久しぶりのモデルディベートつくり。
移動の合間にメモしたり、考えたり。
やはり楽しいものですね☆
紙に書いてみて、ある程度まとまってきているところですが、
ブログに書けるところまでまとめるのは、もう少しかかりそうです。
というわけで、
今回は、コツ、というか、自分なりの考え方をまとめてみました。
○(自分にとって)有益なモデルディベートの作り方のコツ
①主にディベート初心者を想定して、見ていて面白い試合をつくることを目指す。
→できる限り勝敗がわからないような試合展開にする。
どちらかに偏ってしまうと、面白くない。イーブンになるように頑張って考える。
→見せ場となる主戦場を意識的に作る。
メリット、デメリット1つずつが目安。
(2つ以上になると、見学者が把握できなくなるし、議論量が分散してしまうから)
なるべく議論がかみ合うようにメリット、デメリットを設定する。
主戦場の議論は、質疑~第一反駁~第二反駁とつなげていく。
水掛け論にならないように、なるべく優位性を示すことを意識する。
→肯定側、否定側ともに、あえてスタンスを示す。
どのような立場で議論を主張しているかについて、見学者に前振りして予測可能性を与える。
スタンスに沿って、解決性、重要性を構築していく。
→自分がジャッジだったら、と考えて、試合展開を構築していく。
②プラン後の世界(解決性)から考える。
→現状分析(内因性)から考えると、情報量が多くて、まとまりが悪くなる。
プラン後にどうなるのかを具体的に考えることで、省エネで議論をつくることができる。
→ありがちなのが、内因性は丁寧に分析して立証しているが、解決性は「プラン導入するので解決します。」程度で、立証が薄いというもの。これでは、試合中に立証がないため、ジャッジ任せになってしまう。ジャッジに自分たちの議論を理解させるためにどうすればいいか、という視点で構築していく。
→現状とプラン後の差分をどう見せるか、が肝心。
一言でいうと、「現状は良いのか?悪いのか?」、「プラン後は良いのか?悪いのか?」というシンプルな視点で議論を整理していく。
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以下、論題解説を参考に抜き書きしたメモです。
実際には、これをベースにするというよりも、
試合展開を考えながら作り直していく、という作業が延々と続くことになります。
(原案)
メリット「雇用の増加」
内因性:だめ
解決性:雇用ふえる
重要性:雇用ふえるの良いこと
スタンス:国は、社会全体の雇用つくるべき
デメリット「雇用の減少」
内因性:よい
解決性:プラン後に解雇されて困る人が出てくる
深刻性:再雇用できなくて生活レベルダウン、格差固定、自殺
スタンス:国は、困る人を優先的に守るべき
まずは、手順から。
①論題解説から、立論をつくる(立論)
②立論への反駁を考える(第一反駁、質疑)
③反駁への再反駁を考える(第二反駁)
④立論から第二反駁までのストラテジー(戦略)を考える
⑤叩き台をつくったら、①~④を繰り返して、議論の質や流れをブラッシュアップする