一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)


都内の消費生活相談は約13万件。

インターネット通販が全体の27.8%、中でも「SNS」関連が増加。

美容医療の相談が大幅に増加、中でも医療脱毛の解約トラブルが激増。
 

 【相談全体の概要】

(1) 都及び都内区市町村に寄せられた消費生活相談件数は12万9.681件。

 (対前年度比0.3%減少:令和4年度130.088件 → 令和5年度129.681件)
 

(2) 高齢者(60歳以上)の相談件数は約43.000件で、全相談の33.5%を占める。

 (高齢者相談:令和4年度42.447件 → 令和5年度43.492件)
 

(3) 若者(29歳以下)の相談件数は約16.000件で、全相談の12.6%を占める。

 (若者相談:令和4年度17.229件 → 令和5年度16.398件)

 

 【相談の特徴】

 (1)「インターネット通販」の相談件数は約36.000件で、全相談の27.8%を占める!

●SNS関連の相談が対前年度比108.5%と増加。 (令和4年度7.061件 → 令和5年度7.660件)

●定期購入に関する相談において、健康食品で対前年度比118.1%と増加。 (令和4年度1.418件 → 令和5年度1.674件) 
●インターネットゲームに関する相談件数が増加、20歳未満の割合が高止まり。 (令和元年度691件→ 令和5年度972件) 

 (2)「美容医療」の相談が大幅に増加、中でも「医療脱毛」の解約トラブルが激増!

●美容医療に関する相談が大幅に増加。 (令和4年度1.101件 → 令和5年度1.878件)

●医療脱毛に関する相談が激増。 (令和4年度338件 → 令和5年度875件)

 (3)「害虫駆除サービス」などの緊急時レスキュー関連の相談が増加傾向!

●害虫駆除サービスに関する相談が激増。 (令和4年度245件 → 令和5年度508件)

●PCの警告解除サービスに関する相談が大きく増加。 (令和4年度676件 → 令和5年度884件)

●トイレのつまり解消など修理に関する相談が高止まり。 (令和4年度911件 → 令和5年度836件)

 (4)「給湯器の交換」に関する相談が激増、「屋根修理」に関する相談が高止まり。

●給湯器の交換に関する相談が過去最高。 (令和4年度36件 → 令和5年度390件)

●屋根修理に関する相談は高止まり。(令和4年度783件 → 令和5年度702件)

 

 

 【主な相談事例】

 <定期購入のトラブル>
 SNSの広告を見て、初回だけのつもりで申し込んだダイエットドリンクの2回目が届いたので送り返した。すると、再度2回目分が送られてきて定価での請求書が同封されていた。解約のため連絡すると3回目からの解約を受付けるので、2回目は支払ってほしいと言われた。支払わなければならないか!(50歳代)             
 *センターからのアドバイス

 初回お試し価格で安く購入できると思わせるような広告は、実は、定期購入の初回料金かもしれません。後から確認できるように、契約内容・画面表示を必ずスクリーンショットで保存しておきましょう。実際解約しようとすると、電話がつながらない・ホームページからの解約手続きがうまくいかなかったあんど、容易に解約ができないような販売業者も存在します。
 

 <害虫駆除のトラブル>
 真夜中、部屋でゴキブリが出たのでネットで駆除業者を検索し550円~と表示のある広告を見つけた。電話で聞いたところ、現地を見ないと費用は分からないと言われた。その後、業者が2人で現れた。部屋を点検した後、十数万円の見積を出された。高いと思ったが、どうしても駆除してもらいたかったのでお願いした。後になって、やはり高すぎると思い納得がいかない!(20歳代)     
 *センターからのアドバイス

 ネット広告の最低価格だけで判断して、安易に依頼しないようにしましょう。作業前に見積書をもらい、必ず作業内容と代金の根拠などを確認し納得ができない場合は断ることも必要です。現場に来た業者から、広告の表示額や事前に聞いた金額とかけ離れた高額請求を受けた場合は、訪問販売に該当しクーリング・オフが可能な場合があります。
その場で支払わず、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。

 

 <検査をきっかけとした給湯器の交換のトラブル>
 ガス点検の業者だと名乗る人が突然訪問してきたため、契約をしているガス会社の関連会社と勘違いし、信用してしまった。
業者が点検したところガス給湯器の寿命が1年しかもたないと言われたため、同じ型の給湯器と交換する約30万円の工事契約を結んだ。その後、契約した業者が本当に契約中のガス会社の関連会社か心配になり確認したところ、全く関係のない業者であることが分かった解約したい!(80歳代)
 *センターからのアドバイス

 電話や訪問で点検を持ちかけられた場合は安易に応じず一旦保留して、その業者が契約中の会社もしくは関連会社なのかを確認するようにしましょう。契約してしまっても、クーリング・オフができる場合があります。
(東京くらしWEB抜粋)

 夏は暑くて汗をたくさんかき食欲が減退してしまう人も多いことから、痩せるというイメージがあるのではないでしょうか?ところが実際は、そんなことはないのです。夏にかいてる汗は体温調節のものであるため、実はほとんどカロリーを消費していません。ところがちょっと動くだけですぐに汗をかいてしまうことから、極力動かないようにしようという意識が働き知らないうちに運動不足に陥っていきます。そしていつのまにか太りやすくなるのですビックリマーク

 

 ①ガンガン効くクーラーで代謝が低下します!

