学校一丸となって、ディベートに取り組んでいる熱意、モチベーションに触れることができて、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
私自身、とても貴重な経験でしたので、その際に、保護者の方々から頂いたコメントと私の回答を整理しておきたいと思います。
(当日頂いたコメントをまとめる都合上、全く同じ形で載せていない点は、ご容赦ください)
コメント①
「聞き取れないくらい速いスピードで原稿を読み上げていたが、これは一般的なのか。会社のプレゼンテーション研修と違っていて驚いた。」
これは初めてディベートを生で観戦したご父兄からのコメントです。事前にディベート甲子園の決勝動画をご覧になった上での当日のご観戦でした。
アカデミックディベートは、ルールに基づいて議論展開している点で、スポーツ競技として考えた方が理解いただけると思う旨、また、論理的思考を鍛える思考のトレーニングに価値がある旨、証拠資料の扱い等を通じて、情報リテラシーを身に付けることができる旨などをお伝えしました。
コメント②
「選手をしてる子どもがバテているみたい。何試合もスピーチするのって、疲れるんでしょうね~」
コメント③
「先ほどの試合は、ジャッジとして勝ちと判定した側ではない方の勝ちではなかったのでしょうか?勝ちと判定した側は、声が小さかったようですが、それは判定に関係するのでしょうか?」
このコメントについては、スピーチの声の大きさなどは、コミュニケーション点としてカウントされますが、判定には影響しないことをお伝えしました。
加えて、そもそもジャッジに聞こえていない場合には、フローシートに残らず、判定の判断材料として使えないため、判定に考慮しないこととなる旨をお伝えしました。
当日は文化祭でざわざわしていましたし、ジャッジ席の後ろの観覧席まで伝わらないような肥えの大きさの生徒もいましたが、みんな頑張ってスピーチしてるのが印象的でした。
多感な中学の時期に、人前で声を張るのは、人によってはハードルが高いことなんだろうなあと思います。
普段のジャッジで御父兄とお話する機会は、ほとんどありませんので、とても貴重な機会でした。