こんにちは、すみれ薬局本店の小原です。
日本列島は10日も高気圧に覆われて厳しい暑さとなり、全国920の観測地点のうち、今夏では最多の151地点で、最高気温35度以上の猛暑日を記録したそうです。
熱中症とみられる症状で千葉、茨城の両県で計2人が死亡し、各地で病院に運ばれる人が相次いだそうです。
そんな中、以下の記事にあるように、熱中症にかかった方の半数に、ある特定の遺伝子が見つかったとの事。
この遺伝子があらかじめ分かっていれば、自分はかかり易い体質であると認識出来ますので、行動するにあたり、大きく安全予防が出来るかと思います。
この暑さが、今の一時的な物なのか、地球温暖化の影響でこれからもずっと続くのか分かりませんが、この遺伝子の関連性、証明を早いうちに実現して欲しい物です。
熱中症で高熱や意識障害に陥った患者の約半数が、特定の遺伝子の型を持っていることを、東京医科大と徳島大の研究チームが突き止めた。
熱中症の重症化にかかわる体質がわかったのは初めて。 予防や治療につながると期待される。
この遺伝子は、エネルギー産生に関係する酵素を作る「CPT2」。
研究チームは、遺伝子の塩基配列が1か所だけ違う型に着目した。
この型を持つ人は40度以上の高熱が続くと、酵素が不安定になってエネルギーを作れなくなり、インフルエンザ脳症になりやすいことを徳島大の木戸博教授らが明らかにしている。
東京医大病院に40度の高熱、意識障害または熱けいれんの重篤な熱中症で運ばれた11人を調べた結果、死者1人を含む5人(45.5%)がこの型だった。
重いインフルエンザ脳症(46%)とほぼ同じ割合で、日本人全体の保有率(14-21%)に比べて高かった。