 冷房がガンガンに効いている屋内。この外気と内気の気温差により、私達の自律神経は乱されやすくその影響でホルモンの働きがアンバランスになり、代謝も低下してしまうのです。

 

 ②夏はなぜか唐揚げなどスーパーカロリー食品と摂りたくなります!

 夏というと、とかくスタミナを摂ろうとばかりに焼肉屋唐揚げなど高カロリーな食事に走る人がいますが、高カロリー食に偏れば当然太っていくことになります。夏は代謝が下がっているので、高カロリー食なんて摂ったら大打撃。おまけに、カロリーが多いからといってスタミナがつくわけではありません。

 

 ③暑さで食欲が落ちて、そうめんや冷麦など糖質のみですましがちになります!

 食欲が落ちて食べやすいものを食べようと、そうめんや冷麦といったものばかり食べてしまうという人も見受けられます。一見太らなそうですが摂取できるのはほぼ糖質とカロリーだけですから、これも太る原因に。人間の身体はビタミン・ミネラルなどを含め、必要な栄養素が全部そろって初めて効率よく代謝されるようにできているからです。

 

 ④食べた脂肪分はリンパを通るためリンパが滞ります!

 冷房の効いた部屋に長時間いたり運動不足だったりすると、リンパも滞りがちになります。リンパが滞ると身体がむくみ、これも夏太りの一因になります。隙間時間などを利用して手のひらで末端から心臓に向けて、優しくなでるようにマッサージを行うと良いでしょう。

 

 ⑤夏は早めの夕食と早めの入浴、そして早めの就寝につきます!

 湯船にゆっくりと浸かったほうが、基礎代謝アップにつながります。とはいえ余り熱いお湯では自律神経の中で、緊張・興奮を司る交感神経のほうが活性化され、痩せる効果は期待できません。そこで、ぬるめの40℃未満のお湯に20分程度を目安に浸かるようにしましょう。リラックスして次第に副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整います。温浴効果で血液循環も良くなり、代謝もアップして痩せやすくなります。熟睡できると成長ホルモンも分泌して痩せやすくなります。

(予防医学指導士/稲川 竜生抜粋)

 暮らしの中で物を買ったり使ったりすることと同じように、誰もが多かれ少なかれ日々出しているゴミ。ゴミは出し方ひとつで資源になることもあれば、大事故を招くこともあります。持続可能な社会へ向けてゴミになるものを買わない暮らし方・資源を循環させる暮らし方などを考えてみましょうビックリマーク

 

 【ゴミも資源も、あなた次第】

 <そもそもゴミごみって?>

 辞書などを調べてみると「泥/その場所を汚している/役に立たない/汚いもの」とマイナスな表現が並びます。法律では、廃棄物処理法関係で、自ら利用したり他人に売ったりできないため不要になったものとされています。つまり、あなたが今その手にしている何かも、もう要らないと思って捨てた瞬間にゴミになります。逆に要ると思う誰かの手に渡れば資源になるのです。

 

 <ゴミはどれくらい出ているでしょう?>

 ゴミは大きく家庭から出る一般廃棄物と、工場などから出る産業廃棄物に分けられます。では皆さんが家庭から出している一般廃棄物の量はどれくらいでしょう?人や家庭によって大きく違いますが、平均すると1人1日約1kgです。決して少ない量ではありません。長い目で見ると日本人が大量のゴミを出すようになったのは、戦後の高度経済成長期になります。簡単に言うと、この時期に大量生産・大量消費・大量廃棄に転換したのです。

 

 <ゴミはなぜ問題なの?>

 ゴミが急増する中、様々な問題が生まれてきました。日本では焼却処理が主流ですが、そこから有害なガスが出る問題・残った灰などを埋め立てる最終処分場のひっ迫・処理に掛かる費用の増大などです。これらを制度や技術で解決に努めてきましたが、残された課題もあります。京都大学名誉教授 高月紘先生は1980年から、家庭ゴミを約400種類に分類する調査を続けてこられました。その中で見えてきたことの一つは、開封もされずに捨てられた食品の存在や使い捨て商品の多さです。また分けて出せば資源としてリサイクルできる物も燃やすゴミにたくさん入っていることです。

 

 <ゴミを資源に変えるために、今すぐできること>

 ゴミの分別方法はお住まいの区市町村によって違いますが、どこでもできて効果的なのはお店などでの個別製品の回収に協力することです。例えばスーパーの店頭で回収しているトレー類は、再びトレーに生まれ変わります。家庭でプラスチックゴミとして出して、他の多様なプラスチック素材と混ざってリサイクルされるより品質の高いリサイクルになります。ひと手間ですが、慣れれば苦にならないものです。

