以下を追加。

 
menuentry “(表示名)” {
search –fs-uuid –no-floppy –set=root UUID
chainloader (${root})/efi/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi
}
保存したら、
# sudo update-grub

を端末に打ち込んでシステムファイルを更新します。

 
これでDebian起動時の画面にWindowsの選択画面が現れるはずですが、このままだとDebianが最初に選択された状態になっているため、設定を変更します。
 
# sudo emacs/etc/default/grub

 

最初の方に
GRUB_DEFAULT=0 (0番目、つまり一番上を最初に選択した状態)
GRUB_TIMEOUT=5 (5秒以内に操作しなければ自動選択)
とあるので、GRUB_DEFAULTの数字を書き換えます。(私のパソコンの場合、5番目にWindowsが来るので4)
0から始まるので数字がずれます。要注意。

 

保存したら再び更新。
# sudo update-grub
これで再起動すればWindowsが最初に選択された状態になるはず。

起動。
あれ?3番目に"Windows Boot Manager"がある。もしかして追加登録しなくてもよかった?
3番目と5番目どちらでもWindowsが起動するので良しとします。
 
無事にデュアルブート環境ができたので、これからいろいろ遊んでみようと思います。