 

 

 【このゴミどうする? 捨て方ひとつで大事故に】

 <様々な特徴を持つゴミ>

 一言でゴミといっても、実に多様です。製品が多様なので当然ですが、例えばそもそも一緒に売られることがなかった容器・文房具・繊維類などが家庭で使用されて一緒に捨てられる時期を迎えることもあるので、それ以上に多様になると言えるでしょう。
中でも注意が必要なのが、危険・有害なゴミです。そんなものは工場や病院などからしか出ない!と思っていたら大間違いです。家庭にもあり、使用中にリスクがあるものもあるのです。

 

 <危険な製品・ゴミに要注意>

 実は最近、ゴミ収集車や処理施設で火災が相次いでいます。中には大きな事故になり、数億円の復旧コストがかかるケースもあります。その原因の一つと考えられているのがスマホ・携帯扇風機・ワイヤレスイヤホンなど、皆さんが毎日使っている製品に入っている小さな電池(小型充電式電池) なのです。製品に電池が入ったまま捨ててしまうと、回収や処理の際につぶれて発火する恐れがあります。お住まいの自治体のホームページなどでゴミの分別方法を確認するなどして、正しく分別して下さい。

 

 <危険なゴミも捨て方ひとつで貴重な資源に>

 電池類や小型の電化製品の分別回収は、安全性の面だけでなく資源の面からも重要です。これらの中には、貴重・希少な金属類であるレアメタルを含むものがあるからです。日本では鉱物資源はあまり採れませんので、都市鉱山として注目されています。公共施設や店舗で回収しているところも増えてきているので、WEBなどで、皆さんの近くの回収拠点を確認してみて下さい。

 

 <捨てることは意外と難しい>

 ゴミに向き合えば向き合うほど適切に分けて、より良い資源にするためには色々な知識や判断が必要だと感じます。専門家の私ですら迷うことがありますので一般の方ならなおさらでしょう。私の場合、製品を選ぶ段階から捨てるときのことを考えてしまいます。「これは分別が大変そうだ/燃やすしかなさそうだ」とか・・・。 楽しいお買い物ですが、少しだけ捨てるときのことも考えてみませんか?また、再生(リサイクル)素材や再生可能(リニューアブル)素材を使った製品を購入するのも有効です。消費者の選択は、重要な投票行為です。資源の有効利用や循環に繋がる製品や、それを作るメーカーを支持するためあなたの大切な一票(グリーン投票) をお願いします。
 

 

 【できるだけゴミを出さない暮らしへ】

 <エコとおしゃれは両立できる?>

 最近、ファッションロスという単語も聞かれるようになりました。大量生産・大量消費・大量廃棄は、衣類業界にも浸透しています。毎シーズンはやりの衣類が売り出されワンシーズンで捨てられるものも多くあり、そのもったいなさを指摘する言葉です。衣類のリサイクルは現状技術的にも限界がありまだ進んでおらず、余計に問題視されるようになってきました。そのような中、多様なファッションの在り方が注目を集めるようになってきました。例えば、アップサイクル・レンタル・シェアリングサービスなどです。おしゃれは、エコに楽しめるようにもなってきたのです。

 

 <アップサイクルで世界に一つのおしゃれを>

 再び(Re)循環する(Cycle)リサイクルに対して、アップサイクルは(価値を)アップさせて循環することを指します。使い終わったパラグライダー・電車の座席シート・球技のボールからできたバッグ・工場の端材や海洋ゴミからできたアクセサリーなど、使う材料もできる製品も実に様々です。ストーリーがあるだけでなくデザイン性が高いものも多く生み出されており、商品化されているものもあります。世界に一つしかないというのも、おしゃれ心をくすぐります。

 

 <3Rで持続可能な社会へ>

 ゴミは自分や社会を映す鏡だと思います。大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムの中で、便利な使い捨て文化に慣れてしまった私たちの生活は、いつか破綻してしまいます。もったいないごみを見ていると、切実に感じます。変革のための行動として、3R(リデュース・リユース・リサイクル)について改めて確認しておきたいと思います。3つのRは、単に3つの行動から選べば良い訳ではありません。実は優先順位があり一番大切なのは、リデュース(発生抑制)です。すぐにゴミになりそうなものはできるだけ避け、必要なものを選んで購入し大切に使うことが基本となります。少し高くても、良いものを長く使うのも昔からの知恵です。持続可能な社会・・・難しく聞こえるかもしれませんが、身近な3Rから始めてみませんか?

(東京くらしweb抜粋)

 昨日SNSのアカウントに、ウェブマーケティングのスクールを運営している事業者からダイレクトメッセージ(DM)が届いた。話を聞くだけのつもりで連絡したところ、事業者からウェブ会議に招待されたので参加した。SNSの運用ノウハウなどを教えるオンラインスクールについて説明があり、受講料50万円のコースを勧められた。高額なので躊躇したが、分割払いなら月2万円で済むと言われ契約した。しかし、契約書には受講料や具体的な講座内容の記載がなく、分割手数料も高いので解約したい。クーリング・オフはできるか?(20代/女性)

 

 注意ここに注意・・・

 ●近年、SNSをきっかけに、話を聞くだけのつもりで参加したウェブ会議で、オンラインスクール等の勧誘を受け、高額な契約をしてしまったという相談が増えています。ウェブ会議は画面越しとはいえ相手と対面しているため、強く勧誘されると断りにくい雰囲気になりがちです。契約を急かされても即断せず契約内容を十分確認し、自分にとって本当に必要かよく考えましょう。不要だと感じた場合はきっぱりと断り回線を切断する勇気を持ちましょう。
 また高額な契約の場合、分割払いなら月々の支払いが楽だと勧められることがありますが、支払期間や手数料・総額などをよく確認した上で判断することが重要です。

 

 ●事業者からウェブ会議に招待されて勧誘を受けた場合、特定商取引法で定める電話勧誘販売に該当します。解約を希望する場合、契約書面受領後8日以内ならクーリング・オフが可能ですので書面または電磁的書面でクーリング・オフを申し出ることができます。また信販会社等に分割払いを申し込んだ場合は、信販会社などにも書面で通知しましょう。勧誘されたときの記録や契約書などは必ず保存しておきましょう。

 トラブルになった場合に備えて、ウェブ会議でのやり取りを録音・録画するなど勧誘の過程の記録を残しておくと良いでしょう。また、契約書などは保存しておくことが大切です。

(東京くらしweb抜粋)

 【日本の市場の消費は低空飛行を続けている】

 景気が悪い原因は円マネー余剰分が日本国内に市中還流せず、根こそぎ米国投資に流出していること。これを止めなければ始まらない。止めて円安のうちに米国への投資資金を円資産に戻すことを日本政府と日本国民が呼吸を合わせて実行すればあっという間に円高になる。しかし、今の日本にはこれができない。国益より米益を優先するからだ。

 経団連企業に米系外資が多い。2000年のITバブル崩壊からリーマン危機後の歴史的最安値水準をピークとして、民主党政権時代までに外資が安値で東証上場企業の株主となったからだ。アベノミクスはその外資のために日銀に株価指数ETF買いという禁じ手までさせて日本株価を上げた。米系外資への私益供与だ。日本円の地位低下はアベノミクスからだ。日本は2011年以来、貿易赤字に転落しているので、円高こそが国益で円安は忌むべきことであるが米国の利益を優先している。超円高による輸入価格連動型インフレが生じているのに打つ手がない。

 そして景気を冷やしているのは消費税だ。1989年に最初3%だった。1997年に5%・2014年に8%・そして2019年10月から10%と引き上げられた。消費低迷するほど税率を上げて消費を益々冷やす。消費税がなければ日本の消費市場はもっと元気になれる。消費税など国益を損ねるだけであり廃止するべきである。

 森永卓郎氏は著書「ザイム真理教」で財務省の悪行を暴いている。日本の政治改革が道半ばに倒れるのは財務省のせいと。2009年に消費税廃止を公約に民主党鳩山政権が成立したあと、鳩山政権崩壊後に民主党が公約を反故にして消費増税路線に転んだのも財務省の計略だという。

 

 【財務省よりも強大な権力をもつ米軍・米大使】

 政治改革ができない、本当の理由は日本政府が米軍に隷属させられているからだ。駐日米国大使を議長に各省庁トップと米軍担当官が非公表で日米合同会議を運用している。そこで決した政策は閣議にトップダウンされる。LGBT法案も米国大使に無理強いされ昨年成立した。天下の財務省も同会議の意向には従わざるを得ない。財務省の間違った財政均衡論も、それを前提にした増税計略も黒子は同会議だったのだ。彼らは日本人を収奪の対象とし、貧しい奴隷として生きればいいと考えている。

 ひどい話だ。米国の日本進駐占領が今だ終わっていないのか。なぜ、そうなったのか?歴史をたどろう。1946年GHQが英語で起草した日本国憲法を制定させたマッカーサー連合軍司令官は日本復興事業が緒についたので、ポツダム宣言に基づいて日本を独立させ米軍を撤退する考えだった。しかし1950年朝鮮戦争が起こされた。当時のダレス米国務長官顧問は、今後も米軍が日本を徹底利用し続けるための奸計をめぐらした。それが安保条約で、以後永久に基地と兵力の供与で日本を縛りつけるアイデアだった。

 1952年サンフランシスコ講和条約に先立ち、マーク・クラーク米陸軍大将とマーフィー駐日米国大使は吉田茂首相を呼びつけ、安保条約の付帯条項すべてを国民に発表してしまうと怒った国民が立ち上がり内乱が起きるぞと脅し、そこで裏密約を双方合意で握ったのだ。安保条約にまつわる密約を列挙するとこんな具合だ・・・

 ①日米間で結ぶ協約協定の英語正文を日本人に見せない。

 ②米軍は日本全国好きなところに基地を作る権利・制空権・電波管理権をもつ。

 ③有事には自衛隊は米軍の指揮のもと戦う。現に市ヶ谷防衛省の地下3Fに防衛大臣でも入れないGHQ在日日米軍総司令部が存在している。

 ④日本警察は基地外であっても米軍財産を捜査できない。

 ⑤最高裁判所は日米条約協定を日本国憲法に優越させる。

 ⑥日米の条約協定の更新、条件変更時に国民に発表できない事項は密約にする。

 日米地位協定密約には「北方領土交渉時に、返還された島に米軍基地を置かない約束はできない」という条項もある。2島返還に望みを託した2016年日本での安倍晋三・プーチン日露首脳会談に先立つ11月上旬、元外務次官の谷内正太郎国家安全保障局長は訪露し「返還された島に米軍基地を置かない約束はできない」とロシア政府に外交伝達した。それを聞いたプーチン大統領は11月19日、リマでの日露首脳会談の席上で安倍に対し「君の側近が島に米軍基地が置かれる可能性があると伝えてきた。そんな話なら交渉は終了する」と言ったのだ。この衝撃のやり取りは報道されなかったが、この時点で既に1ヶ月後の日本での領土返還交渉が不調に終わることは完全確定していたのだ。安倍は日米密約に逆らうと2010年に普天間基地の沖縄県外移設を唱えて失脚した鳩山由紀夫首相と同じ道をたどると思ったのだ。返還交渉は失敗し、日本は北方領土を四島一括で失った。

 

 【吉田自由党系で日本独立のし直し】

 4月、岸田文雄首相はワシントンを訪問し米議会で英語演説した。異例なことに米国に対し「米国は世界経営が大変で孤独だろうが落ち込む必要はない」と呼びかけた。「日本は米国のグローバルパートナーですよ」とスピーチした。「日本自衛隊は米軍にシームレスに統合されます」と表明したわけだ。日米密約が公約にされたような演説だった。

 日米密約の受け皿勢力として有り続けるのは、自民党の強みと弱みだ。結党資金は児玉誉士が終戦時に満州から持ち替え得た希少金属塊だった。世上CIA資金と呼ばれるものの、源泉はGHQと取引をして巣鴨プリズンから解放された。米国公開文書で3人ともCIAスパイリストに掲載されている。

 旧、日本民主党の岸は1962年日本船舶振興会を始めた笹川、韓国統一教会の文鮮明に粘着して独自財源を生み出した。統一教会を日本に拡大させて人・金を得るスキームだ。1968年国際勝共連合を結成して中央官庁・メディア・スポーツ芸能に優れた在日半島人材を特権枠に送り込んだ。政策決定過程と大衆洗脳で日本中枢の人事掌握を目指し、統一教会員を無給の議員秘書につけた。岸系福田赳夫の清和会を筆頭に自民党勝共秘書会は100人以上になった。彼らの目的は日本国憲法を改正して、西側のために東側と戦う国にすること。小泉純一郎政権の2005年に自民党綱領を改定「自主憲法制定」を打ち出した。経世会小渕恵三総裁急遽後の密談で後継総裁を森喜朗に決した時点で自民党は傍流の清和会に実質的に乗っ取られた。

 笹川は競艇収益が非課税となる公益財団を複数運営し資金が豊富。笹川陽平は自民党安倍派はもとより、改憲勢力であった「立ち上がれ日本」「日本維新」の資金源。最近結党された日本保守党のバックでもある。

 岸田米議会演説から旬後に麻生太郎副総裁がドナルド・トランプ私宅訪問に成功した。トランプ大統領誕生となれば、日本のカウンターパートは岸田政権のフィクサーの麻生しかいないとのトランプからの要請だ。渡りに船で宗主国の次期大統領候補のバイデンとトランプに両建て戦略をとれた。選挙を乗り越え、バイデンが続投できる可能性は15%程度だ。だから岸田演説の芝居はあの程度でいい。

 トランプ時代では岸田・麻生体制が再強化され、解散した宏池会も自由党系として先祖返りを遂げる。麻生は日米密約の当事者の旧自由党吉田茂の孫だ。責任を持ってトランプとデイールできる血筋だ。ボタンを掛け違えた爺さんに代わってボタンを直す役目だ。トランプと米軍が日米密約を完全に無効化して日本占領から撤退しなければ本当の日本の景気回復は始まらないビックリマーク

(BELLEZZa抜粋)

 

 

 歯間ブラシを使用中に「先端のブラシが取れた/折れた製品を飲み込んでしまった」などの情報が寄せられています。そこで東京都は事故を防止するため、アンケートによる消費者の使用実態調査と安全性に関する試験を実施しましたビックリマーク

 

 【アンケート結果】

 都内歯科診療所の受診者などのアンケートを実施したところ、歯間ブラシを使用したことのある253人の約半数が「歯茎を傷つけた/ブラシが折れた」など何らかの危険な経験をしており、折れたブラシを飲み込んでしまった人もいました。特にワイヤー型の歯間ブラシ利用者にこのような事故がみられました。

 

 【安全性に関する試験】

 ワイヤー型の中からドラッグストアなどでの入手が容易な5商品を選び、使用による破損を想定した試験を実施しました。

 ●往復距離⇒10mm

 ●速度⇒150往復/分 (総往復回数4.500回)

 ●試験時間⇒1検体あたり10分/方向×3方向

 (垂直に挿入した際は破損はみられませんでしたが、その後45°またはー45°の方向で挿入した際に、一部の検体で破損がみられました)

 

 【消費者へのアドバイス】

*歯間ブラシは歯茎を傷つけないように歯間部に垂直にゆっくり挿入し、細かく前後に動かして使用するものです。歯間のサイズに合わない太いものは入れにくいだけでなく、歯茎を傷めたり破損の原因をなります。適切なサイズを選択し、入らない場合は無理に挿入せずデンタルフロスなどを利用しましょう。

*歯間ブラシの金属部分を折り曲げて使用すると破損につながります。奥歯に使用するときは、プラスチックの部分から指で折り曲げて使用しましょう。また金属部分が曲がってしまった場合は、速やかに交換し破損による歯間への詰まりや誤飲をよぼうしましょう。

*上記の注意点を含め製品に記載されている注意書きは使用前に必ず読んで、事故が起きないよう心がけましょう。また長期間使用するとブラシの毛が摩耗し洗浄能力の低下が懸念されるので、1週間から10日を目安に歯間ブラシを定期的に交換するともに、使用上の不安を感じた場合は歯科医師などに相談しましょう。

(東京くらしweb抜粋)

 夏休みにキャンプ・グランピングなどのアウトドアイベントを計画している方も多いと思います。アウトドアで調理する際によく使用されるカセットこんろやガストーチ(ガスバーナー)は、使い方を誤ると大きな事故になるケースもあります。楽しいイベントでけがをしないよう「事故を防ぐポイント」を参考に十分注意して使用しましょうビックリマーク

 

 【事故事例】     

  <カセットボンベが破裂すると大惨事に>

●カセットこんろの上で、鉄製の入れ物に木炭を入れてあぶっていたところ、カセットボンベが爆発した。

●カセットこんろ2台の上に鉄板を置き焼きそばを調理中、カセットボンベが過熱され爆発した。この事故で15人が負傷、うち2人が重症と診断された。

●片づけをしているときにもう冷えていると思い込んで、ガストーチの金属部分に触ってしまい火傷した。

●バーベキューこんろ内の火が弱かったため火勢を強めようとゼリー状の着火剤を継ぎ足したところ、急激に燃え上がり着衣に着火し火傷を負った。

 

 【事故を防ぐポイント】

カセットこんろで炭起こしをしない
(カセットボンベが破裂する可能性があります)

 

カセットこんろを2台並べて使用しない
(カセットボンベが破裂する可能性があります)

 

ガストーチの金属部分は冷めるまで触らない
(屋外や明るい場所では炎が見えづらいこともあります)

 

着火剤の継ぎ足しは絶対にしない
(消毒用アルコールを注入した事故も起きています)

 

(東京くらしweb抜粋)

 厚生労働白書によると2040 年には、65歳の女性の約20%/男性の約6%が100歳まで長生きするとみられています。人生100年時代が迫る中、何歳になっても自分らしく元気に過ごしたいものです。健康寿命を延ばすには、病気の予防だけでなく、体や心の機能を保持すること(フレイル予防)が重要です。日々の生活にちょい足しできるフレイル予防のポイントをご紹介しますビックリマーク

 

 【フレイルとは何か】

 フレイルとは、元気で健康な状態と要介護状態の中間の状態をいいます。例えば「階段を昇るのがきつくなってきた(体力の低下)」「今までやれていたことがおっくうになってきた(気力の低下)」「ダイエットしているわけではないのに痩せてきた(体重の減少)」などと感じたら、それはフレイルのサインかもしれません。

 

 【健康づくりのポイントは世代で異なる】

 中年期では、メタボリックシンドロームと健康寿命との間に密接な関連があります。そのため、食事では食べ過ぎに注意しつつ、野菜をしっかり食べることが大切です。運動についても、脂肪を優先的に燃焼させる散歩やウォーキングなどの有酸素運動がメタボ対策として効果的です。

 一方、高齢期ではメタボと健康寿命との関連が徐々に弱くなり、フレイルと健康寿命との関連が強くなります。したがって食事については栄養不足に注意し筋肉量を減らさないよう、肉・魚・卵などのたんぱく質をしっかり摂取する必要があります。運動についても歩くだけではなく、足腰の筋力を維持するための筋力運動が不可欠です。このように高齢期では、健康づくり戦略をメタボ予防からフレイル予防へと少しずつギアチェンジする必要があります。

 

 【身体活動・運動のポイント】

 2024年1月に、厚生労働省から「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が公表されました。高齢者では、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上実践することが推奨されています。これは歩数に換算すると、1日約6千歩以上に相当します。またこの身体活動の中に、筋力運動・バランス運動・柔軟運動など多要素な運動を週3日以上実践すること、できればその中に筋力運動を含むことも推奨されています。

 重要なことは、たとえこれらの推奨値を満たさなくても、健康効果は得られるということです。例えば、毎日余分に10分間の身体活動を増やすことで生活習慣病発症の危険性・がん発症の危険性・ロコモティブシンドローム(運動器の障害によって移動能力に低下をきたした状態)・認知症発症の危険性を引き下げることが、複数の研究結果を統合した分析によって示されています。これは日々のちょい足しの重要性を示す科学的根拠といえます。短い時間でも良いので日々の生活に、身体活動・運動をちょい足ししてみましょう。

 

 ステップ1:すぐに取り組めるちょい足しは、座りっぱなしの時間を減らすことです。長時間の連続した座位行動を頻繁に中断することは、腰痛予防・食後血糖値・中性脂肪の減少などにもつながります。テレビを見ている時などに、30分ごとに3分間くらい立ち上がるブレイク30を取り入れると、結果的に椅子からの立ち座り回数を増やすことにもなります。

 

 ステップ2:これまであまり運動していなかった方は1日10分間、余分に歩くことから始めてみましょう。歩数計がない場合は10分間歩くと約千歩と覚えておきましょう。最初の1カ月間は+10分、次の1カ月間にはさらに+10分というように、ご自身の体と相談しながら散歩やウォーキングの時間を段階的に増やす方法もお勧めです。

 

 ステップ3:散歩やウォーキングは最も簡便な運動ですが、ウォーキングのみでは筋肉や骨に対する刺激が必ずしも十分とはいえません。図1には、最も重要な運動の一つであるスクワット運動を示しています。「ややきつい」と感じる回数が安全かつ効果的な目安です。

図1.

「1・2・3・4」でおしりを後ろに引きながら腰を下ろし、「5・6・7・8」で元の姿勢に戻します。これを10から20回繰り返します。両ひざがつま先より前に出ないように。安全かつ正しい姿勢でできる「椅子からの立ち座り運動」でもOK。「ややきつい」と感じる回数を目安にしましょう。

 

 【栄養のポイント】

 同じ食品ばかりを食べていると、栄養素に偏りや不足が生じます。特に高齢期では、不足しがちなたんぱく質を中心として、多様な食品を摂取することが推奨されています。

 ポイントとして、毎日摂取したい10の食品群を覚えましょう(図2)。この10食品群は、たんぱく質を含む①肉類 ②魚介類 ③卵 ④大豆・大豆製品 ⑤牛乳・乳製品、ビタミン・ミネラル、食物繊維を含む ⑥緑黄色野菜 ⑦海藻類 ⑧いも類 ⑨果物 ⑩油脂類から構成されています。

 

 ステップ1:10の食品群のうち少量でも食べた食品群に○をつけ、1日(3食)で○が7つ以上になるように取り組んでみましょう。1週間継続すると、自分の食べ方の癖がみえてきます。特に、たんぱく質を多く含む①から⑤に○がつくよう意識して取り組んでみましょう。ちなみに、この10食品群はおかずや汁物を構成する食品から選ばれているので、米・パン・麺類などの主食は含まれていません。なお、医師や管理栄養士の食事指導を受けている方はその指示に従いましょう。

図2. 毎日摂取したい10の食品群

1.肉類 2.魚介類 3.卵 4.大豆・大豆製品 5.牛乳・乳製品 6.緑黄色野菜 7.海藻類 8.いも類 9.果物 10.油脂類 毎日7点以上を目指す。あなたの◯の数(点数)は?

 

 ステップ2:1日7点以上を達成できるようになったら、次のステップとして1日の摂取量の目安を確認してみましょう(図3)。肉類・魚介類・いも類・果物は片手に収まる量、野菜は片手3つ分、生野菜の場合は両手3つ分が目安です。海藻類は少量、卵は1~2個程度、大豆製品は納豆なら1パック、豆腐なら半丁、牛乳・乳製品は牛乳ならコップ1杯、ヨーグルトなら小さいものを1パック程度が目安となります。油は大さじ1杯程度が目安ですが、通常の食事で十分に摂取できている場合が多いです。たんぱく質が不足しないことが大切ですが、1食でこれらを全て摂取することは大変です。朝・昼・夕の3食に上手に振り分けてみましょう。

図3. 一日の摂取量の目安

「何を食べるのか」に加えて、「どれだけ食べるか」を意識してみましょう。計量器具がなくても「手のひら」を使うことで、自分の体格に合った目安量を知ることができます。肉 片手1つ分 魚 片手1つ分 卵 1~2個程度 大豆製品 納豆なら1パック、豆腐なら半丁 牛乳・乳製品 牛乳なら1杯、ヨーグルトなら1パック 野菜 片手3つ分、生野菜だと両手で3つ分 海藻 少量 いも 片手1つ分 果物 片手1つ分 油 大さじ1杯位

 

 【社会参加のポイント】

 約31万人の研究データでは社会的つながりの種類や量が多いことが、タバコを吸わない・アルコールを飲み過ぎない・太り過ぎないといった生活習慣よりも強く長寿に影響していることが報告されています。地域には、学ぶ・働く・集う・趣味・地域貢献など、様々なタイプの通いの場があります。楽しさややりがいを感じる、自分に合った活動に参加してみましょう。さらに元気の余力がある人は、こうした通いの場の担い手としても活動してみましょう。居心地の良い場が増えれば、自分だけでなく、地域みんなの健康や幸福にもつながります。無理なく、頑張り過ぎないことが長続きのポイントです。

 

 【最後に】

 身体活動・運動・栄養・社会参加は独立してフレイル予防に効果的ですが、複数実践した方がより効果が高いことが分かっています。いつまでも元気に自分らしくやりたいことや好きなことを続けていくために、フレイル予防のポイントである身体活動・運動・栄養・社会参加を毎日の生活にちょい足しして、今できることから始めてみてはいかがでしょうかはてなマーク

(東京くらしねっと抜粋)

 【4月の相談件数】

 4月の相談件数は2,417件で対前月比1.7%の減少、対前年同月比は7.3%の増加であった。

 

 【商品・役務別分類】

 商品・役務別分類では、第1位/商品一般 第2位/賃貸アパート 第3位/役務その他サービス 第4位/健康食品となっている。
 商品・役務別の増加率の上位でみると、第5位/移動通信サービスが大きく増加している。「光回線とスマホをセットで契約すれば、月額料金が割引になると言われセット契約した。ところが実際には割引になっておらず、問い合わせると適用条件を満たしていないと言われた、契約を無効にしたい」などといった相談が多数寄せられた。
 第4位の健康食品も増加している。「SNS広告で見たダイエット食品を、初回お試し価格で1回だけ購入した。しかし、2回目が届き定期購入の契約だと気付いた、解約したい」などの相談が多く寄せられた。
 第3位の役務その他サービスも増加している。「パソコン操作中にウィルス感染の表示が出た。同時に技術サポート窓口の連絡先が表示された状態で消えない、連絡した方がよいか」などの相談が寄せられた。

 

 【架空・不当請求に関する相談】

 架空・不当請求に関する相談は117件で対前月比21.9%の増加、対前年同月比は27.2%の増加であった。

 

 【高齢者の相談】

 高齢者の相談は794件で対前月比2.1%の減少、対前年同月比では17.5%の増加となった。

 

 【若者の相談】

 若者の相談は294件で対前月比9.3%の減少、対前年同月比では2.0%の減少となった。うち、令和4年4月から成年年齢引下げで成人として扱われることになった18歳・19歳の相談は21件であり、対前月比22.2%の減少、対前年同月比では22.2%の減少となった。

 

 【多重債務に関する相談】

 多重債務に関する相談は34件で、対前月比63.4%の減少、対前年同月比では30.8%の増加であった。

(東京くらしweb抜粋)

 Q:他県のお寺にある先祖代々のお墓を近くの墓地に改葬する旨お寺に伝えたところ、承諾してもらえないため改葬に必要な埋葬証明書を発行してもらえません、どうしたらよいでしょうか?

 

 A:最近お墓を処分する墓じまい、中でもお墓を別の場所に移設する改葬に関する相談が増えています。遺骨やお墓は勝手に処分することができません。改葬する場合は、現在お墓がある区市町村長の許可が必要です。改葬許可証は、墓地管理者(寺院・霊園・自治体など)が作成した埋葬証明書などを区市町村長宛の申請書に添付して申請すると発行されます。それを改葬先の墓地等に提出する必要があります。事例のように現在の墓地管理者であるお寺が改葬を承諾しないなど、墓地管理者とのトラブルで埋葬証明書を入手できない場合は、区市町村長が認める書類でも申請ができる場合があります。経緯をまとめたうえで、区市町村の担当窓口に相談するとよいでしょう。

 また、改葬にあたってはお墓の撤去費や更地にするための工事費等が発生します。他にも、撤去の際に墓地管理者が指定する石材店を利用する契約になっている場合や、仏教では離檀料などの費用が発生する場合もあります。墓地の使用規則などが渡されている場合は、まずその内容を確認して下さい。トラブルにならないよう事前に墓地管理者に必要な手続きや費用などを確認し、納得がいくようによく話し合いましょう。

 

 なお、お墓に対する考え方は多様化しており、家族の中でも意見の違いが考えられます。墓じまいや改葬については、後々のトラブルを避けるためにも、家族や親族間で事前に十分話し合いましょう。困った時は、消費生活センターにご相談下さい。

(東京くらしねっと抜粋)